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2021年02月10日
かつては生産量が全国2位だった!桶川で隆盛を極めたベニバナの歴史/桶川市
はじめまして!
私はベニバナに宿る妖精ですが、表向きはバレエダンサー「蜷川 桶子(にながわ とうこ)」として人間界で生活しています^^
本日は私の住んでいる桶川市の魅力を紹介しにやってきたのでよろしくお願いします^^
桶川市(おけがわし)ってどんなまち?
桶川市は「ベニバナのまち」として知られています^^
なぜここまでベニバナが有名になったのか。
それは天明・寛政年間にある江戸商人が桶川にベニバナの種子をもたらしたことから始まっていたのです。
紅花宿
商人によってもたらされたベニバナ生産は桶川で徐々に広がっていきました。
江戸時代にもなると、桶川はベニバナをはじめとする農作物の商業地兼宿場町として発展し、桶川臙脂(おけがわえんじ)の名で知られるベニバナを生産するこの宿場町はいつしか「紅花宿」と呼ばれるようになりました。
日本でベニバナといえば山形の最上地方がもっとも有名ですが、気候が温暖な桶川では最上紅花よりも一足早く収穫することができたため、紅花商人にも歓迎されたそうです^^
最盛期〜衰退〜復活
幕末になると桶川のベニバナ生産は最上に次いで全国2位の生産量を誇るようになりました。
当時の取引価格はお米の倍にも達し、最上紅花よりも高値で取引されたこともあったそうです。
しかし明治期に入ると化学染料の導入でベニバナの生産は衰退していき、まちの至る所にあったベニバナ畑も次第に数を減らしていきます。
しかし昭和から平成にかけて、桶川の歴史に興味を持った市民たちの中に再びベニバナの魅力に見せられた方々がいました。
彼らが栽培し始めたベニバナ畑は人々の目にも止まるようになり、平成8年には市をあげて「第1回べに花まつり」が開催され、「ベニバナのまち」は復活を果たしたのです。
べに花ふるさと館
こうした影響で市内にはベニバナの名前を取り入れた施設も増えてくるようになりました^^
こちらの「べに花ふるさと館」ではふるさとの味や文化を体感できる施設です。
美味しい蕎麦やうどんを提供しているお食事処からもの作りが楽しめる体験教室、手作り商品が並ぶマーケットまで様々な催しが行われており、母屋ではベニバナまんじゅうやベニバナで作ったはちみつなども販売しているんです^^
古民家の中でいただくお蕎麦も美味しいですよ^^
まとめ
ベニバナにはいろんな用途があります。
私たちに一番身近なものには「ベニバナ油」がありますが、、花の持つ色素は染料にも使われており、紅色系の色素は高級な口紅などにも使用されています^^
先ほど挙げたべに花ふるさと館にもベニバナを使った商品がたくさんあるので、興味がわいた方は是非遊びにいらしてください^^
アクセス
・桶川駅から車で約9分。
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