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今日は坂戸町に咲く「カワヅザクラ」の紹介だ。
坂戸町は「聖天宮」がある町としてよく知られているが、すみよし桜の里にあるカワヅザクラも有名だぞ。
カワヅザクラという名前を聞きなれない者もいるかもしれないのでまずカワヅザクラとはどういったサクラなのかを説明しよう。
カワヅザクラ
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カワヅザクラとは日本の固有種であるオオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑から生まれた日本原産のサクラなんだ。
自然交雑とは人為的ではなく自然状態の下で行われた異なる動植物との交配だ。
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つまり人間で言うと偶然知り合ったフランス人と日本人との間にできたハーフの赤ちゃんってことですか?^^
昇龍「話を生々しくするな!!!まぁそういうことだ。だからオオシマザクラとカンヒザクラの特性を両方持っていることになるな。」
カワヅザクラの特徴
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カワヅザクラの見頃は2月下旬〜3月中旬と早い、これは早咲きで知られるカンヒザクラの特性を継承しているからなんだ。
それとあの花の大きさ、大きいものだと5cmにもなる大輪の花はオオシマザクラ由来のものだ。
名前の由来
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カワヅザクラの「カワヅ」とは静岡県にある「河津町」のことを指している。
河津町民の一人がある日河津川沿いを歩いていると、雑草に囲まれて自生している1mほどの原木を偶然発見したんだ。
のちの学術調査でこのサクラは今までに無かった雑種起源の品種であることが判明し、以降はカワヅザクラと命名された。
町民が発見して庭先に植えた原木は今でも存在しているぞ。
樹齢70年のとても大きなカワヅザクラだ。
まとめ
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そのカワヅザクラは全国に広まり、ここ坂戸町でも見ることができるようになったというわけだ。
すみよし桜の里には土手沿い約1kmにわたってカワヅザクラが植えられている。
春になると150本のカワヅザクラが一斉に花開いてとても美しい光景となるぞ。
4月〜5月が見頃のソメイヨシノを待ちきれない者はぜひ早咲きのカワヅザクラを見に来てくれ!
アクセス
・北坂戸駅から車で約12分。