2021年10月05日
神武天皇が母 玉依姫命(比咩大神)の御霊をお祀りした【妻垣神社】大分県宇佐市
神倭伊波礼毘古命(神武天皇)が日向を発し東征の途中で
宇佐の地に立ち寄られました。
その際、宇佐国造の祖である
宇沙都比古・宇沙都比売(ウサツヒコ・ウサツヒメ)の兄妹は
一行を迎え入れ、宮を造り盛大にもてなしました。
翌朝、天皇は朝霧の素晴らしいこの地をいたくお気に召され、
連なる山々よりひと際輝く共鑰山(別名-妻垣山)の大石に、
母、玉依姫命(比咩大神)の御霊をお祀りするため、
自ら祭主となって、玉依姫命の御霊を共鑰山にお迎えし、
社を「足一騰宮」と名付けられました。
このことより妻垣神社の歴史が始まりました。
その後、神武天皇は侍臣の天種子命に廟の守護を命じて、
東征の途についたと伝えられています。
天平神護元年(765)閏十月八日に宇佐大神より神託があり、
社殿が造営され、共鑰山の比咩大神と八幡大神が併せて祀られました。
天長年間(823~834)には宇佐宮より神功皇后を勧請し、
比咩大神を主祭神として、八幡大神、神功皇后の三柱の神を祀り、
八幡社と号し、宇佐宮八ケ社の一社に位置付けされました。
旧社格:縣社
御祭神
足一騰宮(上宮)
比咩大神(ひめおおかみ 玉依姫命)
本殿(下宮)
一之殿:比咩大神
二之殿:八幡大神
三之殿:神功皇后
ご利益
子宝・安産・子育て・厄災除け、出世開運、武運長久など
鎮座地
大分県宇佐市安心院町妻垣203
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