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2018年12月15日

本カテゴリのはじめに

本カテゴリ「続モノローグ〜浅ましき輩達の咆哮」ですが
基本的には、「モノローグ〜警備服の残像」と同じく
スピンオフエピソードを書いていきます。


ただその内容が、ディープなものというよりは
かなりヘビーで鉄火な事案にスポットを当てています。


警備の仕事で垣間見る、浅ましき輩達の咆哮ともいえる
恥部を記しますが、僕が警備業界を嫌になった
事案も少なからずあります。


このカテゴリも不定期にアップするつもりですが
スパイシーな記事になりそうです。

2018年12月16日

ブチ切れ現場監督

はじめに、14日の記事にコメントいただき
ありがとうございます。



僕も「職業に貴賤あり」という考えは偏見だと
思います。警備業の待遇や社会的地位向上が
偏見を是正する切り札でしょうが・・・



・・・ここからが今日のテーマです・・・
「プロローグ〜交通誘導警備編」の頃でした。
隊員が恐れている現場監督が1人いました。



すぐキレる監督で、彼にも言い分はあるの
でしょうが、何人も隊員が替えられました。



ある夜間現場で、その監督が現れました。
現場は片側交互通行だったので同僚から
体を張ってでも車を止めろと無線が。



とにかくその監督はキレやすかった。ある意味
病気だったのかもしれません。



ある日勤の現場で片側交互通行をしていると
その監督がやってきて軽トラからカラーコーンを
降ろしてくれ、と言いました。



僕は、車が来ているので今は手が離せないと
言うと監督の顔色が変わり、カラーコーンを
5個程掴み軽トラから道路に思い切り叩きつけ



「お前はもう来なくていい!!」
と叫びました。



やった。こんな現場こっちから願い下げだ、
僕は内心思いました。監督はその場で事務所に
電話をして僕を除外したようです。



その後僕は施設警備に行きましたが、
交通誘導の隊員によると、



その監督は自分の不注意で大けがを
してしばらく入院した後、遠くの
現場に飛ばされたそうです。

2018年12月17日

下衆な下水道工事クレーマー(前編)

カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」の
頃のエピソードです。


土曜日の市役所守衛室に苦情電話が入る。
自分の敷地にかかる道路工事が不服らしい。


この手の案件は自治会を通じて根回しを
行うのが通例ですが、一人くらいは言う事
を聞かない人間がいるとの事。


クレーマーの男は罵詈雑言を放ちながら
トラップを仕掛けてきました。


「お前たちとの会話は録音しているぞ」
当務で守衛室に入っていた警備員M隊員。


交通誘導出身で施設警備は市役所が
初めての彼は、市役所玄関前の身障者用
駐車スペースでトラブル事案がありました。


クレーマーの誘導尋問?に煽られるかのように
挑発に乗ってしまったのです。


「はい、こちらも録音しています」
この返答が話をさらに大きくしました。






2018年12月18日

下衆な下水道工事クレーマー(中編)

守衛室では、道路課の職員に連絡を取り
対処を試みるも心当たりはないとの事。


次の日、日曜日も罵詈雑言の波状攻撃は
続きます。警備員はM隊員からK隊員に交代。


こちらからは、とにかく平日開庁日
に話を、と説得も先方は時間がないと一蹴。


後で分かったことですが、道路工事の苦情では
なく下水道工事の苦情であったそうです。


対処が分からないまま攻撃を
受け続ける休日の守衛室。


クレームは、長くなると段々本題からずれて
いくものです。


電話で罵声を浴びせられ続けた
K隊員は、ついに舌打ちをしてしまいます。


クレーマー怒り爆発の一撃。
「お前たち仕事をできなくしてやる」


K隊員が申し訳ございませんでしたと謝るも
「そんな謝罪はいらない、みんなで謝りに来い」
週明けに尾を引く禍根となったのです。








2018年12月19日

下衆な下水道工事クレーマー(後編)

週明けの月曜日、散々守衛室をかき回した
クレーマーの男からは電話はなし。


下水道課の職員が対処したからでしょうか。
しかし次の日管財課に電話があったのです。


警備員の対応に立腹した男の剣幕から、
電話では済みそうにないと判断した管財課係長。


当事者であるM&K隊員を呼び、話をする事に。
M隊員「録音している」→「録音する事もある」
へトーンダウンし、クレーマー少し溜飲下がる。


係長は「録音していると公言するものではない、
この事をマスコミに言われたら
市役所に電話がかかってこなくなるぞ」


さらにK隊員が舌打ち等で事を大きく
したことについて


「課長以上のレベルで、A社を市役所警備委託
から外せという話になれば、万事休すだ」


A社K部長の根回しもあってか、この件は収束に
向かい、僕らは職場を失わずに済みました。


今思えば、年度末で警備業者交代が
妥当だったか。事を大きくした
M&K隊員には責任を取らせて欲しかった。


施設警備は定期的に異動で隊員の浄化を
行わないと、本来の業務より権力闘争に
明け暮れるリスクを抱えます。


ところがカツカツの人員で回す弊害が出て
いざという時に交代もままならない。


警備隊崩壊の憂き目にあっても、一旦リセット
する潮時に来ていたのかも知れません。


もしかしたら僕はA社、いや警備業界をもっと
早く脱出する道を選択できていたかも・・・







2018年12月20日

目くそ鼻くそ(前編)

カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の頃。


ビル管理会社B社は外資系保険会社ビルの警備を
委託され、僕らは警備に従事していました。


一方、設備管理は地元大手企業の子会社が
担当していました。


そこの責任者と警備隊の一人が犬猿の仲で
お互い罵り合う日々。


設備管理の責任者は営業から転職し設備管理は
素人ながら、人事の流れで責任者に。


警備側の一人は設備管理の経験者で、
警備では勤務中の居眠りが激しく、
副隊長を降ろされ平隊員に降格。


その元副隊長が、設備管理の責任者に
事あるごとに茶々入れてきます。


その背景には、B社が警備のみならず
設備管理も取ろうという目論見があった
ようです。元副隊長もその流れで採用か。


お前は設備屋失格と言わんばかりの元副隊長。
そういうお前も居眠りばかりだろうと返す
設備責任者。


この二人の確執はB社が職場崩壊し撤収する
まで続いたようです。

2018年12月21日

目くそ鼻くそ(後編)

ある日、業を煮やした設備責任者が班長の
僕を呼びつけ休憩室で話をすることに。


内容は、元副隊長にされた事に対しての
八つ当たりでした。


ちなみに設備管理に関しては、元副隊長の
言い分が正しく、ぐうの声も出なかったらしい。


その責任者も営業時代は命がけだったという
割には、設備屋としての向上心がなく
資格習得の勉強もしようとしません。


僕が思ったのは二人とも、本業は半人前なのに
お互いあら捜しに終始し、批判ばかり。


目くそ鼻くその生産性のなさが、将来の職場崩壊に
つながったのでしょう。


B社が撤退した後、その設備会社は数年外資系
保険会社ビルに居ましたが、昨年別の大手ビル
管理会社に取って代わられました。


その責任者も別の現場に異動でしょうが、この
調子だともっと辛辣な事を言われているのでは。
特に同じ会社の身内ならなおさらでしょう。


そんな時、僕にしたように別会社の人間に
八つ当たりするのでしょうか。


もう50半ばになっているはずですが、いい加減
自分の事が見えていないのは浅ましいなぁ。


一方、元副隊長ですが外資系保険会社撤退後
介護の仕事に就いたそうです。


以前より痩せてすっきりした体型になったと聞き
ましたが、ビルメン業界で居場所をなくした
のかもしれません。









2019年01月14日

恫喝の応酬(前編)

カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の頃
B社で勤務していた時の話です。



ブラック社員、班長を破壊(前中後編)で紹介
したように、深夜のトラブル発生時に隊長へ
電話すると、発狂まがいの罵倒で支離滅裂。



こればB社を蹴っ飛ばして退職する原因となり
ましたが、もう一人の責任者(班長)の勤務時
同じような事がありました。



翌日、その班長が隊長に「昨日電話では随分
機嫌が悪かったじゃないか」と毒づきました。



隊長は「友達じゃないもん」と自分の行為の
正当性を主張。自分の事は棚に上げ因縁をつけ
部下をクビにする隊長です。



僕ならキレてこう言ったかもしれません。
「友達じゃなければ何を言っても許される。
立場が違えば何をしても許されるんだな」



「その論理で行くと、お前もそのうち後ろから
弓を引かれるぞ!(造反され職場から排除される)」



クビになった元隊員によるインターネットの掲示板
書き込みで職場崩壊するような組織ですから・・・



でも実際上記の言葉を吐けば辞表を出さざるを得なく
なるでしょう。その程度の職場だったという事です。



こんな恫喝の応酬が行われているようでは先が見えて
います。隊員同士殴り合いのケンカをしているのと
変わりません。

2019年01月15日

恫喝の応酬(後編)

B社時代、隊長のパワハラで職場が嫌になった
時、「班長はきついだろ」の隊長の言葉に内心
キレた話をしました。



その時「そのきつさの延長上に何があるのか?
給料が上がるのか、職場での立場が保証される
のか?」と突っ込んでみたらどうなるか?



隊長から、まともな答えが返ってこなければ
こちらから発狂じみた罵声を浴びせたかも。



(隊長)「進歩がない!」の罵倒に対し
(僕)「中身がない!」「上司の価値がない!」
お前は以前の上司からされた嫌なことをそのまま形だけ
やっているだけだろうが。



(隊長)「黙っていちゃわからん!」の罵倒に対し
(僕)「黙っていちゃわからんと言っただろうが
    部下の質問に答えられんのか!」



こんな言葉を吐けば掟破りの逆パワハラかもしれませんが、
退職時の「責任者になった者はクビか降ろされるか
(記事2018‐8‐25)」という毒を吐く伏線でした。



このような職場に共通していると思われるのは
「トップが変」具体的には責任を取らない。



職場崩壊の禍根となった強引な隊員の解雇劇も
証拠を取り弁護士依頼の上、裁判で白黒つければ



会社の責任は問えたでしょうが、精々支店長の
首がすげ変わるくらいでしょう。あくまで一地方
現場の不祥事ということで収束させる。



こんな職場は暴力(恫喝)が横行します。
手段を問わず力で抑えた方の勝ち。これに
抗うには最終的に裁判になるのでしょうが。



組織的には見かけホワイトのようでも
現場隊員をとことん追い詰め職場崩壊する
ブラック企業は衰退するべきです。


2019年01月19日

警備員のケンカは売った者勝ち?(前編)

これは僕の経験から言えるのですが
この仕事でよく聞くのは「人を抑える」
という文言。



言い換えれば手段を選ばず他人を黙らせる
といった事でしょう。



大声で恫喝するなどその最たるものです。
そういった輩が警備の現場では美味しい想いを
している。



言い返してケンカになれば両成敗で最悪現場
から排除になります。だからケンカを買わず
我慢するのは社会人として全うな対応ですが



ただそれは警備の現場では報われない事が多い。
大概はケンカを売った方の言い分が通ります。



警備会社の信頼を損なわない配慮で
我慢して大人の対応を
した隊員は冷や飯を食う羽目に。



これが警備業界ならではの理不尽さだと思いますが
ケンカを売った方は安泰なのでしょうか?




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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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