今回は、僕が警備含めたこれまでの知見に、
セキュリティーのプロの意見を加えたもので
危機管理の一助となれば幸いです。
善人の振りをした悪人がいる。見た目で
悪人と分かれば楽なものです。
善人と言いましたが、社会人としての良識を
以て接してきます。チンピラとは一線を画す
ものです。
やたら親切にしてくるのも要注意。これは
恩を売っておく戦略なのかもしれません。
頼みもしない親切には、下心があると
観た方がいいでしょう。
小さな恩の積み重ねで、相手をコントロール
しようとする人もいるかもしれません。
こういった一見、良識人を装って相手の懐に
入り込むスキルを持っている。
第一印象の重要性を知っているので
外見を整えるのも、手抜かりはありません。
シンガポールの空港で、金正男氏を殺害した
実行犯は、女性でした。女性なら警戒されに
くい、といった盲点を突かれたのです。
その他博学で話が面白い人も、警戒したほうが
いいでしょう。なぜなら、彼らは人を魅了する
スキルも持っています。口数が多いのも要警戒。
相手が魅力的なのか?それとも故意に
魅了されているのか吟味が必要です。
警備員時代は、現場の隊員レベルでは
見た目が9割で間違いない。
しかし、いわゆる業界と交流のある人
レベルになると、ちょっと話は変わって
きます。幹部クラスですね、
以前、警備はギリギリ堅気の仕事という
記事を書きましたが、板子一枚下は
なんとやら。
半分、あっち側と交流があるのではないか
と疑うような人も見てきました。
見た目は、一般人と変わりません。
言っていることも、常識的です。
それならば、何がやばいのか。
これは生きざま、つまり結果を見ていれば
分かってきます。
敵は多すぎないのか。親交は広いが恨みを
買っている人は多くないのか。過去業界で
爪はじきにされるような事はなかったのか。
中年以降は、顔に生きざまが出てくるので
人間ウオッチングに慣れた人なら、見抜ける
かもしれない。
それでも、良識人を装って他人を嵌める
事に、快感を感じる輩もいるのです。
犯罪者予備軍とは言い過ぎにしても、
要注意人物レベルと言えるでしょう。
彼らはルールの抜け道を見つけるのが
上手く、他人の裏をかいて優位に立つことが
得意です。それも法に触れるスレスレで。
そんな人、思い当たりませんか?
あなたの知人にも、いると思います。
彼らは自分の力の及ばない所で、他人から
助けてもらうことを嫌がります。恩を売るのは
好きでも、売られるのは不服なようです。
ところで資本主義はずるい奴が勝つ、と
いった格言?もあります。
これまで人類は磨いてきた能力は争い(戦争)
と欺瞞だけと皮肉る人もいます。
しかし、遅々としてですが時代は変わりつつ
あります。他人の挙げ足を取って勝つことが、
果たして長期的な成功につながるか?
これまで通用していた、他人を抑えるための
姑息な手段が、通じなくなるかもしれない。
やはり最後にものをいうのは、公明正大さでは
ないでしょうか。ビルメンや警備でも最後に残る
のは、そんな組織でしょう。
とは言え、そんな悠長な事を言ってられないと
言う人は、業界外へ転職するしかありません。
その際に、警備で磨いた人を見る目が活きて
来ます。
警備員として勤めるのは、人を見る目を磨く
修業の一環でもあるのです。人の嫌な部分を
これでもか、と見せられるかもしれない。
他人に嵌められマウントを取られた屈辱も、
後の肥やしになる。無駄な経験などないの
です。
もっと大げさに言えば、警備の仕事を通じて
他人を疑うことを悪と思わないことも、
スキルなのです。
あとは他人のやっていることを観察する
ことで、矛盾や違和感を感じたら放置しない。
無防備に接しないこともスキルです。
警備であっても、自分の身を守るスキルを
磨くことができます。それは警備以外の仕事
に就いても、活きるに違いありません。
スキルマーケット【ココナラ】
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