2024年11月06日
巻き込み力というスキル
仕事ができるとはどういう
ことなのか、転職先でも活きる
スキルとは何なのか。
今回の結論は、タイトルにあるように
周囲を巻き込む力。
これ、普段からの立ち振る舞いが
鍵になってきます。
周囲を粗末に扱うような人には
決して付かないスキルです。
周到に根回しをし、一見損と思える
ことも辞さない。こうして人間関係を
構築することが必須。
いざという時、協力してくれる人を
どれだけ持っておくか。
ちなみに話は脱線しますが、
自立するとは、依存先を増やす事。
例えば、職場のコミュニティだけに
依存せず、社外のコミュニティとも
繋がっておく。
収入を1つの仕事で1つの職場だけで
なく、副業や投資などで別に持っておく。
これ、リスクヘッジなんですよね。
1つがダメになっても、他が機能する
ことで、詰まないようにする。
さて、話は戻りますが
巻き込み力が育たない人はいます。
どんな人でしょうか。
自分が主人公になりたい。
職場をどうしたいかより、自分が
マウントを取りたい。
こんな人は出世させてはいけません。
出世とはいかなくても、職場で主導権を
握るリーダー的存在には、向かない。
自らに肩書が欲しく、それで周囲を
抑えたい。警備では珍しくない光景。
全てがそうとは言えませんが、
自分が警備現場において専制君主に
なりたくて、責任者になる人もいる。
もっとも、幹部に気に入られていないと
難しいので、変な責任者がいるのは
会社幹部も変、という相似形が見えます。
さて、巻き込み力は警備でも鍛える
ことが可能です。
施設警備なら、クライアント・設備管理や
清掃スタッフなどが働いています。
交通誘導警備でも現場監督はもちろん、
作業員さんとのつながりがある。
これらの人たちとの連携無くして、
業務遂行は不可能です。
挨拶など、最低限のコミュニケーションが
できれば、業務遂行できますが
もっとスムーズに、生産性を上げるなら
相手のやりたいことを察知して根回しを
するとより良い。
もちろん警備仕様書の範囲内で、です。
越権行為は、嫌われるだけでなく
社会人としての常識を疑われます。
これとは逆に、カテゴリ「施設警備〜
市役所葛藤編」で清掃会社が警備
範疇外の業務をふっかけてきた。
その時、警備会社の上司が清掃会社の
社長と呑む機会があるから、その時に
言っとくよ、で解決に向かいました。
これは現場レベルでは難しい案件
でしたが、上司ならではの解決法ですね。
ポイントは、持ちつ持たれつの意識。
立場上、一線を引かなければならない
所はあるけれど、お互い様。
そうやって協力体制を築いておくと、
有事の際に、真価を発揮できます。
一方、有事の際に協力者が得られず
被害が拡大するのは、普段の立ち振る
舞いに問題があったからでは。
同僚にマウントを取ったり、周囲の
人間をぞんざいに扱ってきた結果なの
です。
被害事案があっても、大したことなく
収束していく人。
それに対して、どんどん被害が大きく
なり、上層部が介入せざるを得ない
事案を招く人。
この違いは、普段の立ち振る舞い
もっと言えば、人間性に帰結する
ものでありましょう。
もし貴方が、職場で冷や飯を食わされ
転職を考えるなら、巻き込み力に留意する
のがいいのでは。
これ、人付き合いが得意とかどうかは
あまり、関係がありません。業務上
だけの付き合いだからです。
愛想よくしているのも武器になります。
人間は愛想のいい人に、話かけたく
なるもの。
くれぐれも、怖いオッサンになるのは
避けましょう。
ただ、人間関係が殺伐としている環境では
自然と、そういう顔になってしまいがち。
それならば、環境を変えることも考える。
根回し力って、究極はこの人に頼られ
たいか、になってくる。
味方を増やすゲームのようなものです。
警備員としての一線を守りつつ、
人間味のある対応ができるのが
ベストではないでしょうか。
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