2024年11月25日
難関資格より組み合わせ
過去記事「難関資格より縁」では
難しい資格取得に費やす労力より、縁を
得る方が、コスパに優れる話でした。
今回は、難関資格1つよりも
取りやすい資格の組み合わせで、
転職の幅が拡がるという話をします。
ここに来ている皆さんは、
施設警備2級検定を持っている人が
少なくないのでは?
これだけでも、警備業界内の転職なら
武器になります。国家資格です。
人手不足に加え、配置基準も
厳しくなっている背景があります。
特に公共性の高い施設はそうですね。
しかし、これだけでは警備業界外への
転職にはちと厳しい。そこでどうするか。
別の資格と組み合わせる事で、仕事の
幅を拡げることができます。
例えば、危険物取扱者。
乙種四類は一番人気が高く、
受験者も多いです。
上記の危険物乙四と、施設警備2級
検定を組み合わせると、どんなニーズに
対応できるか。
セルフスタンドの夜間監視員の仕事が
あります。危険物乙四は必須でしょう。
そこへ、セキュリティの知識があります。
それを証明する国家資格をプラスする。
セルフスタンドの夜間監視員は多くは
1人勤務で、有事の対応も求められる
でしょう。
そこへ、警備の資格保有者が来れば
使う側にも、安心感を与え有利になる
のではないでしょうか。
その他、僕の地元では油槽所の
当直員の求人も出ていました。
ちなみに危険物乙四ですが、難易度的
には低い方です。但し勉強せずに合格
できるほど、簡単ではありません。
良い参考書や問題集でしっかり勉強
すれば、1発で合格できると思います。
過去記事「危険物取扱者資格取得のすすめ」
をどうぞ。
カテゴリ「暗中模索編」で僕が職業訓練に
通っている時、訓練校側で危険物取扱者の
受験対策として、補講をしてくれました。
職業訓練に通うなら、訓練科に関わらず
取っておきたい資格の一つです。
今警備員をやっていて、転職したいけど
何をしていいか分からないならば
取れそうな資格をピックアップして
挑んでみればいい。
とはいえ、警備の拘束時間からすれば
新たに資格所得の勉強をするのは
かなりの負担です。
施設警備2級検定でも、仕事をしながら
だと、勉強はしんどいもの。
そこで、人生のリセットを兼ねて
職業訓練に行くという奥の手がある。
詳しくはカテゴリ「警備員を辞めたい
人へ」を参照ください。
訓練校では訓練科の勉強がメインですが
その他の資格取得の勉強を行う、最適な
環境です。学生時代の生活サイクル。
僕は電気科でしたが、二種電気工事士の
他、危険物乙四・2級ボイラー技士資格を
取る事が出来ました。
揃えればビルメン4点セットと言われる、
冷凍機資格まで取るところまでは、
行きませんでしたが。
ちなみにビルメン業界での花形?資格と
して、電験三種(第三種電気主任技術者)
というものがあります。
かなり難しく、科目別に合格する事も
できますが、これにかける労力があれば
別の方法を使ったほうがいいのでは。
これが本記事での主張です。どうしても
設備管理の仕事で伸びて行きたいなら、
話は別です。
その他、訓練校で案内していましたが
フォークリフトの資格も勧めて
いました。
将来、運輸関係の仕事に就きたいなら
取っておいて損はないでしょう。
新たな資格所得を目的に、職業訓練に
通うのも悪くありません。訓練後は
元の仕事に戻る人もいるのです。
その際は、取りたい資格の受験日程を
調べ、訓練中にいけるかどうか。
大抵、試験は土日にあるでしょう。
加えて、上記危険物乙四資格のように
訓練校でのフォローがあればベスト。
要するに資格取得に向け、戦略的に
動けば、成果が上がりやすくなります。
訓練校では、資格取得の案内はしますが
目的は就職(転職)に役立てるため。
戦略的に動く事は、転職活動にも
活きてきます。
中年からの転職は、頭脳も体力も
衰える中、限られたリソースを使って
成果を出せるかが鍵です。
そのために知恵を使い、戦略的に動く
ことの重要性に気づけば
ある程度満足できる、自分の居場所に
たどり着くことができるのでは
ないでしょうか。
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