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2018年07月01日

敗戦処理

市役所撤退後、Y課長が敗戦処理を行いました。もちろん
特別待遇のI・Kは市や県の文化施設に異動、僕は公立病院。

市の文化施設は新規物件で、1から立ち上げとなります。
I隊長ともう一人Y課長縁故の隊員が配属されました。

他の隊員も別の職場に散っていきました。ここで敗戦処理の
明暗が分かれ、Y課長が目にかけていた隊員はほぼ安泰でした。

一方、僕をはじめY課長のメガネからあぶれた隊員は行き詰る
羽目に。市役所撤退後2か月後、1人元同僚が退職しました。

2018年07月02日

無謀な人事

公立病院に研修で来たものの、Y課長の対応は適当なものでした。
制服(市役所とは違う)が貸与されましたが、半袖のはずが長袖。

そしてあるベテラン隊員を排除し、代わりに僕を配属するとの話。
彼は還暦過ぎで少し足が悪いが、勤務態度は問題ありませんでした。

Y課長の無謀な人事に腹が立ちました。そのベテラン隊員は医療
スタッフとの関係も良好でした。病院職員(市の職員)も然り。

そんな形で配属されても禍根が残ります。Y課長なりの大義名分も
あるでしょうが、市役所撤退後の敗戦処理失敗が目に見えてきました。

2018年07月03日

計画頓挫

窮地のベテラン隊員は仲の良い市職員に相談しました。総務課に
話が行ったそうです。総務課はA社に今年度は人を変えるなと通達。

僕が研修に来る直前に、70代の隊員が自己都合で他の施設に異動
しました。1年で続けて2人も隊員を変えるな、ということです。

ベテラン隊員は1年首がつながった、と喜んでいました。Y課長の
人事計画は頓挫し、一から練り直さなければならなくなりました。

Y課長は僕を市の新規文化施設に配属する事を嫌がっていたようです。
I隊長と同じ施設に配属するのは、これまでの経緯上まずかったか。

2018年07月04日

日干しにされ・・・

公立病院での研修も終わり、Y課長は人事については後で
知らせるので待機するように、と僕に命じました。

それから約一か月、音沙汰なしでした。当然給料もゼロ。
心配した他施設や交通の隊員が、専務に相談したらと助言。

敗戦処理失敗のしわ寄せが来ました。市役所のような施設を
失い、全ての隊員の受け皿を用意する余裕はA社にはありません。

僕は、親戚筋をあたり次の仕事を探し始めました。それなりの
情報はありましたが、かつての同僚から警備で転職の話が・・・

2018年07月05日

チャンス到来

かつての同僚とは、市役所警備時代に市議会対応で応援に来た
隊員でした。彼はその後A社の待遇に不満があり退職しました。

今は、外資系保険会社ビルの警備をしているとの事。その彼から
電話があり、一人欠員が出て募集をかけようとしている。

あなたさえよければ入社の方向で話を進めてもいいか、との話。
僕は承諾し、履歴書等書類の提出準備を始めました。

そして、A社にはこの話は内緒にしてくれとの事。干されたとは
いえ引き抜きのような形で転職してはバツが悪いのでしょう。

2018年07月06日

A社退職

面接を経て新しい会社に採用となり、A社には辞表を提出しました。
その直前Y課長から連絡があり、練り直した人事について説明が。

研修した公立病院は週1の応援で、その他はI隊長と同じ市の文化施設
に勤務して欲しい。あまりにも時間がかかり過ぎでした。

辞表の提出を知ったA社社長は、辞めないでくれと慰留しましたが
僕は直接社長にこれまでのY課長との経緯を説明しました。

社長は激怒し、Y課長を糾弾したようです。もちろん僕は別の警備会社へ
行くとは言いませんでした。Y課長の失策を最後の最後に利用できました。

2018年07月07日

亡社のイージス

ここで僕のハンドルネームである
「亡社のイージス」について。



映画「亡国のイージス」のモジりですが、
由来とは何か?



警備員として6年間市役所庁舎の楯
(イージス)をもって任じ、客先特に市の
力ある人達から認められ信頼されました。



しかし入札に負け撤退してみれば・・・



仕えた会社に自己実現の為の「実体」はなく、
Y課長を筆頭に一部の私利私欲が優先し、
美味しい所はY課長の部下が持っていきました。



A社は交通誘導から7年お世話になりましたが、
わびしさを置いて出港する亡社のイージスは
何を守る楯となるのか、航海は続きます。

2018年07月08日

Y課長の末路

僕がA社を退職後、Y課長はどうなったのでしょうか?
聞くところによると、多額の借金を抱えていたようです。

市役所警備をA社の子会社で落札した暁に、多くの報酬を期待
していたようですが頓挫し首が回らなくなったようです。

もともとギャンブル好きで、サラ金はもとより闇金からも借金
していたらしく、A社から子会社に移籍し交通誘導の現場に。

まるで懲役刑のような扱いですが、それでも足らず家や車も手放し
県外へ出稼ぎに行った後消息不明になったようです。

2018年07月09日

B社入社

新しく入社したB社は、東京に本社があるビル管理会社です。
地方の各ブロックに支店があり、地元には出先の事務所のみ。

地元には外資系保険会社ビルのみ現場がありました。警備総勢16人。
受付の女性4人も警備員扱いでした。ビルは女性が9割を占めます。

守衛室に相当する防災センターに案内されました。監視カメラや
扉センサーなど最新機器で固めた現場は市役所とは別世界でした。

外資系らしく入館用にIDカードが必要で、発行に一週間ほどかかるので
暫く代わりの入館カードを使用。出入管理の厳しさはピカイチでした。

2018年07月10日

破格の待遇

B社の待遇は地元の警備業界では、破格の待遇でした。
東京ベースの給料で、労務管理のレベルも違いました。

これは、ビル管理会社というのもあったかも知れません。
警備だけでなく、設備や清掃といった職種もありますから。

業務は当直(24時間)→明け→当直→明け→公休→当直→明け→
日勤→公休→公休→当直が一般的なサイクルでした。

A社と比べれば公休が一気に増え、年休も使えることが驚きでした。
現場が名の知れた外資系保険会社ビルなので、少しステータスUP?


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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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