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2024年08月25日

人を安く使おうとすると





今回は、警備員の知人から聞いた話を
基に、立場の弱い方に嫌な事や面倒な事を
振っているとどうなるか、という話です。



知人は、港湾警備を担当しています。
客船受け入れの際に、警備を行う。



その港では、受け入れ準備が大変で
屋根付きの蛇腹などを移動させなくては
いけない。



それを嫌がった警備業者が、
やりたがらない。おそらく入札では
応札者がいなかったのでは。



結局、地元自治体の職員がする事に。
営利企業では、割に合わない仕事は受け
ませんからね。



一方で、こんな記事もありました。



佐賀県小城市観光協会では、職員が全員退職
したため、今月から臨時休業していることが
分かりました。



市などによりますと、業務再開のめどは
立っていないということです。



小城市などによりますと、小城市観光協会は、
市のふるさと納税の返礼品の業務を請け負い、
その手数料収入で運営してきましたが、



収益が減少するなどしたため観光振興に
専念するとして、去年、返礼品の業務に
ついて市との契約を解消したということです。



その後、最大9人を雇用していた職員の
人数を3人に減らして対応していましたが、
先月末までに自己都合などで全員が退職したため、



今月1日から事務所を閉鎖して臨時休業し、
業務再開のめどは立っていないということです。



観光協会は、市内の観光案内やイベントの
開催、施設の管理などを行っていますが、



当面、観光の問い合わせなどは
市の商工観光課が窓口となり、



施設の管理などの業務も市で
対応していくということです。



これも下請けに割りに合わない仕事を
押し付けたのが原因では。



両者とも共通しているのは、人を安く
使おうという思惑。



負荷に見合った報酬を与えないと、誰も
する人がいなくなる。保育士さんの一斉
退職も同じ構図ですね。



人を安く使おうと言う搾取根性に対して、
「やらない」という意志表示が今後切り札に
なるでしょう。

2024年08月23日

白黒思考から脱却しよう





僕もそうですが、悩みに直面すると
真面目な人ほど、二者択一の白黒思考に
なる傾向がある。



今回は、もっと大らかに構えるのと
グレー思考でいいじゃないか、と言う
話をします。



まず、問題に直面すると
目の前がすぐ真っ暗になり
二者択一になる。



極端な話、生きるか死ぬか。
人生論で、これで成功したなんて
逸話もありますが



生存者バイアスのなせる業で、
潰れてしまった人も少なくない
のではないか。



まず、生きる(生き延びる)モードを
選択しよう。



その上で、どう生きるかを考える。
図々しく生きる、マイペースで生きる
しぶとく生きる・・・など。



孫子の兵法も、相手に勝つことが目的で
なく、自分が生き延びることがテーマに
なっています。



この白黒思考、自分がきつくなって
しまう。



さらに言えば、真面目に対応するべき
相手と、そうでない相手がいる。



真面目に対応するべきでない相手には、
適当でいいのです。



厳しい親や、教師から厳しくしつけ
られた枷に気づこう。



何でも白黒をつけ、真摯に対応する
ものじゃないことを。



ただそんな人は決断力が高く
責任感も強いので、組織でリーダーに
推されたりします。



その強みを生かせる環境を目指すのが
いいと思うのですが・・・



自分の真摯のまともに答えない相手や
組織を選ばないこと。



といっても、それが完全に実現する
環境は少ないでしょう。



そういう時の心の処方箋として
持ちたいマインドセットは



世の中、ほぼ茶番劇。



茶番劇の中で、自分はどう演じるか。
真剣勝負だけが能じゃない。上手く
立ち回るパフォーマンスも有効。



筋を通す事は、僕も好きですが
曲がったり折れたりしている筋の
方が多いのです。



使う側が適当なら、使われる側も
それ相応でいい。



但し、それが許されなかった環境が
個人的にありました。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社。



24時間拘束の当務では、3班に分けて
責任者を決めていました。隊長は当務に
入らず、平日の日勤のみ。



責任者を班長と呼んでいました。当務の
責任者です。



それ故、問題が起きれば仮眠時間でさえ
犠牲にして、対応しないといけない。
それが仕事といえばそうですが



ある時、平隊員が深夜巡回に行ったまま
数時間帰ってこないという問題が発生。



深夜は、巡回ポストと詰所ポストの
2つ。1時間単位で交代します。
1時間いや30分あれば十分回れます。



巡回の途中、長椅子で寝ているのでは
ないかと言う疑惑が発生。



こんな適当過ぎる部下の尻ぬぐい
よろしく、班長は起きてきて点検する
事も必要じゃないかと、隊長。



隊長は面倒な事が起きれば、班長の負荷が
増えると口癖のように言っていました。



潰されると思った僕は、退職を選択。
それなら隊長が抜き打ちでチェックに
来ればいいのでは。



この職場の問題点は、隊長が責任を
取らず、適当過ぎる平隊員の粗相を班長に
尻ぬぐいさせようとしたことにある。



僕が辞めた後、班長制度は崩壊しました。
時間帯責任者と名を変えましたが、適当な
平隊員の勤務態度は変わりません。



そんな組織は、見切りをつけて当然です。
自分が壊される前に。



このように、上司も部下も適当な組織が
存在し、真面目な人が板挟みになり、
搾取する構図で成り立つ職場もある。



自分が適当に対応する裁量がない、
そんな職場は避けましょう。



最後に、自分は警備しかできないと
いった白黒思考も一旦見直してみては。
使う側の刷り込みかもしれません。



普段の働きを称賛し「君しかいない」
「期待している」との文言を言ってくる
上司。



お前は警備しかできないんだよ、文句を
言わず黙って働け、という裏返しかも
知れません。



やる事がほぼ同じであっても、雇用主が
違えば、待遇も人間関係も違ってきます。
過去記事「空港の仕事」も参考に。



必ずしもそうとは言えないかも知れない。
この想いは、白黒思考による縛りを脱する
参考になるでしょう。

ConoHa WING(コノハウィング)

2024年08月21日

期待に応えるから





今回も、労働者の不都合な真実
シリーズです。皆さんも味わった
経験があるのではないでしょうか。



結論は、タイトルに続き
期待に応えるから、面倒なことを
頼まれる。生真面目は損というもの。



こいつ期待に応えてくれたぞ。
もっと面倒なことを振ってやれ。
最近の使う側の意識はそうでしょう。



本来なら、高度なスキルや知識の要る
面倒な事を頼むなら、報酬で
報いなければならない。



しかし労働サブスク、言い換えれば
定額働かせ放題の環境では、報酬を
上げることはありません。



期待に応えるほど増えるのは、報酬では
なく仕事であった。



その辺は過去記事「激務のおかわりは」
でも紹介しています。



そもそも期待に応えれば報われる仕組みは、
終身雇用・年功賃金が担保していたのです。



上司の無理難題でもこなすことで、
報われていく。出世して行く。
日本企業の指揮命令権は世界一厳しい。



ただ、ブラック企業の台頭でそれも
壊れて行きました。



ムチとも言える、先述の指揮命令権だけが
肥大して、アメとも言える終身雇用・年功
賃金がしぼんでいった。



こんな環境で、誰が期待に応えるのか。
期待に応えた延長上に何があるのか、
キャリアパスを示すべきです。



これが、日本が30年以上停滞している
原因ではないかと思うのですがね・・・



では、これに対抗するにはどうすれば
いいのでしょうか。



まずは、環境を選ぶ。
期待に応えたら給料を上げてくれる
所で働く。



それと同時に、群がってくるハイエナを
見極める。



ハイエナと言いましたが、貴方の働きを
搾取する人たちです。テイカーと言い換え
てもいいでしょう。



これも過去記事「ギバーとテイカー」
参照願います。



ところで給与で報いてくれる環境なら
まだいいのですが、そうでない環境で
働いている人も少なくないでしょう。



そんな環境で、身を守るには
どうしたらいいか。



干されない程度に期待に応える。
60〜70点でいい。



但し小さな仕事でミスを避ける。
このくらいなら任せてもいいと、
いい意味で諦めさせる。



警備でいえば、巡回は手を抜かない。
変に省略したりしない。



手を抜いても支障のない状況なら、
監視カメラに映るところだけでも
巡回する。



ここで、上司に対する期待値の
コントロールテクニックが要ります。



ルーチンワークはこなしてくれるし
現場隊員としては使えるけれど、
責任者クラスには少し足りないな。



警備を長くするなら、このポジションを
キープするのがいいでしょう。会社や
上司から過度に期待されない。



責任者になれば、気持ちばかりの手当
(ない職場もある)と引き換えに
責任は爆上がり。



人を使う苦労は、警備に限ったものでは
ありません。



警備はそれに加え、部下となるのは
社会人として、レベルの低い人である
可能性が高くなる。



もし貴方が、上記のような状況になり
手詰まり感に苛まれているなら、転職も
視野に入れましょう。



それも、警備業界外への転職がいい。
カテゴリ「警備員を辞めたい人へ」が
参考になるでしょう。



というのは、僕もかつて同じ経験をした
からなのです。



警備業界、どこに転職しても同じような
扱いを受ける。期待というカマをかけられ
無限に頑張らせられる。



かといって、それが将来の豊かさに
繋がっているかと言えば「ノー」と
考えました。



これまでの経験からすれば、当然の
帰結です。



そして僕は、警備業界いや
ビルメンテナンス業界からの
脱出に成功しました。



最後に期待に応えるなら、期待してくる
相手や環境を見極めよう。生真面目が
活きる環境であることを。



そうでないなら、上司の期待値を
コントロールしながら、干されない
程度に応える。



この乱世、生き延びることが最重要
ミッションです。上司の期待に応え
潰されてしまっては元も子もない。



まずは、自分を守ることを考えて
生き延びましょう。

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2024年08月19日

優秀さがアダになる?





今回は、ある漫画の出典から
転職先で上手くやっていくには
どうすればいいか、ヒントを語ります。



漫画「最近の若いモンは」295話より
新人(木村君)が仕事を取るのに
一番大事な事を課長が語ります。



新人と言いましたが、転職先でも
新人なので、共有できる部分はある
でしょう。かいつまんで紹介します。



人が人に仕事を任せる時、大切な
何かを他人に託す時、最も重要な
判断基準は何だと思いますか?



木村君は「優秀な人」と答えます。
課長は、それも一つの要素であり
お客様から見れば優秀な人がいい。



それから言えば、新人が担当者になる
なんて、メリット0と言い切ります。



木村君は、だからこそ早く優秀になり
たい、実務をもっと教えて欲しいと
課長に詰め寄ります。



が、優秀さに固執するのも悪手。
考える事も誰にでもできる。
そう課長は返します。



仕事の知識・実務の経験「優秀さ」は
一朝一夕では身につきません。



実務の「優秀さ」で先輩や私を越える
のは一体いつになりますかねぇ?と
諫めるように言う課長。



但し、人に仕事を任せる上で「優秀さ」
はあくまで一つの要素でしかない。



たとえ新人でも「優秀」でなくても
仕事を任せられる要素がある。



それは「信用」です。



極論信用さえ得られれば、強大な他社や
優秀な先輩と競合しようとも、たとえ
新人でも、仕事を任せてもらえる。



それを聞いた木村君は、優秀だから
お客様は信用してくださるんじゃ・・・



もちろん「優秀さ」も信用を得る一つの
要素です。



経験に裏付けされた技術・知識・対応力。
それらを持って優秀とし、その人間を
信用する。



課長は続けます。優秀であるかどうかは
どう見極めますか?例えば美容院を選ぶ時、
一人一人聞いて、回りますか?



木村君は、ネットのレビューや友人に
聞いたり・・・と言いかけてハッと
気づく。



課長はそれに呼応したかのように、
「信用」を花に例えます。



花びらは評判・見た目・所作といった
外に見えるもの。



経験・知識・技術といった「優秀さ」は
花を支える茎のようなもの。
あくまで一つの要素なのです。



ではすべての土台となる「根」が腐って
いればどんなに美しい花でも、どんなに
優秀でも、すぐに枯れてしまいます。



ちなみに優秀であることそれ自体が
害となることすらありえますよ。



ここで課長は席を立ちます。木村君は
根っこは何かを教えて下さらないのかと
食い下がります。



信用の花の根が何か、これは私
(課長)が教えてはいけない。
ご自身で気づくしかない。



これで紹介を終わります。あとは
ご自身で検索してみてください。



人は人に仕事を任せる上で「信用」は
最重要です。それを実現する手段として
最初に思いつくのが「優秀さ」でしょう。



ただそれが最重要とは限らない。
かえって優秀さがアダになる時も
ある。



これはある程度社会人経験があるなら
共感するもので、仕事の優秀さと出世は
必ずしも一致しません。



信用をどうやって築くか、これが組織で
上手くやっていく上で、誰もが直面する
悩みです。



優秀さばかりに拘泥(こうでい:
こだわること)すると、周囲との摩擦が
起きて評価されるとは限りません。



皆の前で相手の間違いを喝破して
恥をかかせたり、揚げ足をとって
マウントを取ったり・・・



これらは、正論であってもビジネスでは
悪手とされています。感情的に禍根が
残る。やり返されるに決まっています。



第一、相手のやっている事のチェック
ばかりやっている人は、何も生み
出さないという評価にもなる。



優秀さばかりが、信用を得る手段では
ないよ、むしろ諸刃の剣であると
前出の課長は言いたげです。



それでは、花という信用を得る「根」を
育てるにはどうすれはいいのか。
各人で最適解を見つけるしかない。



人も持つ長所はそれぞれ違います。
己の長所で勝負しろ、ということ
でしょうが



皆さんの中には、自分の長所がわかり
それで成果を挙げている人もいる
でしょう。



しかし、いまいち勝負すべき己の武器が
わからない。そんな人へヒントとなる
ブログ記事(最後にリンク)を挙げます。



ブログ主さんが言いたいのは、強い
奴が勝つのではなく、環境に適応した
奴が勝つ。



必ずしも強い(優秀な)事が生き残る
上での武器となるわけではない。



ポイントは適者生存。その上で3つの
項目をあげています。長く社会人を
やってる人でも、忘れがちです。



競争社会なので、敵に勝つことが
勝利とばかり思われがちですが、
生き残らなければ、意味がありません。



孫子の兵法も、究極の目的は
生き残ることだったりします。



ブログのリンクはこちらです。
適者生存…強いから生き残るわけではない

TVCMで話題のココナラ

2024年08月18日

その人の正体を測るには





職場でいろいろな人と接して、
この人距離を置いた方が
いいんじゃね?という人がいる。



今回は、その基準の一つを紹介します。



ぶっちゃけ言うと、年上または立場の
強い人に媚びて、年下には強く当たる人。
上からの評判を当てにするのは危険。



総じて、年下からの評判が悪い人は
外面が良く、立場の弱い人には感情を
むき出しにする。



この人によって態度を変えるのは、
人間関係で一番嫌われる悪手です。



警備でも同じです、自分が若手だった
頃(それでも30代)、自分が楽を
することばかり考えるおじさん。



交通誘導警備で面倒なポジションを
僕に押し付け、自分は楽なポジションに
就こうとしていました。



現場監督がこれに気づいて、ポジション
チェンジを命じました。「このおじさん
、ダメ」と。



年下と接するには、年上と接するよりも
難しいのです。



サラリーマンの世界では、上に好かれて
引き上げてもらう、が出世の王道と
言われています。



それ自体は間違ってはいませんが、年下や
部下を踏み台にしているとどうなるか。
水面下で敵が、増えていく。



ある時元部下が、自分の上司と仲良くなり
リベンジをしてこないとも限りません。



ちなみに上司は嫌われてナンボという人は、
嫌われてでも厳しい事を言える自分、部下の
ために頑張っている自分に酔っているだけ。



上司ぶっているだけなのです。



かつてそんな隊長がいましたが、元部下
からのリベンジにあって、失脚しました。



嫌われるのではなく、緊張感を持って
業務を遂行してもらうように留意する。



舐められたくないなら、言葉以上に
行動して、成果を出せばいいのです。



パワハラに対する目が厳しくなって
きているご時世、年下からの評価も
侮れません。



そのうち部下が上司を評価する仕組みが
出来てくるかもしれませんね。



そういう我々も、マネジメントに留意した
指導方法のアップデートを続ける必要が
あるのではないでしょうか。

2024年08月16日

暴走したエゴの代償





資本主義に競争はつきもの。
と同時にオーナーのエゴが暴走する
リスクを秘めています。



今回は、警備員時代あったことを
回想し、あまりお勧めできない
警備会社について語ります。



今回言う、お勧めできない警備会社とは
何か。ライバル会社の看板物件を奪う会社。



地場警備業者は、交通も施設も物件を
取ったり取られたりでしのぎを削って
いるものですが



ライバル会社の看板物件(特に施設)を
強引に奪ってしまうとどうなるか。



当然取られた方は激怒します。
この「相手を本気で怒らす」のは
限度を知らない、エゴの暴走です。



人間関係でも、法人であっても
相手を本気で怒らすとどうなるか。



必ず、報復を生みます。自分の会社の
看板物件を取られる。やったように
やり返される。



または敵対関係にある警備会社同士で
結託して、包囲網を敷かれ屈辱的な形で
施設物件を撤退せざるを得なくなる。



過去、僕の勤めた警備会社で
他社の看板施設を安く取った事が
ありました。奇襲に近かった。



市の施設でしたが、当時は落札すれば
4年間随意契約で行けるはずでした。



ところが、年度末の市議会で政治的な
横やりが入り、1年で再度入札に。



幸いにして落札できましたが、数年後
またもや政治的な横やりが入ります。



1回落札した業者は、次回の入札に
入れない。同じ土俵に上げてもらえない。



そうなると、別会社を作って入札する
しかありません。



入札にはランク制限があり、Aランク
規模の業者しか入れない。



そうなると別会社を大きくする必要がある。
落札に失敗すれば投資が無駄になります。



かくして別会社で臨んだ入札は負け、
大きな赤字と共に、撤退する事に。



あとで聞いた話ですが、入札用に作った
別会社は、3位だった。



すなわち、落札した会社が辞退する事に
なっても、2位の会社が繰り上がる。



二段構えになっているあたり、包囲網を
敷かれたに違いありません。



こんな闘争をやっていると、現場で働く
隊員にしわ寄せが行きます。



入札で安く取ろうとして、値段を
下げれば現場隊員の待遇に跳ね返る。



不毛な叩き合いは、お互いの首を
締め合うだけでなく、現場隊員まで
不幸になってしまいます。



ある程度住み分けて、不毛な闘争や
消耗を避ける知恵が、会社も隊員も
不幸にならない鍵のようです。



オーナーのエゴで、相手を本気で
怒らせると、末端の隊員まで不幸に
する羽目になる。



そして報復を受け、会社を大きくした
以上のダメージをカウンターでくらい、
有為な隊員が辞めていく。



中国古典「書経」の一節で
「人を弄べば徳を失う、物を弄べば
志を失う」



戦国武将立花道雪が、主君大友宗麟を
諫めた言葉として有名です。



末端の隊員だって生活がかかっている。
それをオーナーのエゴ暴走で根底から
揺らぐとどうなるか。



人が集まらなくなってしまいます。
徳を損なったからです。



地元で分不相応な版図拡大をして、
その後伸びていった警備会社を
知りません。



敵の本丸を攻略して、勝ったつもりに
なると、自分の本丸を取られてしまう。



取り返そうとしても、有為な隊員が
去り、人を揃えられない。



このような会社を見分ける方法みたいな
ものはないでしょうか。



私見ですが、勤続年数の長い隊員が
多い。使えない隊員は除きます。



隊員の入れ替わりの激しい会社は
それだけ、経営が荒いということで
しょうね。



相手の逆鱗に触れ、本気で怒らせて
しまう勝ちは、禍根が残るもの。



どうしても攻略したければ、相手が
ボロを出して、自滅して行くところに
乗じる。



地元の商業施設を警備していた
中堅警備会社が変えられたという
話を聞きました。



聞けば、隊長が問題人物であったとの
こと。何かやらかしたに違いない。



次に取った会社は、棚ぼたものでしたが
受け皿に足る、隊員を用意できた。



末端の隊員を軽視しない、徳を失わない
経営が、棚ぼたの幸運をゲットできるの
です。

しじみエキスダブルのオルニチン

2024年08月14日

頑張りどころを見極めよう





よく「頑張らなくてもいい」「逃げても
いい」なんて言われます。



騙されてはいけません。そんな人生を
送っていると後悔することになり
ますよ。



冒頭から挑発めいた事を言いますが、
今回は人生で頑張るべき時、戦うべき
時はいつなのか、という話です。



逆に言えば、そうでない時は
頑張らなくても、戦わなくてもいい。



では、頑張る(戦う)べき時は
どんな時なのか。日常の小さな
ケースから言うと



「定時で帰るために」
「美味しいものを食べるために」
「行きたくない飲み会を断るために」



「面倒な補助金を獲得するため」
「格安チケットをゲットするため」
「休暇取得のために」



でも、本ブログの主旨である
警備員からの転職モチベーション
からは、ほど遠い。



そこで本腰を入れて戦うのは



「失われた尊厳を取り返すため」
「耐え難い屈辱に報いるため」
「理不尽にNOを突きつけるため」



そう、自分の人生を取り戻すと
決意した時、戦うべきなのです。



上記の決意をするならば、日常で
無駄に頑張らず負けてもいいのでは。



小さな勝ちにこだわって、ここ一番の
勝負で負けては元も子もないのです。



1勝9敗でもいい。その1勝が転職での
勝利ならいいじゃないですか。



勝つためには溜めが要ります。事前の
根回しといっていい。



あえて頑張らず上手く負けることで、
溜めを作っていく。



ここまで書いてきて、気づいた人も
居るかもしれませんが、戦略的に動く
ということ。



ここ一番の勝負に勝つために、捨てる
勝負を見極め、溜めを作っていく。
それが「頑張らなくていい」の真意か。



さて、具体的に溜めを作るには
どうすればいいのでしょうか。



時間的・身体的溜めを作るには
退職がベスト。



労働から離れる事で、健康面でも
溜めを取り戻せる可能性大。



但し、給与が入ってこなくなる
デメリットがあります。



退職も頑張れば、その後が有利になり
ます。会社都合退職に持ち込むのも
そうです。



カテゴリ「警備員を辞めたい人へ」を
参照願います。



次を見据えて、職業訓練に行く。
これも頑張る必要があります。



訓練校入所の試験があり、倍率次第で
不合格になる事もあります。



特に行きたい訓練科がなく、
モラトリアムとして利用するなら、
競争率の低い訓練科を目指す戦略も。



退職→職業訓練は人生の流れさえ
変える可能性を秘めています。
ここで戦いましょう。



冒頭に挙げた、日常の小さな頑張りは
ここ一番で頑張れる溜めを作る下準備。



有事の際に、大きく頑張れるようにする
溜めを作っておく戦略ですね。



ただこの戦略は、目標次第で質が変わって
来ます、皆さんが目指すのは警備員から
転職して、人生の幸福度を上げる事。



大きな目標があってこそ、戦略の大きさ
にも比例します。



そこから見れば、職場の同僚はいかが
でしょうか。先を見据えた戦略で動いて
いると思うでしょうか。



過去・現在の話ばかりして、未来の話を
しない人とは付き合うな、という人さえ
います。



職場で会社組織・上司の悪口で会話が
盛り上がるのは、最も忌むべきもの。



前にも書きましたが、そうすると自らの
仕事運が下がります。するなら仕事と関係
ない人間関係で愚痴りましょう。



そう、仕事運も溜めなのです。
仕事運を損ねないような日常の
行いも、小さな頑張りです。



黙々とやるべきと事をやり、余計な
トラブルを呼び込まない。警備では
それが最も生産的な行為でしょう。



権力闘争で、他人を力で抑えることに
躍起になっている人。



自分の居場所を快適にするために、
気に入らない人を排除する工作を
行う人。



どちらも頑張る方向を間違えていると
しか言えません。もちろんその先に
人生を変える目標などないのです。



我々は、人生を変えるために戦っている。
大きくも小さくも。
転職は、志した時から始まっています。



周囲の雑音はありますが、人生の幸福度を
上げる事にフォーカスしましょう。

スキマ時間で楽しくポイントGET|マクロミル

2024年08月12日

真面目なふりで凌ごう





僕たちは、主に学校教育で真面目で
あることは善であると、教えられて
きました。



これは社会に出てからも同じです。
使う側は、真面目な人を採りたがり
ます。



しかし、理不尽あふれる世の中で
真面目一筋に生きていては潰されて
しまう。厳しい現実です。



今回は、そんな世の中を渡っていく
には、真面目なフリで凌いでいくのも
手である、という話です。



平身低頭謝りながら「うるせぇ!」
「しばくぞ!」と思い



口では「自分のせいです」と言いながら
「俺は悪くないもん」というスタンスで
いればいい。



不条理・理不尽の塊である社会と真剣に
戦ったら、身が持ちません。



これ、世の中を渡るパフォーマンスです
よね。



理不尽な言いがかりでも、立場が違えば
反抗できませんが、そんな時でも
「こいつ、〇すぞ」なんて思えばいい。



社会に出たばかりの頃は、会社や上司の
言うことは、絶対に正しいと思い込み
がちです。



真面目であれ、は新採を教育する便利な
方便かも知れません。



しかしながら、ある程度時間が経てば
そうとも言えなくなる。組織や上司の
アラが見えてきます。



その意識を徹底的に潰すのがブラック企業。
まさにその手口は宗教染みた洗脳と言える
でしょう。



ブラック企業の洗脳の目的は、会社に
従順な社員をつくること。たとえ法を
冒す命令でも、黙って従え。



そのために研修で睡眠を奪ったり、
恐怖で思考を停止させ、パワハラも
振るっていくわけです。



真面目であることは善である、ことの
悪用であります。



話は脱線しましたが、このように
真面目である事が裏目にでるケースが
少なくない。



そこで、真面目なふり
パフォーマンスが有効なわけです。



しかし、いつも真面目なふりでは
信用をなくしてします。



そこで、真面目に対処しなければ
ならない所を誤らない。選択と集中
ですね。



僕の個人的意見では、真面目にやら
なければならないのは、全体の2割
程度ではないか。



残りの8割は、真面目なふりで凌げると
踏んでいます。それで問題が起きたなら
真面目に対処する。



何を真面目にやって、何を真面目なふりで
凌ぐか。この見極めが、組織で生き残る
鍵ですね。



警備なら巡回で、決められたルートを
回る。最低限のことです。



夜間で誰もいないからと言って、巡回を
サボる隊員がいました。



クライアント側にそれが発覚して、激怒
させた事案になったのです。



これ、監視カメラで巡回に来ていない
事が判明した。監視カメラが映るところ
だけでも、巡回すればよかったのです。



手を抜いた証拠が残らないようにする、
これも真面目なふりであると思います。



最後に、理不尽な世の中で自分を守る
マインドセットについて。



相手の言い分が、必ずしもそうとは
言えないかもしれない、という意識を
持つ。



これは会社や上司の言い分に対しても
です。



第一、会社や上司も労働基準法その他の
法律に精通しているプロとは限りません。
使う側も、意外に適当だったりします。



そうでなくても、月日が経って当時魅了
された上司が、大したことないと思える
ようになる時がある。



過去記事「上司の呪縛が解ける時」
参照願います。



相手の言い分が、絶対ではない。
根拠はあっても、その根拠自体が
ざっくりしていたりします。



問題は、恐怖を持っていう事を聞かせ
ようとする、マネジメント。いわゆる
思考停止に追い込む技。



この手法を使ってくる組織はかなりの
確率でブラックです。



本来なら、恐怖ではなく忠誠心を持って
組織に仕えるようなマネジメントをする
べきなのです。



結論は、真面目であることは「善」で
あっても「最善」ではない。



自分の身を守るために、真面目なふりを
して凌ぐのも、最善だったりします。



真面目にしようとしまいと、成果を
出せばいいのです。



今からの世の中、そういった価値観に
なっていくのではないでしょうか。

日本一にこだわったブルーベリー配合アイケアサプリ【めなり】

2024年08月11日

退職は唯一の切り札





雇われにとって、退職はこちらから
唯一先手を打てる人事権の行使です。



この切り札、どう使おうか悩む人も
少なくない。



今回は、退職という切り札を上手く
使うことにより、その後を有利に
するのが望ましい、という話です。



退職と言うと、これまでの理不尽な
仕打ちに対するリベンジの機会でも
あります。



それゆえ、組織にとってダメージが
一番大きくなるタイミングで辞めたい。
繁忙期に辞めるのもそうですね。



後のことなんて、知ったこっちゃない。
ジョブズがいなくなっても、アップルは
収益を上げているじゃないか。



かくいう僕も、やった事があります。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社の事でした。



隊長のパワハラに堪えかねた僕は、突然
退職を表明。といっても1か月前です。
就業規則にも反していない。



慌てたB社は募集をかけるも、僕のように
検定と経験のある隊員を望んでいたそうな。
虫が良すぎる。



隊長も僕が退職したということで、
人事から叩かれた可能性あり。
してやったりか。



最後の挨拶で、班長など責任者になった
隊員は、クビか降ろされるかのどっちか
だと、毒舌放言。



僕自身の溜飲は下がりましたが、反省も
あります。



転職したC社もブラック企業で、三か月
ちょっとで辞めてしまったこと。



結果論になりますが、転職を焦る事は
なかったのです。



むしろ、もう少し頑張って退職時期を
後倒しにして、C社には行かず職業訓練に
行けば良かった。



辞める時は、そればかりで頭がいっぱいに
なり、先のことまで考えられないものです。
ブラック企業なら尚更です。



組織に最大ダメージを与えるのと、自分が
有利になるのと天秤にかけて、落しどころで
辞めるのがベスト。戦略的退職ですね。



溜飲を下げたい気持ちは分かります。ただ
それと同時に、自分が幸せになることも
考えるとベター。



口で言うほど簡単ではありませんが、
戦略的な退職は、貴方の人生の幸福度を
上げるのに貢献します。

空いた時間に少しでも稼ぎたい方には【プチジョブ】

2024年08月09日

〇〇さんと呼ぶ職場





今回は、職場の民度を計る
バロメーターのような話です。



結論を言ってしまうと、年齢、性別
立場に関わらず〇〇さんという組織。



「さん」付けで呼ぶことのメリットは
心理的な距離感が近くなるため、上司、
部下関係なく率直な意見交換がしやすい



その役職を離れても、本人および周囲が
気を遣ったり、モチベーションが低下する
のを防ぎやすい



定年後の再任用で元課長が職場にいる。
そんなケースに役立ちます。



役職者がある種の『権力』主義に陥る
ことを防止しやすいわけです。



一番大きなメリットは、
『心理的安全性』が担保しやすい
というところ です。



ところが、今でも仲のいい部下を
ちゃん付けやあだ名でよんだりすり
現場があったりします。



ひどいケースになると、隊長だけそんな
呼び方が許される現場も。



仲間意識の表れだと反論する人もいる
でしょうが、職場で仲間意識が強すぎ
ると、仲間外れの弊害も出てきます。



所詮、職場なんて同じミッションを達成
するために、集まった集団。辞めれば
アカの他人に戻ります。



警備ではさん付けではなく、〇〇警備士
や、隊長・副隊長など肩書で呼ぶことも
ありますね。



警備ならではなので否定はしませんが、
警備から転職した時、さん付けで呼ぶのは
まともな組織の一基準と知っておいて損はない。



但し、さん付けで呼んでいても民度が高い
職場だとは言い切れません。あくまで一般論
として覚えてもらえれば幸いです。



ところで、ここまでは組織の話ですが
個人対個人の付き合いで、さん付けで
呼び合うかどうか。



僕は警備時代の知り合いと話す時、
目下でも、さん付けで呼びます。



ところが相手は、さん付けどころか
君付けや、タメ口で話してくる人がいる。
僕が舐められているからか。



そんな人とは、付き合わないように
しています。警備からの転職話が出ても
伝えません。



というのは、警備から転職しても
人間関係を構築できないだろう。



それ以前に、転職しようとすら
しないのではないか。



地場中小警備会社で、円滑な人間関係の
あり方について教えてくれる機会は、
ほぼありません。



親切なベテラン隊員が、老婆心で余計な
お世話よろしくするくらいでしょう。



警備からの転職で、大きな壁になるのは
仕事そのものよりも、人間関係の構築に
あるのではないか。



警備時代、当たり前のようにやってきた
事が、転職先ではNGだった。



いくら正論を吐いても人は動かない。
それどころか敵が増え孤立して行く。



これ、信頼関係を構築することを
怠ったから。話を聞いてもらえる
関係を先に構築すべきなのです。



先述した、心理的安全性が担保されない
のに、理屈だけ正論を言っても相手に
されなくなる。



転職は、今の自分よりレベルの高い環境
に行くことなのです。好待遇を求めれば
当然です。



民度(相対的に)が高い職場で上手く
やっていくにはどうすればいいか。
そんな自分になるにはどうしたらいいか。



そう、転職は志した時から始まっている。
言葉使いに気を付けよう、適当な言葉使い
の人から距離を置こう。



そう思いだしたら、すでにスタートを
切っている。周囲との差別化が始まる
のです。



今回は、呼び方を例に職場の民度を計る
基準の一つを紹介しましたが



マウントを取る行為、相手をぎゃふんと
言わせるような行為が、如何に生産性を
損ねているか。



心理的安全性を担保するのとは逆の
行為なのです。



警備でも、クライアント側や設備清掃
といった、別会社の人と接する機会が
あるでしょう。



そういった人たちの言葉使いを観察して、
民度を見る訓練をするのも悪くない。



警備員ならではの職能力、観察力を
有効に使い、将来に役立てましょう。



と同時に、自分を知り高望みし過ぎない
転職を目指す、ポジション取りも大事
です。



自分を客観視できるなら、転職も上手く
行くに違いありません。

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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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