今回は、職場の民度を計る
バロメーターのような話です。
結論を言ってしまうと、年齢、性別
立場に関わらず〇〇さんという組織。
「さん」付けで呼ぶことのメリットは
心理的な距離感が近くなるため、上司、
部下関係なく率直な意見交換がしやすい
その役職を離れても、本人および周囲が
気を遣ったり、モチベーションが低下する
のを防ぎやすい
定年後の再任用で元課長が職場にいる。
そんなケースに役立ちます。
役職者がある種の『権力』主義に陥る
ことを防止しやすいわけです。
一番大きなメリットは、
『心理的安全性』が担保しやすい
というところ です。
ところが、今でも仲のいい部下を
ちゃん付けやあだ名でよんだりすり
現場があったりします。
ひどいケースになると、隊長だけそんな
呼び方が許される現場も。
仲間意識の表れだと反論する人もいる
でしょうが、職場で仲間意識が強すぎ
ると、仲間外れの弊害も出てきます。
所詮、職場なんて同じミッションを達成
するために、集まった集団。辞めれば
アカの他人に戻ります。
警備ではさん付けではなく、〇〇警備士
や、隊長・副隊長など肩書で呼ぶことも
ありますね。
警備ならではなので否定はしませんが、
警備から転職した時、さん付けで呼ぶのは
まともな組織の一基準と知っておいて損はない。
但し、さん付けで呼んでいても民度が高い
職場だとは言い切れません。あくまで一般論
として覚えてもらえれば幸いです。
ところで、ここまでは組織の話ですが
個人対個人の付き合いで、さん付けで
呼び合うかどうか。
僕は警備時代の知り合いと話す時、
目下でも、さん付けで呼びます。
ところが相手は、さん付けどころか
君付けや、タメ口で話してくる人がいる。
僕が舐められているからか。
そんな人とは、付き合わないように
しています。警備からの転職話が出ても
伝えません。
というのは、警備から転職しても
人間関係を構築できないだろう。
それ以前に、転職しようとすら
しないのではないか。
地場中小警備会社で、円滑な人間関係の
あり方について教えてくれる機会は、
ほぼありません。
親切なベテラン隊員が、老婆心で余計な
お世話よろしくするくらいでしょう。
警備からの転職で、大きな壁になるのは
仕事そのものよりも、人間関係の構築に
あるのではないか。
警備時代、当たり前のようにやってきた
事が、転職先ではNGだった。
いくら正論を吐いても人は動かない。
それどころか敵が増え孤立して行く。
これ、信頼関係を構築することを
怠ったから。話を聞いてもらえる
関係を先に構築すべきなのです。
先述した、心理的安全性が担保されない
のに、理屈だけ正論を言っても相手に
されなくなる。
転職は、今の自分よりレベルの高い環境
に行くことなのです。好待遇を求めれば
当然です。
民度(相対的に)が高い職場で上手く
やっていくにはどうすればいいか。
そんな自分になるにはどうしたらいいか。
そう、転職は志した時から始まっている。
言葉使いに気を付けよう、適当な言葉使い
の人から距離を置こう。
そう思いだしたら、すでにスタートを
切っている。周囲との差別化が始まる
のです。
今回は、呼び方を例に職場の民度を計る
基準の一つを紹介しましたが
マウントを取る行為、相手をぎゃふんと
言わせるような行為が、如何に生産性を
損ねているか。
心理的安全性を担保するのとは逆の
行為なのです。
警備でも、クライアント側や設備清掃
といった、別会社の人と接する機会が
あるでしょう。
そういった人たちの言葉使いを観察して、
民度を見る訓練をするのも悪くない。
警備員ならではの職能力、観察力を
有効に使い、将来に役立てましょう。
と同時に、自分を知り高望みし過ぎない
転職を目指す、ポジション取りも大事
です。
自分を客観視できるなら、転職も上手く
行くに違いありません。
ConoHa WING(コノハウィング)
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