僕もそうですが、悩みに直面すると
真面目な人ほど、二者択一の白黒思考に
なる傾向がある。
今回は、もっと大らかに構えるのと
グレー思考でいいじゃないか、と言う
話をします。
まず、問題に直面すると
目の前がすぐ真っ暗になり
二者択一になる。
極端な話、生きるか死ぬか。
人生論で、これで成功したなんて
逸話もありますが
生存者バイアスのなせる業で、
潰れてしまった人も少なくない
のではないか。
まず、生きる(生き延びる)モードを
選択しよう。
その上で、どう生きるかを考える。
図々しく生きる、マイペースで生きる
しぶとく生きる・・・など。
孫子の兵法も、相手に勝つことが目的で
なく、自分が生き延びることがテーマに
なっています。
この白黒思考、自分がきつくなって
しまう。
さらに言えば、真面目に対応するべき
相手と、そうでない相手がいる。
真面目に対応するべきでない相手には、
適当でいいのです。
厳しい親や、教師から厳しくしつけ
られた枷に気づこう。
何でも白黒をつけ、真摯に対応する
ものじゃないことを。
ただそんな人は決断力が高く
責任感も強いので、組織でリーダーに
推されたりします。
その強みを生かせる環境を目指すのが
いいと思うのですが・・・
自分の真摯のまともに答えない相手や
組織を選ばないこと。
といっても、それが完全に実現する
環境は少ないでしょう。
そういう時の心の処方箋として
持ちたいマインドセットは
世の中、ほぼ茶番劇。
茶番劇の中で、自分はどう演じるか。
真剣勝負だけが能じゃない。上手く
立ち回るパフォーマンスも有効。
筋を通す事は、僕も好きですが
曲がったり折れたりしている筋の
方が多いのです。
使う側が適当なら、使われる側も
それ相応でいい。
但し、それが許されなかった環境が
個人的にありました。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社。
24時間拘束の当務では、3班に分けて
責任者を決めていました。隊長は当務に
入らず、平日の日勤のみ。
責任者を班長と呼んでいました。当務の
責任者です。
それ故、問題が起きれば仮眠時間でさえ
犠牲にして、対応しないといけない。
それが仕事といえばそうですが
ある時、平隊員が深夜巡回に行ったまま
数時間帰ってこないという問題が発生。
深夜は、巡回ポストと詰所ポストの
2つ。1時間単位で交代します。
1時間いや30分あれば十分回れます。
巡回の途中、長椅子で寝ているのでは
ないかと言う疑惑が発生。
こんな適当過ぎる部下の尻ぬぐい
よろしく、班長は起きてきて点検する
事も必要じゃないかと、隊長。
隊長は面倒な事が起きれば、班長の負荷が
増えると口癖のように言っていました。
潰されると思った僕は、退職を選択。
それなら隊長が抜き打ちでチェックに
来ればいいのでは。
この職場の問題点は、隊長が責任を
取らず、適当過ぎる平隊員の粗相を班長に
尻ぬぐいさせようとしたことにある。
僕が辞めた後、班長制度は崩壊しました。
時間帯責任者と名を変えましたが、適当な
平隊員の勤務態度は変わりません。
そんな組織は、見切りをつけて当然です。
自分が壊される前に。
このように、上司も部下も適当な組織が
存在し、真面目な人が板挟みになり、
搾取する構図で成り立つ職場もある。
自分が適当に対応する裁量がない、
そんな職場は避けましょう。
最後に、自分は警備しかできないと
いった白黒思考も一旦見直してみては。
使う側の刷り込みかもしれません。
普段の働きを称賛し「君しかいない」
「期待している」との文言を言ってくる
上司。
お前は警備しかできないんだよ、文句を
言わず黙って働け、という裏返しかも
知れません。
やる事がほぼ同じであっても、雇用主が
違えば、待遇も人間関係も違ってきます。
過去記事「空港の仕事」も参考に。
必ずしもそうとは言えないかも知れない。
この想いは、白黒思考による縛りを脱する
参考になるでしょう。
ConoHa WING(コノハウィング)
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image