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2024年06月16日

会社は正論を言う場所ではない





今回は、警備に限りませんが
職場で孤立しないためのマインド
セットについて語ります。



結論はタイトルにあるように
会社は正論を言う場所じゃない。



自分が正しい事を主張する場所ではなく
様々な部門が集まり、最適解で進めて
行く場です。



言い返せないくらい正論で言い負かせても
その場は満足するかも知れませんが、後味が
悪くなりその後がやりにくくなる。



言わないと気が済まない事は、言わない
方が、職場では最適解なのです。



警備員をやっている人の中には、正義感
が強く、曲がった事は許せない人がいます。



それ自体は、いい事なのですが
正義感の誤った使い方は、人間関係の
軋轢を生む。



たとえ根拠があったとしても、ざっくり
(法や規則もそうです)していたり、
運用面で、最適かという議論もある。



自分のこれが正しい、と対象者を
徹底的に詰める行為は、孤立を生みます。
無駄に敵が増えるデメリットも。



自分の小さな正しさは、もっと大きな
正しさで踏みつぶされる。



それでも、正論(であろう)を主張
せざるを得ないケースではどうすれば
いいか。



ここで「バカのフリをして言う」
パフォーマンスが武器となります。



これ、角が立ちにくくなるだけで
なく、愛嬌を持ってアプローチできる
メリットもあり。



部下から上司に意見具申する際に、
知っておきたいパフォーマンスです。



そうやって、最適解を擦りあわせる
余地を作っておけば、生産的になる。



社会人コミュニケーション能力とは、
自分の正論を認めさせることではなく



お互いの顔が立つような、よりよい
落とし所を擦り合わせる能力の
ことなのです。



バカのフリをする能力は、社会人に
とって、生きていく上で最強の武器と
なりうるものです。



特に下の立場から上司に意見具申する
際に、役に立つ。



言わんとすることは同じでも、伝える
側のスタンスで、評価が変わってくる
のを、知っておいて損はありません。

2024年06月14日

社員専用駐車場も注目





今回は過去記事「足を運んでみる」
続き+αです。



転職先に応募書類を提出しに行き、
敵情視察をするというもの。今回は
社員専用駐車場にも注目。



上記駐車場に停めてある車を観察する
ことで、社員の生活レベルが見えてくる。



ボロい車や、軽自動車が多ければ
従業員の生活レベルは、推して知るべし。



変な改造、いわゆる痛車が目立つなら
ヤンキーのような従業員がいる可能性大。



ただ、軽自動車といっても200万円を
超えるような車種もあるし、セカンド
カーとして通勤用に使っているケースも。



セカンドカーかどうかは、近くに社員さん
がいれば、聞けたらいいですね。



場所が海に近い所なら、潮で錆びるのが
早いので、それなりの車にしようという
考えの人もいるかも知れません。



それだけ自家用車は従業員の財力や、
ライフスタイルを判断する一つの目安に
なるというものです。



さて、以上は一般的な職場の印象判断の
一例ですが、警備会社それも地場中小の
警備会社ならどうなるか。



地元には、自社ビルを構え
駐車場には、幹部の高級車が鎮座まし
ましている中小警備会社があります。



警備に関しては、駐車場に止まっている
車は、幹部や事務所スタッフの車、または
社用車くらいです。



事務所スタッフとして働くなら参考には
なるでしょうが、現場の一隊員として
働くなら、あまり参考にはならない。



交通誘導警備なら、最強の交通手段は
原付バイク(〜125cc)です。
郊外なら、車も駐車可能かもしれない。



交通誘導警備の主役は原付バイクで
間違いない。ただ、そのバイクも観察
すると、その人の財力が垣間見える。



外見、年式、車種、新車か中古車か。
ちなみに原付バイクで中古はお勧め
できません。コスパが悪くなる。



スクーターだと、見えない部分の劣化
(駆動系など)が分かりません。走行
距離が多いと、故障も多くなる。



125ccクラスでも、新車で割合
高めの車種だと、その人の生活レベルは
悪くないのでしょう。



ただここで、警備会社に限って言えば
待遇は悪すぎちゃいけないけれど、
大事なのは、働きやすさ・続けやすさ。



その為に、SNSを使って演出をしている
地場中小警備会社もあります。



インスタグラムも展開しているその
警備会社は、代表者が20代で
おそろいの原付バイクを用意。



それを使って休日は、ツーリングに
行こうなんて企画もやっていたり



事務所オフィスを若者受けするように
改装したり、制服もオシャレ感を考慮
したりしている。



若い人が集まる警備会社は、活気も
もちろんですが、少しずつでも
レベルアップしようとする気概がある。



本記事のテーマとは少しずれますが、
警備会社に関して言えば、若い人が
多い会社は伸びるポテンシャルがある。



もちろん経営者のかじ取りが最も重要で
あることには変わりませんが、若い人が
多い警備会社は、いい縁を持っている。



若いから、チャンスがあれば別の仕事に
就く人も少なくないでしょう。通過点と
して、警備業を利用している。



それでも将来、顧客となってお世話に
なるかもしれない。そんな可能性も
秘めているのです。



話は脱線しましたが、働きやすい会社
続けやすい会社。僕の所見では待遇は
そこそこでもある事がポイントになる。



それは上司が過度に現場隊員に干渉して
こないこと。言い換えれば隊員をある程度
信頼して、任せる度量があること。



交通誘導・雑踏・施設警備もそうです。
そして、責任者が人格的に問題が少ない
こと。



責任者が部下の環境をローカルルールで
縛って、自分が快適に過ごせる職場にする
傾向も見られます。



責任者がヘタレで、権力ばかり振り回せば
部下隊員は、疲弊して辞めていきます。



僕個人は、警備会社は食いつなぐ手段で
あっても、セキュリティーのセンスを
掴んでいって欲しい。



いろんな知識や経験を吸収するのも、
良好な人間関係があってこそです。



通過点であっても、警備会社に勤める
なら、働きやすい・続けやすい会社に
入りましょう。

ConoHa WING

2024年06月12日

重箱の隅をつつく指摘





SNSである人の投稿が目に留まりました。
やる気のある無能について。



今回は、職場で生産性の高い人材になる
には、どうすればいいかについてヒントの
ようなものを語ります。



投稿主の方の主張は以下の通り。



とにかく指摘しなきゃと、的を得ない
重箱の隅をつつくような指摘ばかり。



『ああでもない、こうでもない』と
本人は、仕事をしていると勘違い。



自分ではできると思っているのが、
余計に厄介です。



頼むから自分は無能なんだと
気付いてほしい。といったものでした。
皆さんの周りも、いると思います。



本人はできると勘違いしているのだから
余計に質が悪い。



「やる気ある無能」ほど怖い存在は
いないですよね。



指摘のための指摘で優越感に浸る。
目的は何?と言いたくなります。



過去記事「自分はどうしたいのか」
参考になります。



それでも、指摘する段階では有能か
無能かがわかりません。



ではどうしたら、有能か無能かわかる
のか。



結果を見て行けばよい。



警備では、トラブルがない
もしくはトラブルになっても大した
事案にならないのが、目的です。



良かれと思ってやったことが、
大きなトラブルを呼び込んでしまう。



本人にしてみれば、俺もせいじゃないと
言い張るでしょう。確かにそう言いたく
なる場合もあります。



しかし、因果的に見てみればその人の
平素の言動が、原因になったとなんとなく
わかるものです。



特に、人事権を持つ管理職から見れば。



角を立ててまでする必要があったのか。
その反動でトラブルを呼び込んだのでは
ないか。



トラブルは、降りかかるものと思って
いては、危機管理としては寂しいです。
トラブルは自ら引き寄せるもの。



自らの言動に、生産性がないから
それ相応のものが起こった。



もしかしたら、自分の力で成しえた
ように見えても、誰かが陰で根回しを
してくれたのかもしれない。



いい歳して、それに配慮しない傲慢な
態度に、トラブルがやってくると思った
方が謙虚ではないでしょうか。



余計な仕事を増やすだけの無能とは
言われたくないですね。



ここで参考になるのは、引き算で仕事を
するメリットについて。



これ、何をやらないか見極めて仕事を
行う事。特に中年以降は持っておくと
有利になる考え方です。



生産性のない指摘を避けるには、
引き算で仕事をする考えを知るのが
よさそうです。



この有能と思われたいという功名心と
もっと言えば他人にマウントを取りたい
といったスケベ心。



それに拮抗するように、公のスタンスで
組織に貢献したい公共心。



前者が強いと、やる気のある無能になる
危険性が高くなる。だからといって後者が
強くなりすぎると、存在感が薄くなる。



僕の想像ですが、人間関係の権力闘争が
激しい職場ほど、前者のウェイトが強く
なる傾向が。



民度の低い職場では、何が生産性の高い
言動なのか、分かりにくくなる。そんな
環境を変える転職もあっていい。



もしやる気のある無能が1人だけなら、
その人を異動などで排除すれば、
改善されるかもしれません。



戦略的には、大きなトラブルが起きた
タイミングで、懲罰的異動を行うのが
ベスト。



少なくとも、自分がやる気のある無能と
言われないようにしましょう。



その為には、職場の生産性とは何かと
いったツボを知る事。その前提で引き算
にて業務を遂行する。



ツボについては過去記事
「センターピン理論」が参考になる
でしょう。



あとは、自分のことが見えていないと
やる気のある無能になるリスクが高く
なります。



自分も身につまされるのですが、
いい歳して、自分のことが見えて
いない言動は浅ましいものです。



敵を知り、己を知れば百戦危からず
という言葉もあります。



敵を知ると言うのは、職場の生産性に
繋がる行為を知ること。



己を知ると言うのは、自分のことが
見えていること。



これは、警備からの転職においても
役に立つはずです。

スキルマーケット【ココナラ】

2024年06月10日

たかが傘、されど傘





今回は過去記事「人は中身と言うけれど」
の続編です。梅雨時期にちなんで傘の話題。



自称、以下の人の衝撃的な投稿を見ました。
東京在住。医療法人の理事&都区内ブローカー。
財閥系企業の抱える特殊案件を処理しています。



雨の日は人間性が浮き彫りになる。



経験上、ビニール傘を持っている人間は
だらしない人間が多い。



FOXアンブレラ等の上質な傘を持っている
人間でダメな人間を見たことがない。
といったものでした。



たかが傘で人間性なんて、何を言ってる
んだ、と思う人もいるでしょう。



第一、上記の肩書の本当なのかは不明。
ポジショントークなのか。



ただ警備で培った、形を整えることで
舐められなくなる、という点では一理
あるでしょうね。



FOXブランドの傘でなくても、コンビニ
ビニール傘をさすと安っぽく見られる。



話は脱線しますが、自分が仕事で巡視
する際はビニール傘を使っています。
要は、使い分けの話だと思うのです。



FOXブランドの傘でなくても構いません
が・・・



これ、警備で言うならばヨレヨレの制服
汚れた靴を履いている。見せる警備の
逆です。



見た目がだらしないと、賊の侵入を許す
確率が高くなる。逆に形を整えておけば
つけ入るスキを少なくできる。



人間の中身は簡単に変えられませんが、
外見は比較的簡単に変えることができる。



そして自分の中身を評価して欲しければ、
まず外見を整えるのは、理に適っています。



僕が言いたいのは、普段使いはビニール
傘でいいと思います。ただ以下のケースでは
気を付けた方がいいのでは。



@初対面の相手
A自分より社会的地位の高い人
B面接など、ここ一番の場面



ここでは@Aはともかく、Bについては
留意した方がよさそう。



なぜなら、面接という一挙手一投足で
その人を評価される場面だから。



見た目がしょぼいと、足元を見られ
その時点で足切りされるかも知れない。



職場にもよりますが、どんな人が評価
しているか分かりません。



面接や選考は、現場に就いた時から
勝負なのです。控え室での態度も
見られていると思った方がいい。



いやもっと言えば、面接会場に向かう
時から勝負は始まっている。



面接会場に入る直前、信号無視で
横断歩道を渡ってしまうのも気を
つけた方がいいと思います。



人の価値観はそれぞれですからね。



ちなみに僕はそれを逆手にとって、
応募書類を直接応募先に持参して
いました。



ファーストコンタクトで観察を行う。
敵情視察の一環です。



応募時点では、来訪者はお客様。
初対面のお客様に対し、どんな
振る舞いを見せるか。



逆チェックですね。神は細部に宿る。



たかが傘、されど傘。細かい気配りが
ここ一番の勝負に活きる。



自分を良く見せる演出も能力のうち
でしょう。第一印象を良くする事で
アドバンテージも得られます。



スーツに見合った傘をチョイスできれば
かっこよくなり、自分のテンションも
上がります。



ただ、縁がなければいくら外見を整えた
からと言って、採用されないでしょう。
自分の価値を分かってくれなかったか。



結論として、普段はざあっとしていて
も、ここ一番の勝負の時は外見に気を
使ってはどうですか。



高いお金をかける必要は無いけれど、
貧乏くさい外見は避けたいですね。



これが、見せる警備に代表される
外見や立ち振る舞いを整えることの
意義なのです。



自分は他人から見られている。
だからこそ、こちらからいい印象を
与えてやろうではないか。



警戒している事を積極的に見せるのが
見せる警備ですが、これを他のケースで
応用できないか、と考える次第です。



警備であっても、学ぶことは多いし
応用しようとなると、ビジネスにも
活きてきます。



知識や経験もそうですが、それを
ベースにして、いかに感性を磨くか。
自分を良く見せる感性を。



警備で培える感性も、バカには
できません。使える感性は
真剣勝負してきた証なのです。

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2024年06月09日

いい加減な塩梅(あんばい)





今回は、管理するとはどういうことか
加減を間違えると、逆効果になると
いう話をします。



前回記事「人は命令では動かない」の
続編となります。



人は規則では縛れない、むしろ細かく
縛るほど、働かなくなる。



リーダーが率先して感情(危機感)の
発信を行う事で、徐々に上から下へ
伝わっていく。



そんな主旨でしたが、カテゴリ
「施設警備〜市役所葛藤編」であった
こと。



我々施設警備の素人集団が、
徒手空拳で臨んだ地元市役所警備。



ミスを連発し、クライアント側である
管財課から、警備会社を替えるぞと
二言目には言われる始末。



施設警備のプロを最初に投入
できなかった事が、ボタンの掛け違え
だったのです。



そんな中、形にしていったのですが
1年が経とうとした頃、市議会で
横やりが入り、入札となりました。



従来の慣例なら、1回入札で取れば
4年間は随意契約で行けるはずでした。



それが入札になってしまったのは、
前業者のお抱え市議から、政治的な
疑義申し立てがあったからか。



そんな折、課長が市役所守衛室を訪ね
隊員達に、締めなければ締めなければ
と訓示。



気持ちは分かります。この一年上司も
針のムシロだっただろう。しかし精神論
ではなく、もっと具体的な指示が欲しい。



または、最悪市役所を取られても別の
施設を取る最大限の努力をする、と
口先だけでも言って欲しかった。



何を言いたいかと言えば、精神論で
現場隊員を締めるばかりでは、隊員の
気持ちがバラバラになる。



車のタイヤ交換でも、ホイールを
締めるには、トルクレンチを使い
適性トルクでナットを締めるもの。



女性が全体重をかけて、ナットを
力任せに踏み締める動画を見ましたが、
最悪ナットをねじ切ってしまいます。



隊員達の気持ちをねじ切ってしまっては
警備隊崩壊です。上司もそこまで考える
余裕がなかったか。



締めるけど、締め過ぎない。この塩梅
(あんばい)こそが管理の真髄ですね。



一方的に力で抑えるのは、管理ではなく
支配です。我々も人の心をねじ切って
禍根を残さないようにしたいものです。

2024年06月07日

人は命令では動かない





今回は、リーダーシップに関する
記事ですが、企業の危機管理の在り方を
元に、人心掌握の重要性を語ります。



人は命令(通達)では動かない。
感情の生き物だから。



ある漫画に、赤字になった会社の
対処について紹介されていました。
コストを削減する事で、改善する。



赤字になった多くの企業は、
コピー代や電気代、交際費を削って
改善しようとする



しかしそんなものは会社が赤字になった
本当の理由ではない



なのになぜ経営者の多くは、大騒ぎして
コピー代を減らそうとするのか?



これは経営陣が会社ではなく、個人の
金銭感覚で行動しているからだ



確かに大企業ならコピー代だけで数千万円
するから、改善すれば一個人にとっては
大きな金額を節約できる



しかし会社にとっては、大した改善では
ない。そこに注力していると赤字が連続
する



社員の気持ちを引き締めるためで、本当の
改善策ではないって経営者は言うけれど
全くの逆効果



細かいところまで指示されると
働く気が失せていく



日本の会社は頑張っても、頑張らなくても
同じ給料が払われるから



赤字の会社に対する改善策は、たった一つ。
経営者と経営陣がリーダーシップを発揮する
しかない



組織は現場を規則で縛っても絶対に
変われない



トップが率先して変わった姿勢を見せない
限り、何も動かない



経営陣が責任を明らかにして、自らの
給料を下げる



グリーン車をやめて普通車に乗る
そこまでしたら危機感は部下に伝わる



赤字の会社を復活させるためには
トップが行動をもって自らの意志を
伝えることからはじまる



命令だけで人を動かせるのは軍隊だけ。
会社はそうはいかない、命令や規則で
動かそうとすると、逆に動かない



みんな感情を持っているからだ



経営者(リーダー)は社員の感情を
動かす発信源になろうとすべき



感情を上から下へ、隣から隣へ
じわじわと伝染させていく。
以上で紹介を終わります。



上記のような事は、以前僕も体験
しました。カテゴリ「施設警備3〜
ブラック企業編」のB社です。



B社は全国規模のビル管理会社で、
警備は主に外資系保険会社ビルを
担当。



地元では、破格の待遇でしたが
リーマンショックで、屋台骨が揺らぎ
出し、ブラック企業の本性を現しました。



ここで問題となったのは、隊長の在り方。
隊員を2名を解雇した禍根が、不祥事の
引き金となり、支店長も来訪することに。



しかしB社としては、隊長への処分は
なにもなし。



隊員の給料は5%下げられるも、
隊長の給与減はなかった模様。この
不公平も禍根になります。



隊長は平素から、通達で部下を縛る
ことが大好きでした。人には厳しく、
自分に甘く。



普段の勤務態度に、それが現れて
いたのです。



まるでチェックシートを作るのが、
仕事のようでした。



どんなに隊長(指導教育責任者)の
仕事が大変かわかっていますか?と
連絡レジメで部下に回覧。



そんなのは知った事か。嫌なら辞めろ。
大変大変という割には、お前の勤務態度は
何だ。



それでいて通達に従わなければ、
始末書→解雇を連呼。今ならパワハラで
訴えられていたでしょう。



このトップにして、この隊長ありか。
組織は相似形をなしているのか。
当時そう思ったものです。



もちろん現場レベルの責任者で、何が
できると言われるでしょう。しかし
隊長は、事実上の人事権を握っていた。



それならば、部下の感情に配慮した
人心掌握を行わなければいけない。



隊長は、どうすればよかったのか。
自ら先頭に立って、部下を指導する。



警戒棒などの実地訓練も、部下に任せる
のではなく、自分から行う。



要するに、部下より前に出て矢面に立つ。
自ら汗をかいて、奔走している姿を見せる
べきだったのです。



どうだ、俺みたいにできるのか。
そんな結果を見せれば部下は従わざるを
得ません。



見せる警備という言葉がありますが、
見せる指導者、リーダーであるべき
だったのです。



たとえ結果は伴わなくても、汗をかき
何とかしようとするスタンスに部下は
動かされるものです。



それを立場の違いにあぐらをかいて、
命令や通達で部下を動かそうとした。
部下はパソコンじゃない。



結局部下の解雇にまつわる不祥事が
禍根となり、B社はクライアント側の
信用を失い、臨時入札でEND。



上司としては、手本にならない隊長
でしたが、反面教師として存在意義が
あったのです。



自分の中に、隊長のような要素がある。
気を付けないと、無意識にボロが出る
かもしれない。



周囲の人間関係は、自分の鏡と
言われます。リーダーとしての戒めを
持つ上でも、隊長はいい見本でした。



警備の知識や経験がどんなにあっても、
それだけではリーダーとして厳しい。
命令や通達では人は動かない。



部下に鞭を振るい、言う事を聞かせれば
戦場で、部下に後ろから撃たれる上官に
なってしまう。B社隊長はまさにそう。



人心掌握を含めたマネジメントに
興味を持ち、少しずつでも勉強する事が、
リーダーシップを向上させるもの。



クライアント側や社外の人たちから、
リーダーと認められるようになろう。
B社隊長は言わずもがなでした。



変な上司であっても、やってはいけない
見本のような例として、戒めとする事も
リーダーシップを磨く糧になるのです。

しじみエキスWのオルニチン

2024年06月05日

乗り換えられない車





今回は、世界的投資家である
ウオーレン・バフェット氏の金言から。



転職を含めここ一番で勝負するには、
心身の健康が最も大事である、という話を
します。それでは、以下引用します。



『あなたが車を一台持っていて、
一生その車にしか乗れないとしよう。



当然あなたはその車を大切に扱うだろう。
必要以上にオイルを交換したり、慎重な
運転を心がけたりするはずだ。



ここで考えて欲しいのは、あなたが
一生に一つの心と一つの体しか持てないと
いうことだ。常に心身を鍛練しなさい。



けして心身の手入れを怠らないように
しなさい。



じっくり時間をかければ、あなたは
自らの心を強化することができる。



人間の主要資産が自分自身だとすれば、
必要なのは心身の維持と強化だ。』



引用を終わります。一生に一つの心
と一つの体しか持てない。この現実が
刺さりましたね。



自分の体と心は、乗り換えられない1台
の車なのだ。



翻って、今の仕事は今後十何年も続ける
価値があるのだろうか。



もし続ける価値があっても、現在の
コンディションのままパフォーマンスを
発揮し続けられるだろうか。



僕が転職する原動力となったのは、
上記の理由が大。それと、警備時代の
同僚が、潰された現実を見たから。



かつては労基法を蔑ろにした勤務で、
さらに別の現場の応援を要請される。
警備時代よくあった光景です。



「人がいないんんだ・・・」
「今回は手伝ってくれないか」



特に交通誘導の繁忙期は人さえ埋めれば
いい、という配置になったりします。



無理な応援要請を安易に受けていると、
この人に頼めば何とかなるという
属性ができて、便利屋よろしく要請が。



かといって、全く応じないのも
別のリスクが生じます。こいつは
応援に行かないから、気に食わない。



旧態依然とした組織では、愛社精神が
ないと言われるかもしれない。



その延長上に、人事権を発動され
干されたり、不本意な異動を
命じられたりするのです。



現場単位で団結して応援を拒否し、
人事権の発動を抑える技を使う隊員も
いたようです。労働組合でなくても。



この施設隊員は、応援要請に応じない
という、上司のボヤキを聞いたことも
あります。



人員以上の仕事を受ける労務管理も問題
ですが、隊員側も上手く対処しないと、
無理をしたツケで将来のリスクを抱えます。



というのも、潰されてしまっては元も子も
ないからです。バフェット氏の言にならう
なら、無理な運転を続け故障してしまう。



そうなってしまっても、使う側は責任を
取りません。法に触れていても、証明して
争うには、コストがかかります。



生活のために、無理な応援でも
受けなければならないのは、貴方個人の
責任ではないのです。



第一、無理をしてまで応援に
行かなければならない給与体系は、
貧困ビジネスに近いのではないか。



今の仕事で人生を終わりたくなければ、
新天地を目指す車の性能も発揮しないと
いけない。



そのためのメンテナンスも、転職戦略の
一環なのです。あまりに理不尽な労務管理
なら、転職も視野に入れましょう。



それも難しい環境であるならば、半年間の
職業訓練という選択もあります。



詳しくはカテゴリ「警備員を辞めたい人へ」
をどうぞ。



車は8分の力で、メンテナンスをしながら
運用するのが、一番長く持ちます。
今の環境は、それを許すものでしょうか。



悲しいかな、今の日本では長期休暇で
ゆっくりメンテナンスを行うのは、
不可能に近い。



働かせされる仕組みだからです。
それでも金融資産を基に労働を卒業する
FIREなる生き方も出ている。



個人的に、警備をする上での健康管理で
一番留意して欲しいのが「睡眠」です。



夜勤や、24時間拘束の当務で
仮眠時間はあっても、疲れが溜まり
すぎていないか。



ベッドがしょぼかったり、同僚のイビキ
で眠れなかったり。そんな環境では
疲れは溜まっていきます。



夜勤や当務のない現場に異動するか、
別の仕事に転職するか。



自分の健康を守るための転職もあって
いい。いずれにせよ、余裕のある状態で
行いたいものです。



自分の車がガタガタでは、
知らない道を走るのは、おぼつかないし
パフォーマンスもいまいちでしょう。



個人的には、転職するなら一か月の
就労しないブランクがあっていい。



前職の疲れを癒し、忙しすぎて
できなかった事をやり、新天地へ向かう
準備をする。



そんな環境がスタンダードで整うような
環境になれば、もっと働きやすくなるの
ではないでしょうか。



貴方の乗る、たった1台の車は5年後、
いや10年後も今のコンディションで
走り続けてくれるのでしょうか?

スキマ時間で楽しくポイントGET|マクロミル


2024年06月03日

穏やかに生きるには





人はひどくメンタルを病むと
穏やかに生きることが人生の目標に
なるという。そんな意見を見ました。



今回は、警備という環境を利用して
「穏やかに生きる」を実現するには
どうすればいいかについて探ります。



ここに来ている皆さんは、最初から
警備を志していた人は少ないでしょう。



前職で、筆舌に尽くしがたい想いをして
のっぴきならない事情で、警備と言う
仕事に就いた。



そのプロセスで、多かれ少なかれ
メンタルをやってしまった。たとえ
病名はつかなくても。



だからこそ、穏やかに生きたい。
無理もない事です。



穏やかに生きるとはどういうことか。
これをもう少し深堀りしてみます。



それは「自由を得る」ということ。
何からの自由なのか。



日本のメンバーシップ型雇用の
特徴である、世界一厳しい指揮命令権
(人事権)からです。



そもそも上記は終身雇用・年功賃金と
セットになっていました。



終身雇用・年功賃金がしぼんでいく
中で、指揮命令権だけが肥大して行った。
これがブラック企業。



パワハラは、指揮命令権の乱用です。



警備の雇用形態は、大手を除いて
ざっとしたもの。メンバーシップ型
雇用を緩くしたともの言えるでしょう。



それ故、一般的な職場の指揮命令権も
警備では緩かったりします。



この待遇だから、現場にも厳しく
干渉しない。どうせ人の入れ替わりが
激しいのだから、という経営方針か。



前職で打ちひしがれて、警備員に転職
した人が、不満なのは給与だけと
語っていました。



これ、何を意味するかと言えば
何かと引き換えに自由を得る生き方
だったりします。



収入や社会的ステータスの代わりに、
厳しい指揮命令権下から外れる。
これが自由の本質ではないか。



これだけでも、穏やかに生きる事に
インパクトを与える要素です。疲れ
切った人には魅力的でしょう。



但し、警備と言う環境が穏やかに生きる
ことをずっと担保してくれるか。これを
考慮に入れて対策すれば、戦略的です。



入札で現場が変わり、経営方針も
変わったりします。小さな組織なら
尚更でしょう。



人間関係、それも現場での権力闘争が
脅威になるケースも少なくありません。



すなわち今いる環境がずっと安泰でいる
とは限らない。それを見越して対策する。



対策とは何かといえば、新たな生き方の
実験を続けるということ。



副業だったり、投資だったり。または
人脈開拓だったり。



警備業で、穏やかに生きる事も
できなくはないですが、かなり
運任せです。



それならば、新たな生き方を
模索し続ける。これが究極のリスク
ヘッジでしょう。



逆に言えば、警備に限らず新たな
生き方の実験が続けられる環境こそ、
穏やかに生きることの第一歩です。



自由と言いうものは、何かを犠牲にして
手に入れられるもの。しかし、一旦犠牲
にしたようでも、別の形で取り返せる。



警備業に就いて、収入が減ってしまった。
副業や、投資ができる環境なら、
努力次第でカバーできるでしょう。



ノルマや納期に追われる環境から
脱しただけでも、余力は生まれるもの。



その余力を捻出できる環境に入ること。
これが、穏やかに生きる鍵でしょう。
そういう意味で、警備は利用価値がある。



もし警備が合わなければ、別の仕事で
実現することもできる。かくいう僕も
その道半ばかもしれません。



最後に僕が言いたいのは、苛烈な
競争社会で、ダメージを受けても
別の生き方がある。



緩く生き延びることが目的なら、
穏やかに生きるという選択も
あっていいじゃないか。



このご時世、個人的には生き残る事に
価値があると思います、乱世の様相を
呈していますから。



他人と競って勝つことではなく、
自分が生き残れる環境、すなわち
自分の居場所を見つけること。



それは警備かもしれないし、別の仕事
かもしれません。自分にとって価値ある
自由とは、何かを見極めることです。



警備業に就くのはドロップアウトでは
ありません。



新たな生き方を模索し、人生でより良い
幸福感を得るための、旅の始まりなの
です。

アンケートサイト i-Say

2024年06月02日

崩壊した労務管理





今回は、僕が警備時代体験した事を
元に、こんな職場は速攻で逃げましょう
という、反面教師的な記事です。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のC社で起きたこと。



地場中小警備会社であるC社。地元商業
施設の駐車場警備に僕は配属されました。



詰めているのは駐車場監視室。駐車場
警備隊員の詰所のようなもの。



そこでモニター監視やゲートの制御、
精算機の不具合などトラブルになれば
現場に赴きます。



そして監視室隊員のシフトは大きく2つ。
9〜20時の早出と、11〜24時の
遅出。



遅出シフトは、帰って寝て起きたらすぐ
仕事。仕事の日は何もできません。



帰りは公共交通機関がないので、車か
バイクが必須です。



僕は通勤用バイクを持っていたので、
遅出も組み込まれました。当然ですが
同僚もバイク通勤。



しかし同僚が辞め、代わりに来た隊員が
バイクを持っていない。故に早出しか
できない。



そのしわ寄せが僕に来て、遅出ばかりに。
僕は抗議しましたが、聞き入れないC社。
結局三か月あまりで辞めました。



労務管理自体が機能不全に
なっているのに改善しようとしないのは、
いかにもブラック。



上記の新人に、いつまでにバイクを買えと
命令したり、採用時シフトの事情で最低
バイクが必要ですと伝えるべきだった。



いうなれば、交通手段を持たない隊員が
持っている隊員に甘えている。もっと
言えば搾取している。



交通手段を持たないという、個人の事情を
別の隊員に負担させる労務管理自体、崩壊
していると言わざるを得ません。



この状況を見て僕は、最悪病気になって
しまう、辞めようと決断。人間関係も
最悪でしたから。



警備、それも施設警備は労務管理から
崩壊していく、というのが僕の持論です。



平等性を担保できない労務管理を行うのは
管理者失格でしょうね。



そんな現場は、する人がいなくなるしか
つける薬はありません。退職者続出で
回らなくなるのが、特効薬なのです。

2024年05月31日

約束を守るということ





今回は、上司部下を問わず
社会人いや人間として大事なことを
語ります。転職活動にも使えます。



結論は、タイトルにあるように
(小さくても)約束を守る。
信頼は、この積み重ねしかない。



逆に言えば、長期的につき合うべきか
判断するリトマス試験紙のような
基準です。



どんなに能力が高くても、約束を
守らない人は信用できない。



ぶっちゃけ、警備時代の上司は
そんな人が多かった。



しかし、1人だけそうでない上司が。
過去記事「社会人経験で最高の上司」
で紹介した、K部長。



K部長は、僕が最初に就職した
地場中小警備会社であるA社の部長。
営業も兼ねていました。



僕はA社に就職する時に、施設警備を
志望しましたが



今、施設警備の空きがないので
交通誘導警備に従事して欲しい。
施設の空きが出たら、配属する。



K部長は、そう口約束してくれました。



この手の約束は、いくらでも反故に
できる。といった警備業界の現実を
当時、僕は知りませんでした。



しかし半年余りたった時に、K部長は
約束を履行してくれたのです。



社会人として信頼されるには、以下の
ことを実践すればよい。



@約束を守る
A有言実行する、できなければ
できるだけ早く伝え、謝罪する



話は少しそれますが、信頼のおけない
人の良く使う文言があると思います。
僕の経験から。



それは「〜してやる」というもの。
俺を信じろ、もそれに近い。



そんな事を言う人は、状況が変われば
約束履行をペンディングにします。
状況が好転しなければ、永遠に棚上げ。



それでも、期限を切り履行を強制すると
浅ましい姿をさらします。屁をふった
ような対応が、約束履行といわんばかり。



社会人として、風上に置けない輩です。



その他、「手のひら返し」「後出し
じゃんけん」も嫌われます。



話が違うじゃないかと突っ込むと、
あの時は、これこれこういう事だったと
見苦しい言い訳。



僕が警備員時代学んだのは、人の裏を
かいて、揚げ足を取る事が上手い人が
主導権を取る。それも法律スレスレで。



もちろんそうでない、社会人として
立派な人もいます。上記K部長は
まさにそうでした。



話は逸れましたが、社会人として
信頼できるかは、小さな約束でも
守れるのか。



K部長のような上司は貴重です。
ただ彼は、僕が入社して数年後
幹部と揉め、退職しました。



上司は部下の給料を上げるための
存在、という意見もあります。



K部長は、心擦り切れる想いで
クライアント側と契約額を交渉し、
僕らの給与UPに貢献しました。



このような経験があったからこそ、
「話が違う」に対してはセンサーが
鋭くなりました。



約束を守らない言い訳ばかり、躍起に
なる上司(同僚も)は、願い下げ。
これは警備業界以外でも、同じです。



そんな人は、他人から同じことを
されないと分からないのでしょうね。



僕が転職活動をする際に、留意した
のも、このポイント。「話が違う」が
出てこないか。



面接の時も要チェックですが、
僕が応募書類を郵送でなく直前持参
するのも、相手の出方を観察するため。



胡散臭い応募先だと、どこかしか
違和感を感じるものです。警備時代
培った観察力が活きてきます。



どんなに能力があっても、知識が広く
て実践しても、手のひらを反すような
人は信用ならない。



最後にものをいうのは人間性という
結論なのです。



これはある程度の歳になれば、
生き様を見ていれば分かります。
結果と言い換えてもいいでしょう。



我々にとっても、身につまされる
もの。但し今からでも遅くはありません。
小さくても、約束は守るようにしよう。



守れないなら、素直に頭を下げよう。
これらは、リーダーシップの一部でも
あるのです。僕にとっても戒めです。



人はある程度の地位につき、権力を持つ
ようになると、約束を忘れたりまたは
軽く扱ったりするようになる傾向が。



権勢ばかり振るって、上司としての
中身がない!と糾弾されるようには
なりたくないものです。

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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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