今回は、警備に限りませんが
職場で孤立しないためのマインド
セットについて語ります。
結論はタイトルにあるように
会社は正論を言う場所じゃない。
自分が正しい事を主張する場所ではなく
様々な部門が集まり、最適解で進めて
行く場です。
言い返せないくらい正論で言い負かせても
その場は満足するかも知れませんが、後味が
悪くなりその後がやりにくくなる。
言わないと気が済まない事は、言わない
方が、職場では最適解なのです。
警備員をやっている人の中には、正義感
が強く、曲がった事は許せない人がいます。
それ自体は、いい事なのですが
正義感の誤った使い方は、人間関係の
軋轢を生む。
たとえ根拠があったとしても、ざっくり
(法や規則もそうです)していたり、
運用面で、最適かという議論もある。
自分のこれが正しい、と対象者を
徹底的に詰める行為は、孤立を生みます。
無駄に敵が増えるデメリットも。
自分の小さな正しさは、もっと大きな
正しさで踏みつぶされる。
それでも、正論(であろう)を主張
せざるを得ないケースではどうすれば
いいか。
ここで「バカのフリをして言う」
パフォーマンスが武器となります。
これ、角が立ちにくくなるだけで
なく、愛嬌を持ってアプローチできる
メリットもあり。
部下から上司に意見具申する際に、
知っておきたいパフォーマンスです。
そうやって、最適解を擦りあわせる
余地を作っておけば、生産的になる。
社会人コミュニケーション能力とは、
自分の正論を認めさせることではなく
お互いの顔が立つような、よりよい
落とし所を擦り合わせる能力の
ことなのです。
バカのフリをする能力は、社会人に
とって、生きていく上で最強の武器と
なりうるものです。
特に下の立場から上司に意見具申する
際に、役に立つ。
言わんとすることは同じでも、伝える
側のスタンスで、評価が変わってくる
のを、知っておいて損はありません。
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