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2024年06月07日

人は命令では動かない





今回は、リーダーシップに関する
記事ですが、企業の危機管理の在り方を
元に、人心掌握の重要性を語ります。



人は命令(通達)では動かない。
感情の生き物だから。



ある漫画に、赤字になった会社の
対処について紹介されていました。
コストを削減する事で、改善する。



赤字になった多くの企業は、
コピー代や電気代、交際費を削って
改善しようとする



しかしそんなものは会社が赤字になった
本当の理由ではない



なのになぜ経営者の多くは、大騒ぎして
コピー代を減らそうとするのか?



これは経営陣が会社ではなく、個人の
金銭感覚で行動しているからだ



確かに大企業ならコピー代だけで数千万円
するから、改善すれば一個人にとっては
大きな金額を節約できる



しかし会社にとっては、大した改善では
ない。そこに注力していると赤字が連続
する



社員の気持ちを引き締めるためで、本当の
改善策ではないって経営者は言うけれど
全くの逆効果



細かいところまで指示されると
働く気が失せていく



日本の会社は頑張っても、頑張らなくても
同じ給料が払われるから



赤字の会社に対する改善策は、たった一つ。
経営者と経営陣がリーダーシップを発揮する
しかない



組織は現場を規則で縛っても絶対に
変われない



トップが率先して変わった姿勢を見せない
限り、何も動かない



経営陣が責任を明らかにして、自らの
給料を下げる



グリーン車をやめて普通車に乗る
そこまでしたら危機感は部下に伝わる



赤字の会社を復活させるためには
トップが行動をもって自らの意志を
伝えることからはじまる



命令だけで人を動かせるのは軍隊だけ。
会社はそうはいかない、命令や規則で
動かそうとすると、逆に動かない



みんな感情を持っているからだ



経営者(リーダー)は社員の感情を
動かす発信源になろうとすべき



感情を上から下へ、隣から隣へ
じわじわと伝染させていく。
以上で紹介を終わります。



上記のような事は、以前僕も体験
しました。カテゴリ「施設警備3〜
ブラック企業編」のB社です。



B社は全国規模のビル管理会社で、
警備は主に外資系保険会社ビルを
担当。



地元では、破格の待遇でしたが
リーマンショックで、屋台骨が揺らぎ
出し、ブラック企業の本性を現しました。



ここで問題となったのは、隊長の在り方。
隊員を2名を解雇した禍根が、不祥事の
引き金となり、支店長も来訪することに。



しかしB社としては、隊長への処分は
なにもなし。



隊員の給料は5%下げられるも、
隊長の給与減はなかった模様。この
不公平も禍根になります。



隊長は平素から、通達で部下を縛る
ことが大好きでした。人には厳しく、
自分に甘く。



普段の勤務態度に、それが現れて
いたのです。



まるでチェックシートを作るのが、
仕事のようでした。



どんなに隊長(指導教育責任者)の
仕事が大変かわかっていますか?と
連絡レジメで部下に回覧。



そんなのは知った事か。嫌なら辞めろ。
大変大変という割には、お前の勤務態度は
何だ。



それでいて通達に従わなければ、
始末書→解雇を連呼。今ならパワハラで
訴えられていたでしょう。



このトップにして、この隊長ありか。
組織は相似形をなしているのか。
当時そう思ったものです。



もちろん現場レベルの責任者で、何が
できると言われるでしょう。しかし
隊長は、事実上の人事権を握っていた。



それならば、部下の感情に配慮した
人心掌握を行わなければいけない。



隊長は、どうすればよかったのか。
自ら先頭に立って、部下を指導する。



警戒棒などの実地訓練も、部下に任せる
のではなく、自分から行う。



要するに、部下より前に出て矢面に立つ。
自ら汗をかいて、奔走している姿を見せる
べきだったのです。



どうだ、俺みたいにできるのか。
そんな結果を見せれば部下は従わざるを
得ません。



見せる警備という言葉がありますが、
見せる指導者、リーダーであるべき
だったのです。



たとえ結果は伴わなくても、汗をかき
何とかしようとするスタンスに部下は
動かされるものです。



それを立場の違いにあぐらをかいて、
命令や通達で部下を動かそうとした。
部下はパソコンじゃない。



結局部下の解雇にまつわる不祥事が
禍根となり、B社はクライアント側の
信用を失い、臨時入札でEND。



上司としては、手本にならない隊長
でしたが、反面教師として存在意義が
あったのです。



自分の中に、隊長のような要素がある。
気を付けないと、無意識にボロが出る
かもしれない。



周囲の人間関係は、自分の鏡と
言われます。リーダーとしての戒めを
持つ上でも、隊長はいい見本でした。



警備の知識や経験がどんなにあっても、
それだけではリーダーとして厳しい。
命令や通達では人は動かない。



部下に鞭を振るい、言う事を聞かせれば
戦場で、部下に後ろから撃たれる上官に
なってしまう。B社隊長はまさにそう。



人心掌握を含めたマネジメントに
興味を持ち、少しずつでも勉強する事が、
リーダーシップを向上させるもの。



クライアント側や社外の人たちから、
リーダーと認められるようになろう。
B社隊長は言わずもがなでした。



変な上司であっても、やってはいけない
見本のような例として、戒めとする事も
リーダーシップを磨く糧になるのです。

しじみエキスWのオルニチン
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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