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息子みたいなつもりで

先日、元阪神タイガースの外野手だった
横田慎太郎さんの訃報が伝えられました。

TVはわかりませんが、ネットニュースでは
多くの報道が流されていましたね。

阪神ファンの友人も、あまりにも若い
その年齢を含め衝撃を受けていました。

横田さんは、父親も元プロ野球選手で
ドラフト2位入団という将来を
嘱望された選手でした。

ところが入団から4年目に脳腫瘍になり、
育成選手として契約しながら闘病。

一度は寛解したものの、
後遺症で視力に問題が発生したため、
2019年限りで現役を引退していました。

ウエスタンリーグではありましたが、
現役の最終戦にて涙のバックホーム
と呼称されるファインプレーで
現役を締めくくったシーンは、
報道される名シーンでした。

現役引退後は、自身の経験を活かした
講演会などをされていたようですが、
腫瘍の再発、再再発などがあって、
7月18日にこの世を去りました。

享年28歳、若すぎる逝去には
自分もまたショックを受けています。

謹んでご冥福をお祈りいたします。


この横田選手は、前述した
お父様である横田真之さんのイメージもあって、
自分にとっても期待の若手選手でした。

パ・リーグファン歴の長い自分にとって、
横田(父)は落合がバリバリの三冠王を
獲得していた頃のロッテの主力選手。

落合を筆頭に、野手では西村、横田、高沢、
愛甲、水上、袴田、リー、山本功児、有藤…
投手では村田兆治に仁科、荘…くらいしか
印象にないですが、落合に引っ張られた
しぶとい打撃のチームの印象。

もうちょっと投手陣が揃っていれば、
いいところまで行けたチームだったかも。

とはいえ、当時は阪急、西武、近鉄が
頭一つ抜けていたイメージで、
なかなか厳しいリーグでした。

そんな中での横田選手は、
ルーキーながら3割を打った
シュアな打撃で大活躍したのです。

残念ながら新人王は
阪急の熊野選手が獲得しましたが、
今だったら絶対に新人特別賞を
受賞していたと思います
(熊野選手と逆の表彰になっていた
可能性すらありますね)。


そんな血を受け継いだサラブレッド
だと期待していた慎太郎選手。

多くの野球関係者からの
追悼コメントに彼の人柄が
とてもよく顕れています。

先程オリオールズ移籍が発表された
藤浪投手もマウンドから
追悼の気持ちを届けてくれましたね。

もう、親戚のおじちゃんの立場から
息子みたいに応援する選手だっただけに、
ちょっと泣けちゃいましたよ。

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