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ウインターミーティング

昨日、メジャーのウインターミーティングが終了しました。

連日スポーツニュースでは、松井の去就問題などが取り上げられていましたね。


ところで、ウインターミーティングってなんだかご存じですか?

メジャーリーグのGM、監督、マイナーの関係者、選手の代理人、FAした選手などが一堂に会して行われる一大イベントです。

リーグ運営に関する会議やトレードの交渉、FA選手の球団への売り込みなど、さまざまな事柄がここで話し合われます。

メジャーではよく三角トレード(3球団が絡む大型の選手移籍)が行われるのですが、その多くがウインターミーティングの席上で成立しています。

毎年、12月あたりに開催されるから、“ウインター”ミーティングなんですね。


毎年、こういった会議を日本でも開催すればいいのに、って思います。

一応、日本でもオーナー会議、なんてものはあるんですが、日本のオーナーって立場がまちまちで、チームの運営に参加しているのならいいのですが、お金の決済だけ行っているようなオーナーさんもいらっしゃるわけです。

正直、何を話し合っているのか分からないような方もいると思うんですよね。

メジャーには、オーナーの下にチームの運営を総括するGM(ゼネラルマネージャー)職が必ず設置されていますが、日本ではGM職が置かれている球団が少ないのも問題なんですけど…


とにかく、各チームが自チームの弱点を補おうと交渉を行える場があるということなんです。

球団同士で話し合われ、成立したら突如発表になる日本の野球界のトレードは、「放出」なんて報道されたりして、ちょっとマイナスなイメージがつきまとっています。

メジャーでは、前述の三角トレードを含め、チーム強化の色がはっきり見えるんです。

そのあたりのイメージの違いもあり、メジャーは非常にトレードが盛んです。

こうした移籍市場の活性化が、ウインターミーティングのいい点だと思います。


あと、トライアウトも同時期に開催してあげればいいと思うんですよ。

ちゃんと球団の偉い人たちにもアピールできるんですから。


こうした運営上の点からも、日本の野球界はメジャーに遅れを取っていると思います。

WBCで優勝することは素晴らしいことだと思いますが、その優勝国の野球のシステムが遅れていることは恥ずかしいことだと思います。

メジャーのシステムのすべてが優れているとは思いませんが、優れた部分は真似すべきだと思うんですけどね。

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