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2014年11月17日
各書名言集(小説pert10)
あーっ土日が去るのははやいですね苦笑
各書名言集いきましょう
『ジェノサイド』
―伏せていた一団の中から何人かの子供が身を起こし、向きを変えて森の方角へと
戻り始めた。イエーガーは全軍が撤退するのではないかと淡い期待を
抱いたが、それはすぐに打ち砕かれた。
森の中から曳光弾が走り、敵前逃亡を試みた子供兵を
処刑していったのだ―
この作品では、上のような、世界で実際に
起こっている、とてつもなく残酷なことも全て、
描かれています
紹介記事はこちら
『』
―ノロジカのわきにひざをつくと、トラクは片方の手をのばし、
ノロジカのざらざらして汗ばんだほおをなでた。
ノロジカはじっとしている。
「おまえは立派だった」
トラクは言った。ぎこちない声だ。
「お前は勇敢で賢く、一日じゅう歩いてきた。
わたしは、〈天地万物との精霊〉との契りを
守り、敬意を持っておまえを遇すると約束する。
心おだやかに行け」―
個人的に素敵だなぁ、と思う
世界観の一つ。
狩人は、倒した獲物に敬意を払い
決して獲物を無駄にはしないという
紹介記事はこちら
『モモ』
―モモはじっくり考えてみました。
「時間はあるーーそれはいずれにしろたしかだ。」
思いにしずんでつぶやきました。
「でも、さわることはできない。
つかまえられもしない。
においみたいなものかな?
でも時間て、ちっともとまってないで、動いていく。
すると、どこからかやってくるにちがいない。
風みたいなものかしら?
いや、ちがう! そうだ、わかった!
一種の音楽なのよーーいつてもひびいているから、
人間がとりたてて聞きもしない音楽。
でもあたしは、ときどき聞いていたような気がする。
とってもしずかな音楽よ。」―
時間って何なのか、その答えでこれ程
美しい答えというのも、なかなか無いですよね
これをまた、モモが言うからこそ
説得力があるといいますか…
紹介記事はこちら
タグ:名言
【このカテゴリーの最新記事】
2014年11月16日
藤十郎の恋・恩讐の彼方に
さてさて、本日ご紹介
するのは、こちら
菊池寛著
『藤十郎の恋・恩讐の彼方に』
10編の短編がおさめられていますが
どれもこれも粒ぞろい
人間の持つ
どろどろとした感情
憎しみと焦りで半乱狂の状態
何かに必死にかける思い
罪の意識
目の前の人間に心をうたれる瞬間
これらのような
経験したころがあるような、
ないけれども、
何となく、その気持ちは分かるような
そんな心の動きが
鋭く描かれています
収録されているのは
恩を返す時
忠直卿行状記
恩讐の彼方に
藤十郎の恋
ある恋の話
極楽
形
蘭学事始
入れ札
俊寛
これら10編です
表題の「恩讐の彼方に」は
何となく、オチが
読んでいて見えてくるのですが
それでも感銘を受けてしまいます
温かいというか、熱いというか
その後で「藤十郎の恋」
新参者に人気を奪われ
はじめて焦りを感じた
藤十郎が
芸能の世界で生き残る為
取った行動は……
最後の辺りに描かれる
藤十郎の顔つきが圧巻です
他にも、
かつて男にひどい仕打ちを
受け、男にはこりごりな女性が
とある「男」に恋をする
「ある恋の話」
確か高校の教科書で
のっていたような…
見た目が先か、実力が先か
辛辣に問うた
「形」
権力者の孤独を
これでもか、と鋭く
描き切った
「忠直卿行状記」
美しく、素晴らしく
そこにいけば
とにかくは幸せである
というような
極楽の常識を
ひっくり返してしまう
ような「極楽」
杉田玄白はじめ
蘭学に情熱をかける
男達の必死の
翻訳事業
「蘭学事始」
本当に、どれもこれも
粒ぞろい、
読んでよかった!
と思うような短編ばかり
これだけ入っていると
一篇くらい、
あんまりだったなぁ
なんてのが
入っていてっもいいくらいなのに
どれもこれも
人物の心理描写が濃くて
じりじりと心にきます
この短編集の中で
個人的に一番はこれ!
というの、
多分かなり人によって
異なってくるのでは
ないかなぁ、と思うほど
佳作揃い
お勧めです
人気ブログランキングへ
するのは、こちら
菊池寛著
『藤十郎の恋・恩讐の彼方に』
10編の短編がおさめられていますが
どれもこれも粒ぞろい
人間の持つ
どろどろとした感情
憎しみと焦りで半乱狂の状態
何かに必死にかける思い
罪の意識
目の前の人間に心をうたれる瞬間
これらのような
経験したころがあるような、
ないけれども、
何となく、その気持ちは分かるような
そんな心の動きが
鋭く描かれています
収録されているのは
恩を返す時
忠直卿行状記
恩讐の彼方に
藤十郎の恋
ある恋の話
極楽
形
蘭学事始
入れ札
俊寛
これら10編です
表題の「恩讐の彼方に」は
何となく、オチが
読んでいて見えてくるのですが
それでも感銘を受けてしまいます
温かいというか、熱いというか
その後で「藤十郎の恋」
新参者に人気を奪われ
はじめて焦りを感じた
藤十郎が
芸能の世界で生き残る為
取った行動は……
最後の辺りに描かれる
藤十郎の顔つきが圧巻です
他にも、
かつて男にひどい仕打ちを
受け、男にはこりごりな女性が
とある「男」に恋をする
「ある恋の話」
確か高校の教科書で
のっていたような…
見た目が先か、実力が先か
辛辣に問うた
「形」
権力者の孤独を
これでもか、と鋭く
描き切った
「忠直卿行状記」
美しく、素晴らしく
そこにいけば
とにかくは幸せである
というような
極楽の常識を
ひっくり返してしまう
ような「極楽」
杉田玄白はじめ
蘭学に情熱をかける
男達の必死の
翻訳事業
「蘭学事始」
本当に、どれもこれも
粒ぞろい、
読んでよかった!
と思うような短編ばかり
これだけ入っていると
一篇くらい、
あんまりだったなぁ
なんてのが
入っていてっもいいくらいなのに
どれもこれも
人物の心理描写が濃くて
じりじりと心にきます
この短編集の中で
個人的に一番はこれ!
というの、
多分かなり人によって
異なってくるのでは
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2014年11月15日
各書名言集(小説pert9)
続けて、各書名言集、と
いきたいのですが、、、
加賀乙彦さんの
『帰らざる夏』
こちらがですね、
予想以上に、短い名言!
みたいなのではなく
長い引用をしたくて
たまらない作品だったため
各書名言集というか
折角なので、いくつか引用して
『帰らざる夏』名文集ということで
お届けいたしますm(__)m
加賀乙彦『帰らざる夏』
―省治が「ハイ」と答へて立上つた時、
わたくし嬉し涙がホロホロ、嬉しうございました。
これであの子は軍人になれる、
この世で一番立派な人間になれる、
あとは一切を御国におまかせすればよい。
母として安心と誇りでいつぱいでした。
(中略)
宿に帰つて、ひとりになって、何だかがつかりしました。
省治がわたくしから離れたのは初めてで、
もう二度と帰つてこない、そんな気がしました。
新介さんを失くしたお義姉さまのお気持ちわかるやうな気がします。
省禄は軍人にしたくないなんて思ひながら寝ました。
明日は晴れの入校式だといふのにわたくしどうしたことでせう。―
読んでいて、まずはっとした文章。
我が子が軍人になることを
軍人に「とられる」というような
考え方ではなく、ここまで喜べる
心の奥底から…
しかし、省治の母親は本気で
心の奥から、そのことを喜びつつ
自分でも気づかないような
深層心理で、そのことを憂いている……
しかも、そのことをお母さんは不思議に
さえ思っていて…
でも、実際には案外こういう人も
多かったのだろうか、等と
考え出すと……
―ふと悲しみのなかにぼんやりとした喜びの念が、
丁度暗闇に点る一本のマッチの焔のように頼りなく見えてきた。
敗けたとなると、ひょっとすると自分は生きていけるのかも知れない、
そう思うと正直なところほっとした気持ちが強くおこってくる―
玉音放送を聞いた時の省治の気持ち。
彼らは死ぬことを、強がりでもなんでもなく
恐れていなかった
それでも、生きてもいい、と言われて
ほっとした。
ほっとしたのだけれども…
―いままでおれたちは死ね、
死ねと何千回も何万回も教わってきたろう。
陛下は死ねと御命じになった。
義は山岳よりも重く死は鴻毛よりも軽しとお諭しになった。
それは明治天皇と今上天皇とは違われることは確かだろう。
しかし今上天皇はこのお諭しを御訂正にはならなかった。
その御方が今度は生きろとおっしゃる、それがわからんのだ―
もう、真っ直ぐ過ぎて、泣けてきます
こうまで思い詰めることが
出来てしまうんですね……
そして、子どもをこうまで
思い詰める程洗脳教育を
しながら、
敗戦とともに、洗脳された
子ども達を嘲笑って
「うまく」生きようとする教師たち
本当に、ぞっとする光景でした
如何でしょうか?
私はこれを読んだのが
確か高校?だったかな
為、それまでの教科書に
描かれているような
「一般市民」と
イメージが違い過ぎて
本当に、衝撃を受けたのですが
少しでも、はっと
驚いたのなら、
是非読んで頂きたいな、と思います
紹介記事はこちら
タグ:名言
時間の砂
さてさて、本日ご紹介するのは
こちら
シドニィシェルダン著
『時間の砂』
時は1970年代。
スペイン国内では、反政府組織のバスク人と
政府が激しい抗争を繰り返していた。
己の信条のために闘う
バスク独立運動の
地下組織ETAの英雄、ハイメ・ミロ
そんなテロリストである
ハイメ・ミロを追う
アコーカ大佐
アコーカ大佐は、ハイメを
かくまっていると睨んで
システシアン派尼僧院を
軍隊をひきつれて襲います
いいがかりという院長の言葉等
耳を貸さず、院内を軍隊が
荒らす中、院長は、
ある4人に、金の十字架を託すのです
この4人の修道女の過去が
またまたすさまじくて、
読んでいる間辛かったのですが
この4人が、やがて
ハイメら一味と合流し、
共に逃亡生活をはじめてからは
途端に、面白くなってきます
ハイメらが、テロリストで、
人殺しや強盗をしていることも
分かっているのですが
テロリストがテロリストに
ならざるをえなかった過去を
見せられると
短絡的に彼らを責める気にもなれず
むしろ、政府から頑張って
逃げてくれ……とさえ思ってしまいます
何しろ、生死をかけた逃亡劇ですから
ドキドキハラハラの連続
俗世からすっかり離れて
久しく、逃亡などてんで不向きな
修道女を連れ
ハイメらは巧みに
敵を撒き、判断を下し
あっと驚くような戦略で
政府を苛々とさせます
そして、そんなテロリスト
である、ハイメを
熱狂的に応援するバスクの人々
そんな中、最初はハイメらに
警戒心を持っていた
修道女たちも徐々に心を開き……
ここらへんの、
ハイメら一味と修道女たちの
関係、やりとりも
非常にうまく描かれていて
とにかく、面白い!
に尽きます。
濃厚で面白い作品を
読みたい、という方
是非是非。
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こちら
シドニィシェルダン著
『時間の砂』
時は1970年代。
スペイン国内では、反政府組織のバスク人と
政府が激しい抗争を繰り返していた。
己の信条のために闘う
バスク独立運動の
地下組織ETAの英雄、ハイメ・ミロ
そんなテロリストである
ハイメ・ミロを追う
アコーカ大佐
アコーカ大佐は、ハイメを
かくまっていると睨んで
システシアン派尼僧院を
軍隊をひきつれて襲います
いいがかりという院長の言葉等
耳を貸さず、院内を軍隊が
荒らす中、院長は、
ある4人に、金の十字架を託すのです
この4人の修道女の過去が
またまたすさまじくて、
読んでいる間辛かったのですが
この4人が、やがて
ハイメら一味と合流し、
共に逃亡生活をはじめてからは
途端に、面白くなってきます
ハイメらが、テロリストで、
人殺しや強盗をしていることも
分かっているのですが
テロリストがテロリストに
ならざるをえなかった過去を
見せられると
短絡的に彼らを責める気にもなれず
むしろ、政府から頑張って
逃げてくれ……とさえ思ってしまいます
何しろ、生死をかけた逃亡劇ですから
ドキドキハラハラの連続
俗世からすっかり離れて
久しく、逃亡などてんで不向きな
修道女を連れ
ハイメらは巧みに
敵を撒き、判断を下し
あっと驚くような戦略で
政府を苛々とさせます
そして、そんなテロリスト
である、ハイメを
熱狂的に応援するバスクの人々
そんな中、最初はハイメらに
警戒心を持っていた
修道女たちも徐々に心を開き……
ここらへんの、
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2014年11月13日
モモ
さてさて、本日ご紹介するのは
こちら
ミヒャエル・エンデ著『モモ』
言わずと知れた大名作では
ありますが、
昔、読んだ記憶があるなぁ…
という方、是非
再読してみて下さい
子どもの頃は
読書をあまりしていなくって…
という方、とりあえず
読んでみて下さい
児童文学ではありますが
いろいろと、
胸を打たれる作品だと思います
あらすじとしては、
円形劇場の廃墟に住みついた、
もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした
不思議な少女モモ。
彼女の特技は、
人の話を聞くこと。
彼女が黙って、じーっと話を
聞くだけで
話をしていた人々は
悩みが解消してしまう
そんな折、町に
「時間」を人間に倹約させることにより、
世界中の余分な「時間」を独占しようとする
「灰色の男たち」の出現した
男達に騙され、時間を
奪われ、忙殺されて余裕を失い
それでもさらに
効率化を求めていく大人達からは
夢や誇りや朗らかさが
失われていく
そうして、
異変に気づく子ども達
そんな中、モモは
「灰色の男」の
「話を聞く」ことで、
彼らの秘密を知ることとなるが……
子どもの頃に読んでも、
モモというのは、魅力的で、
憧れの存在になるのですが
大人になってから読むと
なんだかますます…
すっかり忘れていた気持ちを
全部、彼女は持っている
彼女が当たり前に、
やることなすこと
全て、どこかノスタルジックで
しかも、憧れたくなる
例えば、子ども達の「遊び」
想像ごっこというのでしょうか
子どもは、皆で集まりさえすれば
どこへでも行ける。
何にでもなれる。
皆で物語を作ってしまえる
この物語の素敵なこと…!
私も、似たような事
やっていたなぁ、と
しみじみ思い出してしまいました
話の展開自体もとても、
面白いですが、
この作品の一番の特徴は
読んだ「大人」に
あ、自分、時間泥棒に騙されているかも!?
と気づかせるところにあります
逆に、子どもの頃に読んだ時って
大人って馬鹿だなぁ〜
と、作品の中の大人達を
冷ややかな目で見ていたのですが
自分が大人になってみると
これが、なかなか…
身を振り返らざるをえなく
なってしまいます
モモというキャラクターの
本当の魅力に気づくのは、
それから。
だからこそ、
児童文学って、
なかなか大人には縁が
薄くなってしまいがちですが
読んでほしい。
読んだこと無い人には勿論
読んだことがある人には、
読了後の自分の
気持ちの違いを、
比べてみて欲しいですね
確か…
私は小学生の時に読んで
ふっと思い出して
中学の時に読んで
大いに衝撃を受け
(つまり、少し忙しい
年齢に入っていたということ
なんでしょうね)
高校になったら
絶対に再読しようと決め
実際に読んで、
確か、高校の
読書感想文、『モモ』で
書いたような……苦笑
「時間」が、美しいものであること
その美しい時間を
枯れさせない為に、
一体どうすべきなのかと
いうこと、
じっくり考え直すきっかけに
なってくれる作品です
人気ブログランキングへ
*..管理人による雑記...*
こちら
ミヒャエル・エンデ著『モモ』
言わずと知れた大名作では
ありますが、
昔、読んだ記憶があるなぁ…
という方、是非
再読してみて下さい
子どもの頃は
読書をあまりしていなくって…
という方、とりあえず
読んでみて下さい
児童文学ではありますが
いろいろと、
胸を打たれる作品だと思います
あらすじとしては、
円形劇場の廃墟に住みついた、
もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした
不思議な少女モモ。
彼女の特技は、
人の話を聞くこと。
彼女が黙って、じーっと話を
聞くだけで
話をしていた人々は
悩みが解消してしまう
そんな折、町に
「時間」を人間に倹約させることにより、
世界中の余分な「時間」を独占しようとする
「灰色の男たち」の出現した
男達に騙され、時間を
奪われ、忙殺されて余裕を失い
それでもさらに
効率化を求めていく大人達からは
夢や誇りや朗らかさが
失われていく
そうして、
異変に気づく子ども達
そんな中、モモは
「灰色の男」の
「話を聞く」ことで、
彼らの秘密を知ることとなるが……
子どもの頃に読んでも、
モモというのは、魅力的で、
憧れの存在になるのですが
大人になってから読むと
なんだかますます…
すっかり忘れていた気持ちを
全部、彼女は持っている
彼女が当たり前に、
やることなすこと
全て、どこかノスタルジックで
しかも、憧れたくなる
例えば、子ども達の「遊び」
想像ごっこというのでしょうか
子どもは、皆で集まりさえすれば
どこへでも行ける。
何にでもなれる。
皆で物語を作ってしまえる
この物語の素敵なこと…!
私も、似たような事
やっていたなぁ、と
しみじみ思い出してしまいました
話の展開自体もとても、
面白いですが、
この作品の一番の特徴は
読んだ「大人」に
あ、自分、時間泥棒に騙されているかも!?
と気づかせるところにあります
逆に、子どもの頃に読んだ時って
大人って馬鹿だなぁ〜
と、作品の中の大人達を
冷ややかな目で見ていたのですが
自分が大人になってみると
これが、なかなか…
身を振り返らざるをえなく
なってしまいます
モモというキャラクターの
本当の魅力に気づくのは、
それから。
だからこそ、
児童文学って、
なかなか大人には縁が
薄くなってしまいがちですが
読んでほしい。
読んだこと無い人には勿論
読んだことがある人には、
読了後の自分の
気持ちの違いを、
比べてみて欲しいですね
確か…
私は小学生の時に読んで
ふっと思い出して
中学の時に読んで
大いに衝撃を受け
(つまり、少し忙しい
年齢に入っていたということ
なんでしょうね)
高校になったら
絶対に再読しようと決め
実際に読んで、
確か、高校の
読書感想文、『モモ』で
書いたような……苦笑
「時間」が、美しいものであること
その美しい時間を
枯れさせない為に、
一体どうすべきなのかと
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2014年11月12日
空の中
さてさて、本日ご紹介するのは
こちら
有川浩著『空の中』
今をときめくも、ときめく
有川浩さんです!
知っている方も多いと
思うのですが、
あら、それまだ!
という方いらっしゃいましたら
是非に是非に。
とにかくですね、
お話自体が
とてつもなく面白い
設定が、奇想天外
なんですね
ありえない。
そのくせ、ありえそう。
物語の発端は、
空の中にいた、ある、
未知の生物です。
この生物をめぐって
人間達は、奔走します
さて、こちらの
作品では、カップルが二組
(有川さんといえば…そりゃね…
どちらのカップルもそれは
もう、大事な役どころです
一方は高校生の二人
こちらは、もどかしい……
頑張れっと応援したくなりますが
しかし、なかなか
困難が二人を待ち受けます
もう一方は大人の二人
こちらの方が、にやにや度は
個人的に、高め。
ツンツンで「歩く公序良俗」と
呼ばれる女性を相手に
男性があの手この手で
口説く口説く笑
この男性が、恋愛以外でも
なかなかやり手で
格好いいんです…笑
しかし、
気持ち、ですが
むずむずむず〜や
きゅんきゅんきゅん〜になる
THE恋人!!!
という描写以上に
温かい人と人との繋がり
理不尽にぶち当たりながら
逃げ出しそうになりながら
どこかで気付いて
乗り越えていく少年少女の成長
間違いを犯す事
間違いを許す事……
ここらへんの描写が熱い
落涙してしまうポイントが
いくつもいくつもあるのでは…
「恋愛」だけにとどまらず
もっと奥深い所まで
見事に描き切った作品であると
感じました
「空の中」にいた
あるもの、それ自体に関する
展開も、勿論面白いのですが
ただ、人が、未知の物体に
立ち向かう、だけではなく
それを巡って
様々に、人間同士の中で
策略を巡らしたり、
党派が出来たり
そんな中で、道を踏み外したり
それを、周りの人間が
包み込むように戻してやったり
ここらへんの
やりとりが、大変よろしい…
ストーリー自体も面白く
目が離せない上に、
人の心の機微に触れて
温かくなれます
うーん…
どきどき後じーん
ところによりきゅんきゅん
こんな感じです。笑
そして、後日談…
これは語るまでも無く…
この後日談は、本当に
心に深く残ると思います
有川さんの
糖分が欲しいのです!
という方には、
もしかして、物足りなかったり
するのかしら?
と思ったり思わなかったりですが
個人的に痺れた作品です
恋愛小説なんてー
と思っている方がもし
いらしたら、
そんなこと言わずに、
読んでみて下さい
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こちら
有川浩著『空の中』
今をときめくも、ときめく
有川浩さんです!
知っている方も多いと
思うのですが、
あら、それまだ!
という方いらっしゃいましたら
是非に是非に。
とにかくですね、
お話自体が
とてつもなく面白い
設定が、奇想天外
なんですね
ありえない。
そのくせ、ありえそう。
物語の発端は、
空の中にいた、ある、
未知の生物です。
この生物をめぐって
人間達は、奔走します
さて、こちらの
作品では、カップルが二組
(有川さんといえば…そりゃね…
どちらのカップルもそれは
もう、大事な役どころです
一方は高校生の二人
こちらは、もどかしい……
頑張れっと応援したくなりますが
しかし、なかなか
困難が二人を待ち受けます
もう一方は大人の二人
こちらの方が、にやにや度は
個人的に、高め。
ツンツンで「歩く公序良俗」と
呼ばれる女性を相手に
男性があの手この手で
口説く口説く笑
この男性が、恋愛以外でも
なかなかやり手で
格好いいんです…笑
しかし、
気持ち、ですが
むずむずむず〜や
きゅんきゅんきゅん〜になる
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という描写以上に
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理不尽にぶち当たりながら
逃げ出しそうになりながら
どこかで気付いて
乗り越えていく少年少女の成長
間違いを犯す事
間違いを許す事……
ここらへんの描写が熱い
落涙してしまうポイントが
いくつもいくつもあるのでは…
「恋愛」だけにとどまらず
もっと奥深い所まで
見事に描き切った作品であると
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「空の中」にいた
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立ち向かう、だけではなく
それを巡って
様々に、人間同士の中で
策略を巡らしたり、
党派が出来たり
そんな中で、道を踏み外したり
それを、周りの人間が
包み込むように戻してやったり
ここらへんの
やりとりが、大変よろしい…
ストーリー自体も面白く
目が離せない上に、
人の心の機微に触れて
温かくなれます
うーん…
どきどき後じーん
ところによりきゅんきゅん
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これは語るまでも無く…
この後日談は、本当に
心に深く残ると思います
有川さんの
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もしかして、物足りなかったり
するのかしら?
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いらしたら、
そんなこと言わずに、
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2014年11月11日
各書名言集(小説pert9)
もう、最近わりと
各書名言集の周期も
めちゃめちゃになって
参りました。←
『六月六日生まれの天使』
―それは、あまりにも非現実的な光景だった。
不思議の国のアリスの童話が、また脳裏に浮かぶ。
穴へ飛び込んだアリスが、地底でチュシャ猫や帽子屋、
三月ウサギなどに出会ったように、
私も異世界に紛れ込み、
そこの住人たちに出会っているのではないか。
白覆面の怪人、窓越しに手招きするサンタクロース、
そして、次はもっと恐ろしい何かが……。私は本気で、そう思った。―
起きてみたら記憶を失っていて、しかも
自分が何者なのか教えてくれる人は
誰もおらず、いるのは敵か味方か分からない
不気味な人々ばかり……
主人公の女性が気が狂わんばかりに
心の中で悲鳴をあげるのも
いやに生々しく共感してしまって
最初から心臓どきどきの作品です
紹介記事はこちら
『人質の朗読会』
―青年は幾度もやりを投擲した。構える、助走をする、
投げる、槍を取りに行く、それを抜いて助走の印まで戻る。
これを淡々と繰り返した。
こんなにも見事な肉体が躍動しているというのに、
競技場を包む静けさはどこまでも変わりがなかった。
私の耳に届いてくるのは、スパイクのピンの音、
槍が手を離れ飛び出す瞬間の空気を切る音、
そして青年が芝生を踏みしめる音、それだけだった。
投擲が生み出すそれらの音たちは、
静けさの底へと慎ましく吸い込まれていった。
青年の邪魔にならないよう、私は咳払い一つせずに息を殺していた。―
実際にはじめて読んでいる時にも
思わず息をつめてしまったし、
何となく、忘れ馴れない場面です。
槍が投擲される、その音以外に
何もない、慎ましやかな静けさ…
こういうの、個人的に大好きで…
紹介記事はこちら
『きみが住む星』
―きみは、前世で自分が何だったか、
なにかのはずみに思い出したことはないかい?
昨日、この国のきれいな海に潜って遊んだ後、
疲れているはずなのに寝床に入っても
なぜか眠れなかった。
そして、深夜までずっとぼんやりしていたぼくは
急に思い出したんだ、
自分が前の世界では鳥だったことをー
何というか、どうしてこんな言葉を
さらっと書けるんでしょうね……
この後がまた、素敵なんですが。
どの手紙でも、「ぼく」は「きみ」
への思いをさらっと書いて、
バイバイ。で終わっていますが
その終わり方が、また、良いんです
紹介記事はこちら
今回は、比較的
長い文章を引用した作品ばかり
でしたが……
興味をひく作品は
ありましたか?
各書名言集の周期も
めちゃめちゃになって
参りました。←
『六月六日生まれの天使』
―それは、あまりにも非現実的な光景だった。
不思議の国のアリスの童話が、また脳裏に浮かぶ。
穴へ飛び込んだアリスが、地底でチュシャ猫や帽子屋、
三月ウサギなどに出会ったように、
私も異世界に紛れ込み、
そこの住人たちに出会っているのではないか。
白覆面の怪人、窓越しに手招きするサンタクロース、
そして、次はもっと恐ろしい何かが……。私は本気で、そう思った。―
起きてみたら記憶を失っていて、しかも
自分が何者なのか教えてくれる人は
誰もおらず、いるのは敵か味方か分からない
不気味な人々ばかり……
主人公の女性が気が狂わんばかりに
心の中で悲鳴をあげるのも
いやに生々しく共感してしまって
最初から心臓どきどきの作品です
紹介記事はこちら
『人質の朗読会』
―青年は幾度もやりを投擲した。構える、助走をする、
投げる、槍を取りに行く、それを抜いて助走の印まで戻る。
これを淡々と繰り返した。
こんなにも見事な肉体が躍動しているというのに、
競技場を包む静けさはどこまでも変わりがなかった。
私の耳に届いてくるのは、スパイクのピンの音、
槍が手を離れ飛び出す瞬間の空気を切る音、
そして青年が芝生を踏みしめる音、それだけだった。
投擲が生み出すそれらの音たちは、
静けさの底へと慎ましく吸い込まれていった。
青年の邪魔にならないよう、私は咳払い一つせずに息を殺していた。―
実際にはじめて読んでいる時にも
思わず息をつめてしまったし、
何となく、忘れ馴れない場面です。
槍が投擲される、その音以外に
何もない、慎ましやかな静けさ…
こういうの、個人的に大好きで…
紹介記事はこちら
『きみが住む星』
―きみは、前世で自分が何だったか、
なにかのはずみに思い出したことはないかい?
昨日、この国のきれいな海に潜って遊んだ後、
疲れているはずなのに寝床に入っても
なぜか眠れなかった。
そして、深夜までずっとぼんやりしていたぼくは
急に思い出したんだ、
自分が前の世界では鳥だったことをー
何というか、どうしてこんな言葉を
さらっと書けるんでしょうね……
この後がまた、素敵なんですが。
どの手紙でも、「ぼく」は「きみ」
への思いをさらっと書いて、
バイバイ。で終わっていますが
その終わり方が、また、良いんです
紹介記事はこちら
今回は、比較的
長い文章を引用した作品ばかり
でしたが……
興味をひく作品は
ありましたか?
タグ:名言
銀漢の賦
さてさて、本日ご紹介するのは
こちら
葉室麟著『銀漢の賦』
葉室さん、お久しぶりです!
以前、秋月記
をご紹介した際、
もう一つMY葉室さんBESTに
候補が…と呟いていたのは
こちらの作品です
読了後の私の一番の
感想は、
すさまじい。これでした
源五と将監は竹馬の友であった。
しかしとある事件を契機に源五は
一方的に将監に絶縁状を送りつける。
その後、将監は家老にまでのぼりつめ、
身分差が広まるのに並行して
将監と源五の間の溝は深まるばかり。
……しかし、ある日
将監が突然“以前のように”
源五に漏らす。
「源五、わしの我儘を聞いてくれないか」
と、まぁ何をしてくれるのかしら?
と思わずにはいられない
始まり方をする訳です…
そうして始まる、
熱い熱い友情物語
それは確かに秋月記でも
男達の友情、って
書かれていたのですが
あれ以上に思います
『秋月記』ではあくまで
藩のために!と
強い志で集まった男達
ですし、何より
政事とは、何なのか?
と読者に思わせる内容だったので…
この作品は、とにかく
友情が最大のテーマ
政治よりなにより
人間の結びつきが
テーマだと、感じました
しかも、身分を隔てた
男達の友情です。
まず、この時代の身分という隔たりのすさまじさ、
この身分によって置かなければならない
立場の絶対性のすさまじさ…
これは、私が想像するようなもの
どころではないのでしょうが、
しかしこのすさまじいほどの隔たりを
なお超えて源五、将監、十蔵の間にある結びつき。
これは本当にすさまじい、の一言ですね。
もう彼らの結びつきを
友情という言葉で表すことさえ
躊躇ってしまいます
それにしても、この三人だけでなく、
個人的には源五とその妻との関係も
とても印象に残りました。
娘にさえ、分からない二人の結びつき。
愛情や、友情って
一体何が正解なのか
分からないけれども
いろいろと既成概念を
この登場人物達は
ひっくり返してくれる、
そんな気がします
不器用だから、
誤解されながらも
結局相手のことを
強く思う源五の姿には
もどかしいながらも
憧れを感じたり。
相手に言わないと
伝わらないでしょう!
が普通の現代。
しかし、彼らは
彼らの時代の中、
立場・身分の違いによって
否応なく敵同士になって
しまった時、
あくまで敵としての
態度を貫く…
それは、どうしてか…?
やはり、すさまじいんです
読んでみて下さいね
話が進むにつれて、
それぞれの人物の
本当の気持ちが明らかになるたびに、
彼らの使う「友」や「義」という言葉には
想像を絶するような重さを感じました。
本当に、すさまじい
(今日これしか言っていない笑
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こちら
葉室麟著『銀漢の賦』
葉室さん、お久しぶりです!
以前、秋月記
をご紹介した際、
もう一つMY葉室さんBESTに
候補が…と呟いていたのは
こちらの作品です
読了後の私の一番の
感想は、
すさまじい。これでした
源五と将監は竹馬の友であった。
しかしとある事件を契機に源五は
一方的に将監に絶縁状を送りつける。
その後、将監は家老にまでのぼりつめ、
身分差が広まるのに並行して
将監と源五の間の溝は深まるばかり。
……しかし、ある日
将監が突然“以前のように”
源五に漏らす。
「源五、わしの我儘を聞いてくれないか」
と、まぁ何をしてくれるのかしら?
と思わずにはいられない
始まり方をする訳です…
そうして始まる、
熱い熱い友情物語
それは確かに秋月記でも
男達の友情、って
書かれていたのですが
あれ以上に思います
『秋月記』ではあくまで
藩のために!と
強い志で集まった男達
ですし、何より
政事とは、何なのか?
と読者に思わせる内容だったので…
この作品は、とにかく
友情が最大のテーマ
政治よりなにより
人間の結びつきが
テーマだと、感じました
しかも、身分を隔てた
男達の友情です。
まず、この時代の身分という隔たりのすさまじさ、
この身分によって置かなければならない
立場の絶対性のすさまじさ…
これは、私が想像するようなもの
どころではないのでしょうが、
しかしこのすさまじいほどの隔たりを
なお超えて源五、将監、十蔵の間にある結びつき。
これは本当にすさまじい、の一言ですね。
もう彼らの結びつきを
友情という言葉で表すことさえ
躊躇ってしまいます
それにしても、この三人だけでなく、
個人的には源五とその妻との関係も
とても印象に残りました。
娘にさえ、分からない二人の結びつき。
愛情や、友情って
一体何が正解なのか
分からないけれども
いろいろと既成概念を
この登場人物達は
ひっくり返してくれる、
そんな気がします
不器用だから、
誤解されながらも
結局相手のことを
強く思う源五の姿には
もどかしいながらも
憧れを感じたり。
相手に言わないと
伝わらないでしょう!
が普通の現代。
しかし、彼らは
彼らの時代の中、
立場・身分の違いによって
否応なく敵同士になって
しまった時、
あくまで敵としての
態度を貫く…
それは、どうしてか…?
やはり、すさまじいんです
読んでみて下さいね
話が進むにつれて、
それぞれの人物の
本当の気持ちが明らかになるたびに、
彼らの使う「友」や「義」という言葉には
想像を絶するような重さを感じました。
本当に、すさまじい
(今日これしか言っていない笑
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価格:604円 |
2014年11月10日
きみが住む星
さてさて、本日はもう一冊。
『きみが住む星』
美しい表紙ですよね…
これは、旅に出た「ぼく」が
恋人である
「きみ」におくった
絵葉書がおさめられています
目が覚めるような美しい光景
どこか懐かしい風景
わくわくする、
少しファンタジックな
異国の世界
その世界で、ぼくが
見たもの、感じたこと
出会った人のこと
聞いたこと……
この美しい
写真に負けず劣らず
美しい言葉と、感性
朝焼けのこと
空が自慢の村
魔女の住む家
おじいさんのお話を聞く白鳥
突如町中に現れる鳥
石に、チョークで描いた服を着る娘たち……
「ぼく」の言葉は
なかなか
気取ったもののようにも
思えますが
果たしてそれは
いつものことなのか
それとも、
絵葉書だから、なのか
遠い国で待つ「きみ」
に思いをはせながら
こんなに美しい
手紙を書けるだなんて……
薄い本ですし、
その半分は写真なので
本当に、
ぱらぱら、という感じで
読めてしまいます
しかし、一度この本を
開いたら、
多分、じっくり写真を堪能して
そしてまた言葉を
味わいたくなる、はず
「きみが住む星」を
「ぼく」は廻っているはずなのですが
どこか、もっともっと
遠い所からの絵葉書なのでは
ないだろうか、と
何だか、読みながら
夢を見ているような気分になれる
そんな、作品です
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*..管理人による雑記...*
『きみが住む星』
美しい表紙ですよね…
これは、旅に出た「ぼく」が
恋人である
「きみ」におくった
絵葉書がおさめられています
目が覚めるような美しい光景
どこか懐かしい風景
わくわくする、
少しファンタジックな
異国の世界
その世界で、ぼくが
見たもの、感じたこと
出会った人のこと
聞いたこと……
この美しい
写真に負けず劣らず
美しい言葉と、感性
朝焼けのこと
空が自慢の村
魔女の住む家
おじいさんのお話を聞く白鳥
突如町中に現れる鳥
石に、チョークで描いた服を着る娘たち……
「ぼく」の言葉は
なかなか
気取ったもののようにも
思えますが
果たしてそれは
いつものことなのか
それとも、
絵葉書だから、なのか
遠い国で待つ「きみ」
に思いをはせながら
こんなに美しい
手紙を書けるだなんて……
薄い本ですし、
その半分は写真なので
本当に、
ぱらぱら、という感じで
読めてしまいます
しかし、一度この本を
開いたら、
多分、じっくり写真を堪能して
そしてまた言葉を
味わいたくなる、はず
「きみが住む星」を
「ぼく」は廻っているはずなのですが
どこか、もっともっと
遠い所からの絵葉書なのでは
ないだろうか、と
何だか、読みながら
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三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談
昨日は各書名言集だけ投稿して
満足しておりました、すみません…
後程もう一冊くらい、投稿…
できたらいいなぁ…
さて、とりあえずは
久しぶりに絵本の紹介です
ジョンシェスカ著レインスミス絵
『三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談』
なんだか、ちょっぴりリアルで不気味な絵
話も結構ブラックな気も
するのですが、
小学校5年生のクラスで
読み聞かせをして
非常に盛り上がったそう
小学生のツボを押さえた
絵本と言えるのでしょう
主人公は、あの
『三びきのコブタ』
の敵役であるオオカミさん
おれは悪いオオカミなんかじゃ
ないんだぜ!
そう訴えながら
「あの日」のことを語ります
わざと息でふきとばしたんじゃない、
たまたまくしゃみが
でちゃったんだ
そしたらこぶたは死んじゃった
勿体ないから食べちゃった
とまぁ、通るような通らないような
とんでも理屈をこねながら
オオカミは話します
おれは悪いオオカミなんかじゃない
と信じている彼には
勿論反省のいろ無し
そこがまたコミカルで
呆気ないほどとんとんと
物語は進み
また呆気なく終わります
深い話を、良い話を
子どもの教育によいものを
という場合はおそらく
適さないのですが笑
ただただ楽しく絵本を
読みたい、
読み聞かせで
反応がないのは
辛い、
そんなときの救世主に
なるのでは?
と思えるお絵本です
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満足しておりました、すみません…
後程もう一冊くらい、投稿…
できたらいいなぁ…
さて、とりあえずは
久しぶりに絵本の紹介です
ジョンシェスカ著レインスミス絵
『三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談』
なんだか、ちょっぴりリアルで不気味な絵
話も結構ブラックな気も
するのですが、
小学校5年生のクラスで
読み聞かせをして
非常に盛り上がったそう
小学生のツボを押さえた
絵本と言えるのでしょう
主人公は、あの
『三びきのコブタ』
の敵役であるオオカミさん
おれは悪いオオカミなんかじゃ
ないんだぜ!
そう訴えながら
「あの日」のことを語ります
わざと息でふきとばしたんじゃない、
たまたまくしゃみが
でちゃったんだ
そしたらこぶたは死んじゃった
勿体ないから食べちゃった
とまぁ、通るような通らないような
とんでも理屈をこねながら
オオカミは話します
おれは悪いオオカミなんかじゃない
と信じている彼には
勿論反省のいろ無し
そこがまたコミカルで
呆気ないほどとんとんと
物語は進み
また呆気なく終わります
深い話を、良い話を
子どもの教育によいものを
という場合はおそらく
適さないのですが笑
ただただ楽しく絵本を
読みたい、
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辛い、
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なるのでは?
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