2014年11月13日
モモ
さてさて、本日ご紹介するのは
こちら
ミヒャエル・エンデ著『モモ』
言わずと知れた大名作では
ありますが、
昔、読んだ記憶があるなぁ…
という方、是非
再読してみて下さい
子どもの頃は
読書をあまりしていなくって…
という方、とりあえず
読んでみて下さい
児童文学ではありますが
いろいろと、
胸を打たれる作品だと思います
あらすじとしては、
円形劇場の廃墟に住みついた、
もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした
不思議な少女モモ。
彼女の特技は、
人の話を聞くこと。
彼女が黙って、じーっと話を
聞くだけで
話をしていた人々は
悩みが解消してしまう
そんな折、町に
「時間」を人間に倹約させることにより、
世界中の余分な「時間」を独占しようとする
「灰色の男たち」の出現した
男達に騙され、時間を
奪われ、忙殺されて余裕を失い
それでもさらに
効率化を求めていく大人達からは
夢や誇りや朗らかさが
失われていく
そうして、
異変に気づく子ども達
そんな中、モモは
「灰色の男」の
「話を聞く」ことで、
彼らの秘密を知ることとなるが……
子どもの頃に読んでも、
モモというのは、魅力的で、
憧れの存在になるのですが
大人になってから読むと
なんだかますます…
すっかり忘れていた気持ちを
全部、彼女は持っている
彼女が当たり前に、
やることなすこと
全て、どこかノスタルジックで
しかも、憧れたくなる
例えば、子ども達の「遊び」
想像ごっこというのでしょうか
子どもは、皆で集まりさえすれば
どこへでも行ける。
何にでもなれる。
皆で物語を作ってしまえる
この物語の素敵なこと…!
私も、似たような事
やっていたなぁ、と
しみじみ思い出してしまいました
話の展開自体もとても、
面白いですが、
この作品の一番の特徴は
読んだ「大人」に
あ、自分、時間泥棒に騙されているかも!?
と気づかせるところにあります
逆に、子どもの頃に読んだ時って
大人って馬鹿だなぁ〜
と、作品の中の大人達を
冷ややかな目で見ていたのですが
自分が大人になってみると
これが、なかなか…
身を振り返らざるをえなく
なってしまいます
モモというキャラクターの
本当の魅力に気づくのは、
それから。
だからこそ、
児童文学って、
なかなか大人には縁が
薄くなってしまいがちですが
読んでほしい。
読んだこと無い人には勿論
読んだことがある人には、
読了後の自分の
気持ちの違いを、
比べてみて欲しいですね
確か…
私は小学生の時に読んで
ふっと思い出して
中学の時に読んで
大いに衝撃を受け
(つまり、少し忙しい
年齢に入っていたということ
なんでしょうね)
高校になったら
絶対に再読しようと決め
実際に読んで、
確か、高校の
読書感想文、『モモ』で
書いたような……苦笑
「時間」が、美しいものであること
その美しい時間を
枯れさせない為に、
一体どうすべきなのかと
いうこと、
じっくり考え直すきっかけに
なってくれる作品です
人気ブログランキングへ
*..管理人による雑記...*
児童文学って、ご紹介するの、
なかなか勇気がいるんですね
だって、「児童」なんて、
名前がくっついちゃって
いるんですもの…
でも、確かになぁ
子どもの頃読んで
とってもわくわくしたお話達
例えば
『ぼくのつくった魔法のくすり 』
『ルドルフといくねこくるねこ』シリーズ
『ズッコケ三人組』
『家なき少女』
『夢のバレリーナ』
『小さなスプーンおばさん』
『デルトラ・クエスト』シリーズ
『大どろぼうホッツェンプロッツ』シリーズ…
(きりがないことに気が付いた。
あの頃は本当にわくわくしたし
実際今読んでも楽しめるんでしょうが
それでも、あの頃程ではないだろうな、
というのは、分かる…何となく
寂しい…なぁ。
そして、また、これを人に
是非読んでみて!と紹介するのも
うーむ。やっぱりちょっと
躊躇してしまう
例えば、大人になってから
知った児童文学に
『動物と話せる少女リリアーネ』
というのがあって、
すごい、子どもの時の私なら
絶対好きな設定だろうな、と
実際少しわくわくしてしまって
読んでみたのですが
多分、子どもの時だったら
全巻網羅していたと思う…
でも、あー、やっぱり、
今の私にはなぁ…と、
こうなってしまう訳で
寂しいけれども、比較的
子どもの時から
読書好きで、
飛び抜けて多くとは
言わなくとも、
自分的には、
出来る限りの量、児童文学を
読んでおいてよかったと
そう思っておくしか
ないと思うのですが苦笑
そんな中で、この『モモ』は
なかなか、異彩を放つ
(と、個人的に思います
子どもと、大人で
視点をがらっと変えて
しかし、楽しめる
大人になると、ちょっと
何だかひやっとするのですが
でも、楽しめる
これなら、人に勧めても
いいんじゃないか、と
思えてしまう
でも、子どもにとっても
これほどわくわくする
お話は、無いと思うんですね
とにかく、子どもの夢が
詰まっている、
モモの住む町に、
私、とっても憧れていました
ちなみに、この『モモ』は
小学生の頃、本当に
どうしてだったか
親にねだって買ってもらった
んですよね。
しかも、他の本の中に
挟まっていた
紹介のチラシに載っていた
数多くの作品の中で
なんでだか、
『モモ』だけ目について
欲しくて欲しくて
堪らなくなってしまった
今思うと、正直とてつもなく
不思議だけれども、
(大体普段、チラシを
ろくに見ることも無かったと
言うのに、本当に、どうして
『モモ』を見つけだせたんでしょう)
これほど大切な作品の1つに
なったので、
御縁だったのだろうな、と
思ったりします笑
あの時は、確か
読書感想文を書き終わった
後で、親に、
どうせ本をねだるなら
読書感想文を書く
前にねだったら
良かったのに、と
愚痴愚痴怒られたことまで
覚えています…苦笑
(キリが悪いですが
雑記という事に
甘んじて、本日は
ここまで…
こちら
ミヒャエル・エンデ著『モモ』
言わずと知れた大名作では
ありますが、
昔、読んだ記憶があるなぁ…
という方、是非
再読してみて下さい
子どもの頃は
読書をあまりしていなくって…
という方、とりあえず
読んでみて下さい
児童文学ではありますが
いろいろと、
胸を打たれる作品だと思います
あらすじとしては、
円形劇場の廃墟に住みついた、
もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした
不思議な少女モモ。
彼女の特技は、
人の話を聞くこと。
彼女が黙って、じーっと話を
聞くだけで
話をしていた人々は
悩みが解消してしまう
そんな折、町に
「時間」を人間に倹約させることにより、
世界中の余分な「時間」を独占しようとする
「灰色の男たち」の出現した
男達に騙され、時間を
奪われ、忙殺されて余裕を失い
それでもさらに
効率化を求めていく大人達からは
夢や誇りや朗らかさが
失われていく
そうして、
異変に気づく子ども達
そんな中、モモは
「灰色の男」の
「話を聞く」ことで、
彼らの秘密を知ることとなるが……
子どもの頃に読んでも、
モモというのは、魅力的で、
憧れの存在になるのですが
大人になってから読むと
なんだかますます…
すっかり忘れていた気持ちを
全部、彼女は持っている
彼女が当たり前に、
やることなすこと
全て、どこかノスタルジックで
しかも、憧れたくなる
例えば、子ども達の「遊び」
想像ごっこというのでしょうか
子どもは、皆で集まりさえすれば
どこへでも行ける。
何にでもなれる。
皆で物語を作ってしまえる
この物語の素敵なこと…!
私も、似たような事
やっていたなぁ、と
しみじみ思い出してしまいました
話の展開自体もとても、
面白いですが、
この作品の一番の特徴は
読んだ「大人」に
あ、自分、時間泥棒に騙されているかも!?
と気づかせるところにあります
逆に、子どもの頃に読んだ時って
大人って馬鹿だなぁ〜
と、作品の中の大人達を
冷ややかな目で見ていたのですが
自分が大人になってみると
これが、なかなか…
身を振り返らざるをえなく
なってしまいます
モモというキャラクターの
本当の魅力に気づくのは、
それから。
だからこそ、
児童文学って、
なかなか大人には縁が
薄くなってしまいがちですが
読んでほしい。
読んだこと無い人には勿論
読んだことがある人には、
読了後の自分の
気持ちの違いを、
比べてみて欲しいですね
確か…
私は小学生の時に読んで
ふっと思い出して
中学の時に読んで
大いに衝撃を受け
(つまり、少し忙しい
年齢に入っていたということ
なんでしょうね)
高校になったら
絶対に再読しようと決め
実際に読んで、
確か、高校の
読書感想文、『モモ』で
書いたような……苦笑
「時間」が、美しいものであること
その美しい時間を
枯れさせない為に、
一体どうすべきなのかと
いうこと、
じっくり考え直すきっかけに
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児童文学って、ご紹介するの、
なかなか勇気がいるんですね
だって、「児童」なんて、
名前がくっついちゃって
いるんですもの…
でも、確かになぁ
子どもの頃読んで
とってもわくわくしたお話達
例えば
『ぼくのつくった魔法のくすり 』
『ルドルフといくねこくるねこ』シリーズ
『ズッコケ三人組』
『家なき少女』
『夢のバレリーナ』
『小さなスプーンおばさん』
『デルトラ・クエスト』シリーズ
『大どろぼうホッツェンプロッツ』シリーズ…
(きりがないことに気が付いた。
あの頃は本当にわくわくしたし
実際今読んでも楽しめるんでしょうが
それでも、あの頃程ではないだろうな、
というのは、分かる…何となく
寂しい…なぁ。
そして、また、これを人に
是非読んでみて!と紹介するのも
うーむ。やっぱりちょっと
躊躇してしまう
例えば、大人になってから
知った児童文学に
『動物と話せる少女リリアーネ』
というのがあって、
すごい、子どもの時の私なら
絶対好きな設定だろうな、と
実際少しわくわくしてしまって
読んでみたのですが
多分、子どもの時だったら
全巻網羅していたと思う…
でも、あー、やっぱり、
今の私にはなぁ…と、
こうなってしまう訳で
寂しいけれども、比較的
子どもの時から
読書好きで、
飛び抜けて多くとは
言わなくとも、
自分的には、
出来る限りの量、児童文学を
読んでおいてよかったと
そう思っておくしか
ないと思うのですが苦笑
そんな中で、この『モモ』は
なかなか、異彩を放つ
(と、個人的に思います
子どもと、大人で
視点をがらっと変えて
しかし、楽しめる
大人になると、ちょっと
何だかひやっとするのですが
でも、楽しめる
これなら、人に勧めても
いいんじゃないか、と
思えてしまう
でも、子どもにとっても
これほどわくわくする
お話は、無いと思うんですね
とにかく、子どもの夢が
詰まっている、
モモの住む町に、
私、とっても憧れていました
ちなみに、この『モモ』は
小学生の頃、本当に
どうしてだったか
親にねだって買ってもらった
んですよね。
しかも、他の本の中に
挟まっていた
紹介のチラシに載っていた
数多くの作品の中で
なんでだか、
『モモ』だけ目について
欲しくて欲しくて
堪らなくなってしまった
今思うと、正直とてつもなく
不思議だけれども、
(大体普段、チラシを
ろくに見ることも無かったと
言うのに、本当に、どうして
『モモ』を見つけだせたんでしょう)
これほど大切な作品の1つに
なったので、
御縁だったのだろうな、と
思ったりします笑
あの時は、確か
読書感想文を書き終わった
後で、親に、
どうせ本をねだるなら
読書感想文を書く
前にねだったら
良かったのに、と
愚痴愚痴怒られたことまで
覚えています…苦笑
(キリが悪いですが
雑記という事に
甘んじて、本日は
ここまで…
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