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2015年03月04日
探偵倶楽部
さて、本日ご紹介するのはこちら
東野圭吾著『探偵倶楽部』
探偵倶楽部というのは、お金持ち専用の探偵組織
迅速かつ正確に、無駄なく顧客の依頼をこなしていきます
そんな、探偵倶楽部の短編集
あくまで、主人公として描かれるのは、毎回依頼者達
殺人事件の犯人、本当の真実、はたまた浮気調査
物語それぞれは、非常にライトです
いや、本当はヘビーな話のはずなのに、なぜだかライト
重たさがほとんどない…
事件が起きる、説明がなされる、なんやかんやあって
探偵倶楽部が真相をつきとめる、
この繰り返し笑
どうしても非常に短い話ばかりなので、ミステリとして
飛びぬけた面白さ、には欠けるかもしれませんが
伏線回収もあっという間ですので
まぁ、よくこんなにネタを思いつくものだな、と
そしてそれをこんなに惜しげもなくぽんぽんと出してしまうものだなと
感心してしまいます
読んで楽しむ、というのも勿論ですが、
ミステリーを書きたい、と思っている方にとっても
非常に参考になる一冊だと思います
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東野圭吾著『探偵倶楽部』
探偵倶楽部というのは、お金持ち専用の探偵組織
迅速かつ正確に、無駄なく顧客の依頼をこなしていきます
そんな、探偵倶楽部の短編集
あくまで、主人公として描かれるのは、毎回依頼者達
殺人事件の犯人、本当の真実、はたまた浮気調査
物語それぞれは、非常にライトです
いや、本当はヘビーな話のはずなのに、なぜだかライト
重たさがほとんどない…
事件が起きる、説明がなされる、なんやかんやあって
探偵倶楽部が真相をつきとめる、
この繰り返し笑
どうしても非常に短い話ばかりなので、ミステリとして
飛びぬけた面白さ、には欠けるかもしれませんが
伏線回収もあっという間ですので
まぁ、よくこんなにネタを思いつくものだな、と
そしてそれをこんなに惜しげもなくぽんぽんと出してしまうものだなと
感心してしまいます
読んで楽しむ、というのも勿論ですが、
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タグ:小説
2014年12月12日
疾風ロンド
やーっと、やっと
明日は土曜日……!
さてさて、本日ご紹介するのは
こちら。
東野圭吾著『疾風ロンド』
紹介も何も超有名作品
じゃないか!
という反論が巻き起こり
そうですが…(・_・;)
冬なので…
いいじゃないですか…
私はスキーはてんで
駄目なんですけれども。
さて、お話の方は
いかにも不敵な感じのする男が、
スキー場のコースから外れたとおもうと
ある商品を木の下に埋めている…
そんな場面から。
彼は、この商品を持って
ある人物を脅そうとしているようです
さて、全てを計画通りに終了し、
彼は満面の笑みをうかべんばかりに戻って行く……
この男と、脅される側の戦いがはじま……
る、かと思いきや。
予想外の方向へ話は急展開。
男が木の下に埋めていたのは、
泰鵬大学医科学研究所から盗んだ
新型病原菌「K-55」でした
盗み出した男葛原 克也は、
元研究員でしたが
自分に対する処置に不満を持ち
所長東郷 雅臣を脅す為に、
上記のような行動をとったのです
「K−55」は、非常に感染力が強く
致死率の高いウイルスで、
なおかつワクチンが
この世に存在しないという危険な代物
木の下に埋められている
「K-55」を入れてある入れ物は
温度が一定以上になると破損してしまう。
手がかりは、その埋めた木に
つるされた探知機の入ったテディベア
そして、葛原 克也が、
出来る限り周りの風景を入れないように
注意しながら撮った写真が数枚
つまり、そのほとんど
手がかり要素のない写真から
スキー場をわりだし、
後は探知機が光るところを
探して動き回るしか、ないのですが…
探知機の電池は一週間しか持たない。
正直かなり絶望的な状況で
警察なりに捜索願を
出すべきレベルなんですが
法を犯してつくってしまった
「K-55」の存在を
知られたくない東郷 雅臣は、
警察に通報するということをせず
研究主任の栗林 和幸に、探してこい!と
無理難題をつきつけ、
まともにスキーの滑れない
少しぬけた所のある栗林が、
スキーが好きな息子の助けを
借りつつ、「K−55」探しに大奮闘
しかし、普通にスキーが
滑れぬ栗林のような初心者が
コースから外れて
滑れる訳もなく、
身動きが取れなくなったり
あえなくパトロール隊員に見つかったり…
一度ならず二度までも
コースを外れた所を
見つかって、さすがに
パトロール隊員に尋問された
栗林は、思い切ってある策に出ます…
ひやひや、どきどき。
スキーが得意な人々が
まさに雪の上を
駆けまわる、というか
ほぼ飛んでいるんじゃ
ないかという
疾走感。
疾風ロンドですからね…
我儘で横柄で
威張り散らしている東郷 雅臣
そんな東郷に、内心悪態を
つきつつ命令に従わざるをえない栗林
若さゆえに、真っ直ぐで
少し不器用な栗林の息子、秀人
いざという時、頼りになる男
パトロール隊員根津や、
スノーボードをする自分に
不安を抱き始めた
スノーボード選手、瀬利
雪山を自由に滑りまわる
地元の子ども達
そして、「K−55」を狙うとある人物
様々なキャラクターが
複雑に絡み合いながら
物語は進行していき、
最後の最後まで本当に、
ひやひや
個人的な感想ですが、
何となく東野さんの他の作品と
雰囲気が違うように感じました。
どこが、を言うと少々ネタバレになってしまうので
言えないのですが、何というか、
他のものより、人間らしい。
誰が、を言うとこれまた
ネタバレになってしまいそう笑
栗林がかなり愚鈍で、
そのせいで本当に
肝が冷えるのですが、
しかし、文句なしに面白い作品です!
まだ読んでいなかった!
しまった!
という方は、折角ですし
是非是非、読んでくださいね
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さてさて、本日ご紹介するのは
こちら。
東野圭吾著『疾風ロンド』
紹介も何も超有名作品
じゃないか!
という反論が巻き起こり
そうですが…(・_・;)
冬なので…
いいじゃないですか…
私はスキーはてんで
駄目なんですけれども。
さて、お話の方は
いかにも不敵な感じのする男が、
スキー場のコースから外れたとおもうと
ある商品を木の下に埋めている…
そんな場面から。
彼は、この商品を持って
ある人物を脅そうとしているようです
さて、全てを計画通りに終了し、
彼は満面の笑みをうかべんばかりに戻って行く……
この男と、脅される側の戦いがはじま……
る、かと思いきや。
予想外の方向へ話は急展開。
男が木の下に埋めていたのは、
泰鵬大学医科学研究所から盗んだ
新型病原菌「K-55」でした
盗み出した男葛原 克也は、
元研究員でしたが
自分に対する処置に不満を持ち
所長東郷 雅臣を脅す為に、
上記のような行動をとったのです
「K−55」は、非常に感染力が強く
致死率の高いウイルスで、
なおかつワクチンが
この世に存在しないという危険な代物
木の下に埋められている
「K-55」を入れてある入れ物は
温度が一定以上になると破損してしまう。
手がかりは、その埋めた木に
つるされた探知機の入ったテディベア
そして、葛原 克也が、
出来る限り周りの風景を入れないように
注意しながら撮った写真が数枚
つまり、そのほとんど
手がかり要素のない写真から
スキー場をわりだし、
後は探知機が光るところを
探して動き回るしか、ないのですが…
探知機の電池は一週間しか持たない。
正直かなり絶望的な状況で
警察なりに捜索願を
出すべきレベルなんですが
法を犯してつくってしまった
「K-55」の存在を
知られたくない東郷 雅臣は、
警察に通報するということをせず
研究主任の栗林 和幸に、探してこい!と
無理難題をつきつけ、
まともにスキーの滑れない
少しぬけた所のある栗林が、
スキーが好きな息子の助けを
借りつつ、「K−55」探しに大奮闘
しかし、普通にスキーが
滑れぬ栗林のような初心者が
コースから外れて
滑れる訳もなく、
身動きが取れなくなったり
あえなくパトロール隊員に見つかったり…
一度ならず二度までも
コースを外れた所を
見つかって、さすがに
パトロール隊員に尋問された
栗林は、思い切ってある策に出ます…
ひやひや、どきどき。
スキーが得意な人々が
まさに雪の上を
駆けまわる、というか
ほぼ飛んでいるんじゃ
ないかという
疾走感。
疾風ロンドですからね…
我儘で横柄で
威張り散らしている東郷 雅臣
そんな東郷に、内心悪態を
つきつつ命令に従わざるをえない栗林
若さゆえに、真っ直ぐで
少し不器用な栗林の息子、秀人
いざという時、頼りになる男
パトロール隊員根津や、
スノーボードをする自分に
不安を抱き始めた
スノーボード選手、瀬利
雪山を自由に滑りまわる
地元の子ども達
そして、「K−55」を狙うとある人物
様々なキャラクターが
複雑に絡み合いながら
物語は進行していき、
最後の最後まで本当に、
ひやひや
個人的な感想ですが、
何となく東野さんの他の作品と
雰囲気が違うように感じました。
どこが、を言うと少々ネタバレになってしまうので
言えないのですが、何というか、
他のものより、人間らしい。
誰が、を言うとこれまた
ネタバレになってしまいそう笑
栗林がかなり愚鈍で、
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しまった!
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2014年10月08日
パラレルワールド・ラブストーリー
本日ご紹介するのは、こちら
『パラレルワールド・ラブストーリー』
冒頭は、何だか、不思議な、ともすれば
ロマンチックな香りがします
毎朝、向いの電車のドア近くに立っている彼女
それをやはりドアの近くに立って
ガラス越しに彼女を見つめる
目があったような気がする、
いや、気のせいだろうか…?
彼女のことが気になって
気になって仕方が無い崇史
そんな時、彼の大親友智彦が
彼女が出来たと言って連れてきた
女性がが、その、電車の女性でした
大親友に彼女が出来たことを
心から喜んでいた崇史は一変して…
と、気付けば崇史と麻由子が
今度は恋人同士になっていて
読者は大混乱
しかし、やはり不穏な雰囲気が…
崇史は何かとてつもない違和感を感じ
(読者も勿論何が起こったのかと
目を白黒させながら)
他の人々や、麻由子が何かを
隠していると確信し、その
謎の解明に奔走します
そうして、明かされる驚愕の事実…
そんなことになっていたのか…と。
とにかく、恋が人を狂わせる恐ろしさが
よくよく分かる作品です
皮肉な話ですが、崇史が
麻由子にあれほどまでに執着したのも
心の奥底どこかで、自分の方が勝っている
と自負していた相手智彦の
彼女になってしまったからのような
気がするのですね…
崇史のどす黒い心の描写
智彦の悲痛な叫び
そうして、彼らがとった行動は
仕方が無かったのかもしれない…
読みだせば、逃れられなくなる程
引き込まれてしまい
おそろしいほどのスピード感も手伝って
ドキドキ感満載の小説です
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