アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2015年07月18日

宵山万華鏡


さてさて、本日も
こんな時間ですが。

ちょうど先日祇園際と
いうことで、読みたくなってきた
こちらの作品

森見登美彦著『宵山万華鏡
宵山万華鏡.png



祇園祭の雰囲気に包まれる
京都で起こる、
ちょっと不思議な話等含めた

「宵山姉妹」「宵山人魚」「宵山劇場」
「宵山回廊」「宵山迷宮」「宵山万華鏡」

この6篇の短編集


でも、繋がっているお話もあり
繋がっているというか、
同じお話を別視点で
見たお話といいますか

あぁ、成程こうなっていたのか
と、不思議不思議だった
真相のようなものが
うかがえたり、

むしろ、余計に宵山が
不思議な光を
放ちだしたり……


最初の「宵山姉妹」は
不気味なお話で

一気に、祇園際の持つ
何か特別な力のような
何か特別な時空を
感じて、行きたくなります
祇園へ。

不気味なのだけれども


しかし、その後一変して
ごくごく普通の世界が
やってくる

いつもの、「あの」大学生たち……
彼らのお話は、やはりとにかく
面白い。笑いに笑ったその後で

あぁぁ、こんな裏事情も
あったのか、と
他のお話を見て
ちょっとしんみり……

したと思えば

またまた不気味な
祇園際が迫ってくる


とにかく、万華鏡という
題名そのままに
くるくると目が回る程
鮮やかに
テイストの違うお話が
絶妙に現れては消え、
現れては、消え。


大きなお祭りの持つ
何か神聖な感じのある
不思議な雰囲気を

存分に楽しめつつ


相も変わらずの
おばかっぷりに
大笑いしつつ


とにかく、
行きたくなります


祇園へ。


あぁぁ、今年も
行きたかったのに…


と無念を感じる時には
どうしたって
読みたくなる一品です





人気ブログランキングへ


宵山万華鏡 (集英社文庫)

新品価格
¥518から
(2015/7/18 21:17時点)






宵山万華鏡 [ 森見登美彦 ]

価格:1,404円
(2015/7/18 21:18時点)
感想(25件)





posted by at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 森見登美彦

2014年11月03日

夜は短し歩けよ乙女

本日ご紹介するのは、こちら

『夜は短し歩けよ乙女』
夜は短し歩けよ乙女.jpg


森見さんらしい、笑いに溢れた作品でありながらも、乙女目線の語りもあり
ただの阿呆で読んでいて頭の痛くなるような(笑)学生による話という訳でもなく
なかなかに愛らしいお話となっています
乙女に恋する「先輩」と、乙女と、交互に語り手が変わっていきますが
とにかく、「先輩」があり得ない程乙女を神格化しているのが滑稽で
また、彼女とお近づきになるために、あれやこれやと頑張っているのですが
頑張っている方向が何か間違っていて、
よくよく考えてみるとただのストーカーなのですが(苦笑)
あまりにひたむきすぎて、段々と応援せずにはいられなくなっていきます笑

しかしながら、その一方で、ど天然な乙女が全く気付かないで
さらりさらりと「先輩」をかわしてしまうのが
(だからこそ、「先輩」を応援する気にもなるのかもしれませんね)
「先輩」には悪いのですが、面白くて、
私はこの半ば矛盾した気分のまま楽しく読み進めていきました。

また重要なことには、この乙女が非常に読者を惹きつけるキャラクターになっています。
ど天然ですが、うっとうしさが無く、
本当に微笑みながら眺めてしまう感じというのでしょうか。
ど天然という性格の、その良さ、無垢さ純真さ人を疑わぬ所……が全面に出て、
人に迷惑をかけてしまうようなマイナス面がほとんど無いのです
(先輩を落胆させているのは別として)

そして、彼女の独特な喋り方にもご注目。先に断っておきますが、
語尾がいかにもあざとらしいようなもの、という訳ではなく、
可愛らしくそして少しふふ、となってしまうような言葉をを
それはそれは多用しているのです、例えば、
「はむはむ」「ぽっこり」「おともだちパンチ」「むくむく」「なむなむ」等々……。
いや、こうしてあげてみるとあざといかもしれない笑

これをまた絶妙なタイミングで使ってきます。
何というか、少しイタい「先輩」と、
ほっこりさせる乙女のバランスがきっと素晴らしいのだろうと思います。
一応、「先輩」が乙女に恋をしてはじまっていく恋愛小説であり、
表紙などもそれっぽいですが、むずむずするようなベタな恋愛小説ではありません。

本当にほっこりする感じ。声を出しての大笑いというよりも、
この作品はふふ、と笑ってしまうようなことの方が多かったように思います。
読了後気分は爽やかです。

森見さんの作品の中でも、かなり人気の高い作品になっていますよね
これだけメジャーな作品になってしまうと
果たしてご紹介になるのやらどうやら分かりませんが
是非、読んでみて下さい





人気ブログランキングへ


夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

新品価格
¥605から
(2014/11/3 00:27時点)




夜は短し歩けよ乙女 [ 森見登美彦 ]

価格:604円
(2014/11/3 00:30時点)
感想(132件)


*..管理人による雑記...*
posted by at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 森見登美彦

2014年10月16日

新釈走れメロス

さて、本日ご紹介するのは、こちら

森見登美彦著
『【新釈】走れメロス』
走れメロス.png

表題の【新釈】走れメロス はとにかく、涙が出る程笑ってしまうような中身の無い、
阿呆らしい、もっと言うと何が何だか分からないお話です。

あくまでも『走れメロス』を元にしているので、ストーリーも一応
『走れメロス』と大枠は外れず(?)展開していきますが、あくまでそれは
現代の京都のとある大学で起こったことでありまして……

結局のところ、これは阿呆学生によるどんちゃん騒ぎのようなもの
内容など無いんですね(そこまで言うと言い過ぎでしょうか)
阿呆なことが嫌いな方には向きません

何も考えず、ページを繰りながら笑い転げるという
こういうことが好きな方にこそお勧めするお話であります。

他に収録されているのは、
山月記、藪の中、走れメロス、桜の森の満開の下、百物語
等々有名な話のパロディになりますが
何にせよ、ツッコミだしたらキリがありません。
あまり難しく考えず、エリイトぶるようなことはせず、
軽い気持ちで、楽しもう!と思って
読んでみて下さい。と、いいますかそうしないとおそらく楽しめません。
ちなみに、はしたない言葉や描写も出てくるので、苦手な方はご注意くださいね。

他4編もなかなかに面白いですが
走れメロスのように笑い転げるものばかりかというと
そうでもありませんね。
それぞれにそれぞれの楽しみ方があります。
笑いポイントの少ない、余韻のある味のあるお話もこうして
書き出し、見直してみると結構あるのですが、
如何せん、走れメロスが
個人的には衝撃的だったもので。

ちなみに、原作を知っていても知っていなくても楽しめると思います。
原作知らないから、と敬遠する必要はないのでは?
知っている方が、ふふ……となる回数が少し増えるかな、とは思いますが

是非、ご一読ください


banner-2.png

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)

新品価格
¥607から
(2014/10/16 07:38時点)




新釈走れメロス [ 森見登美彦 ]

価格:606円
(2014/10/16 07:41時点)
感想(23件)



posted by at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 森見登美彦

2014年10月03日

恋文の技術

本日ご紹介するのは、こちら

恋文の技術

恋文の技術.png

なんともロマンチックなタイトルに表紙ですね。
作者は……そう、森見登美彦さんです……ふふふ。

森見さんをご存じの方はすぐにピンと来られるでしょう、そう、これは
ただのロマンチックなお話に終始するものではありません。
ちなみに、私的にはこのお話は森見さんの中で一番…です
少なくとも今まで読んだ中では

まず、面白いのがこちら、書簡体と言って、主人公が様々な人に出した手紙を
読んでいく形式になっています。相手からどんな返事がきたのかはそこから想像します
主人公はやはり阿呆学生です。そこはやはりぶれないご様子。さらにいうと破廉恥です。
文通相手は、恋するマシュマロ男、暴君姫君、ませすぎ小学生等々……ほら、
これを聞いただけでも楽しくなってきませんか?
何と、文通相手には、森見登美彦先生までいらっしゃいます。

主人公は時に媚びへつらい、時に説教を垂れ、時に先生面をし
失礼なのだか、何なのだか分からない手紙を書いて書いて書きまくり
そして送りつけていきます。

しかし、そんな主人公にも、書けない、送れない手紙がありました
それが、主人公の想い人に対する手紙です。

主人公は想い人に、素敵な恋文を届けようと、何度も挑戦しますが
全て、失敗書簡としてオジャンに。この失敗書簡が本当に面白くて
私は何度も何度も読み返しては笑ってしまいました。いつ読んでもやはり笑います。
必死に頑張っている彼には悪いのですが。

この失敗書簡の後には彼の反省文ものっていて
これまた面白い。くすくすどころではありません

あ、そうでした、そうでした
この小説、間違っても公の場で読まないように…
特にどちらかというと笑いやすい人は…

さて、そんなこんなで
彼は無事彼女に素敵な恋文を届けられるのでしょうか?

手紙を読んでいるだけ、だというのに
見事にストーリーが浮かび上がっていくというのが素晴らしいです
そして、終わり方が本当に大好き。笑って笑ってさらに笑って……

最後は心温まる終わり方

最後までいくと表紙の意味が分かるのですが
本当に、私はこの赤い風船と手紙の
組み合わせ、好きですね

なかなかロマンチックじゃない、と
彼にお手紙でも出して賞賛したいところ。

笑いたい方、ほっとしたい方
疲れた心を癒したい方

とりあえず何でもいいから
面白い本をお探し中の方……

どうぞご一読ください


人気ブログランキングへ

恋文の技術 (ポプラ文庫)

新品価格
¥670から
(2014/10/3 00:25時点)




恋文の技術 [ 森見登美彦 ]

価格:669円
(2014/10/3 00:27時点)
感想(22件)



posted by at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 森見登美彦
本日の一冊
紹介記事は こちら


気ままにもう一冊

きみが住む星 (角川文庫)

とうとう旅に出てしまった。 離陸した飛行機から、 群青の成層圏の空が見えたとき、 ぼくはこの星が好きだと思った。 どうしてなのか考えて、気がついた。 この星には、きみが住んでいる。 きみが住む星をぼくは旅する
検索
此の程
プロフィール
碧さんの画像

ようこそ、ご観覧
ありがとうございます(*- -)(*_ _)
こちら元々は自分の読書ペースを
保つためはじめた
独断と偏見に満ち満ちている
本紹介ブログです…。
※書評ブログではありません
詳しくはプロフィールにて
プロフィール
作者順
愛川晶(1)
碧野圭(1)
青柳碧人(1)
阿刀田高(2)
安部龍太郎(1)
綾辻行人(1)
荒木源(1)
有川浩(2)
今野敏(1)
池井戸潤(1)
池澤夏樹(8)
伊坂幸太郎(5)
稲垣足穂(1)
井上荒野(1)
井上靖(1)
松樹剛史(1)
上橋菜穂子(3)
岩合日出子(1)
ヴァレンタイン デイヴィス(1)
江國香織(2)
遠藤周作(3)
小川洋子(2)
奥田英朗(2)
織田作之助(1)
乙一(4)
カート・ヴォネガット(1)
恩田陸(2)
加賀乙彦(1)
垣根涼介(1)
角田光代(3)
梶尾真治(1)
風野真知雄(1)
川端康成(2)
菊池寛(1)
貴志祐介(1)
窪美澄(2)
幸田文(3)
こうの史代(1)
小松英雄(1)
桜庭一樹(2)
さくらももこ(1)
佐藤賢一(1)
重松清(2)
獅子文六(1)
雫井脩介(1)
シドニィシェルダン(1)
朱川湊人(1)
城山三郎(1)
須川邦彦(1)
高野和明(2)
高橋源一郎(1)
ダニエル・キイス(1)
谷崎潤一郎(4)
ダン・ブラウン(1)
辻村深月(5)
辻征夫(1)
筒井康隆(1)
恒川光太郎(1)
竜門冬二(1)
長野まゆみ(1)
中村文則(2)
南木佳士(1)
梨木香歩(1)
野尻抱影(1)
乃南アサ(1)
橋本紡(2)
長谷川卓(1)
葉室麟(4)
原田マハ(1)
バリー・ライガ(1)
東野圭吾(3)
藤沢周平(1)
本田和子(1)
本多孝好(1)
眉村卓(1)
三浦しをん(2)
ミシェルペイヴァー(1)
三島由紀夫(2)
道尾秀介(1)
宮部みゆき(1)
武者小路実篤(1)
森絵都(2)
森博嗣(2)
森見登美彦(4)
吉本ばなな(2)
山本兼一(1)
山本弘(1)
横山秀夫(1)
絵本(22)
児童文学(7)
その他(7)
アンソロジー(2)
参考書(2)
名言(41)
絵本名場面(3)
意訳シリーズ(13)
北山猛邦(1)
吉村昭(1)
村田 沙耶香(1)
中田永一(1)
<< 2017年05月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
タグクラウド
B. ロルンゼン 内田麟太郎 田中 奈津子 碧野圭 風野真知雄 Beauty and the Beast Boy Lornsen Disney FROZEN K. グロース lyrics Nickelback One Direction QUEEN Savin&amp;amp;#39; Me Story of My Life Taylor Swift We Will Rock You Web漫画 いまえ よしもと さくらももこ さそうあきら すばらしい新世界 ふりやなな アナと雪の女王 アンソロジー アンドリュー・クレメンツ アンドロイド エッセイ ガブリエルバンサン クレィドゥ・ザ・スカイ シドニィシェルダン ジェンシェスカ スカイ・クロラ スカイ・クロラシリーズ ダウン・ツ・ヘヴン ダール,ロアルド ティーン トミー=アンゲラー ナ・バ・テア ファンタジー フラッタ・リンツ・ライフ フランク・ロジャーズ ブレイク,クェンティン ホラー マルバーン ミシェルペイヴァー ミステリ ミステリー ミヒャエル・エンデ ヤマダ ライトノベル レインスミス ヴァレンタイン デイヴィス ヴァージニア・アイアンサイド 万葉集 三島由紀夫 上橋菜穂子 中村文則 中沢新一 中田永一 乙一 井上荒野 今野敏 伊勢物語 伊坂幸太郎 佐藤さとる 佐藤賢一 児童文学 児童書 写真 加賀乙彦 北山猛邦 南木佳士 原田マハ 参考書 吉本ばなな 吉村 昭 吉田尚令 名場面 名文 名言 味戸ケイコ 和訳 坂木司 垣根涼介 城山三郎 外国文学 大人の恋愛小説 太平洋戦争 奥田英朗 安部龍太郎 宮下 嶺夫 宮沢賢治 宮西達也 宮部みゆき 宵山 小川洋子 小松英雄 小説 山本ゆり 山本兼一 山本容子 山本弘 岡田よしたか 岩合日出子 岩瀬成子 嵐山光三郎 川端康成 幸田文 恒川 光太郎 恩田陸 意訳 扉開けて 推理小説 斎藤隆介 新古今和歌集 新聞小説 日本語訳 時代小説 有川浩 本多孝好 朱川湊人 村上勉 村田 沙耶香 東野圭吾 林明子 柿本人麻呂 梨木 香歩 森博士 森絵都 森見登美彦 横山秀夫 橋本紡 歌詞 武者小路実篤 江國香織 池井戸潤 池内紀 池澤夏樹 浅田次郎 清川あさみ 湯川豊 滝平二郎 獅子 文六 発狂するエラー 百人一首 眉村卓 短篇集 短編集 祇園祭 稲垣足穂 筒井康隆 筒井頼子 絵本 織田作之助 英文解釈 英語 荒木源 菊池寛 葉室麟 藤沢周平 角田光代 解釈 読み聞かせ 読み聞かせ(中学年) 読み聞かせ(低学年) 読み聞かせ(小学校高学年) 谷崎潤一郎 谷川俊太郎 谷村まち子 貴志祐介 辻原登 辻征夫 辻村深月 道尾 秀介 遠藤周作 重松清 野尻抱影 長谷川摂子 長野まゆみ 関川夏央 阿刀田高 青少年読書感想文全国コンクール 青柳碧人 須川邦彦 高野和明 S&Mシリーズ SF
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。