2014年11月15日
時間の砂
さてさて、本日ご紹介するのは
こちら
シドニィシェルダン著
『時間の砂』
時は1970年代。
スペイン国内では、反政府組織のバスク人と
政府が激しい抗争を繰り返していた。
己の信条のために闘う
バスク独立運動の
地下組織ETAの英雄、ハイメ・ミロ
そんなテロリストである
ハイメ・ミロを追う
アコーカ大佐
アコーカ大佐は、ハイメを
かくまっていると睨んで
システシアン派尼僧院を
軍隊をひきつれて襲います
いいがかりという院長の言葉等
耳を貸さず、院内を軍隊が
荒らす中、院長は、
ある4人に、金の十字架を託すのです
この4人の修道女の過去が
またまたすさまじくて、
読んでいる間辛かったのですが
この4人が、やがて
ハイメら一味と合流し、
共に逃亡生活をはじめてからは
途端に、面白くなってきます
ハイメらが、テロリストで、
人殺しや強盗をしていることも
分かっているのですが
テロリストがテロリストに
ならざるをえなかった過去を
見せられると
短絡的に彼らを責める気にもなれず
むしろ、政府から頑張って
逃げてくれ……とさえ思ってしまいます
何しろ、生死をかけた逃亡劇ですから
ドキドキハラハラの連続
俗世からすっかり離れて
久しく、逃亡などてんで不向きな
修道女を連れ
ハイメらは巧みに
敵を撒き、判断を下し
あっと驚くような戦略で
政府を苛々とさせます
そして、そんなテロリスト
である、ハイメを
熱狂的に応援するバスクの人々
そんな中、最初はハイメらに
警戒心を持っていた
修道女たちも徐々に心を開き……
ここらへんの、
ハイメら一味と修道女たちの
関係、やりとりも
非常にうまく描かれていて
とにかく、面白い!
に尽きます。
濃厚で面白い作品を
読みたい、という方
是非是非。
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シドニィシェルダン著
『時間の砂』
時は1970年代。
スペイン国内では、反政府組織のバスク人と
政府が激しい抗争を繰り返していた。
己の信条のために闘う
バスク独立運動の
地下組織ETAの英雄、ハイメ・ミロ
そんなテロリストである
ハイメ・ミロを追う
アコーカ大佐
アコーカ大佐は、ハイメを
かくまっていると睨んで
システシアン派尼僧院を
軍隊をひきつれて襲います
いいがかりという院長の言葉等
耳を貸さず、院内を軍隊が
荒らす中、院長は、
ある4人に、金の十字架を託すのです
この4人の修道女の過去が
またまたすさまじくて、
読んでいる間辛かったのですが
この4人が、やがて
ハイメら一味と合流し、
共に逃亡生活をはじめてからは
途端に、面白くなってきます
ハイメらが、テロリストで、
人殺しや強盗をしていることも
分かっているのですが
テロリストがテロリストに
ならざるをえなかった過去を
見せられると
短絡的に彼らを責める気にもなれず
むしろ、政府から頑張って
逃げてくれ……とさえ思ってしまいます
何しろ、生死をかけた逃亡劇ですから
ドキドキハラハラの連続
俗世からすっかり離れて
久しく、逃亡などてんで不向きな
修道女を連れ
ハイメらは巧みに
敵を撒き、判断を下し
あっと驚くような戦略で
政府を苛々とさせます
そして、そんなテロリスト
である、ハイメを
熱狂的に応援するバスクの人々
そんな中、最初はハイメらに
警戒心を持っていた
修道女たちも徐々に心を開き……
ここらへんの、
ハイメら一味と修道女たちの
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