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2014年09月28日

グスコーブドリの伝記

本日2冊目になってしまいますが、余裕のあるうちに、
ということで、ご紹介します

宮沢賢治作 清川あさみ絵 
『グスコーブドリの伝記』

絵本になりますが、本当にこれは是非
時間を作って読んで頂きたいですね

物語も、そして絵も非常に綺麗で
心が洗われる、そんな絵本です

絵があるとはいえ、ページ数実に80ページ強
絵のないびっしり文字のつまったページもあるため
あまり読み聞かせ、には向きませんね…

しかし私の母はこの絵本が好き過ぎて
紙芝居にしてリレー形式にして朝の読み聞かせで
小学校6年生の子達に読み聞かせたところ
わざわざ、子どもがとても良かったと連絡をくれた
お母様がいたり、
紙芝居に参加したお母様の中に
気に入ってしまって購入してしまったという方も
いらっしゃったそうです。

宮沢賢治様恐るべし。

勿論読み聞かせも良いと思いますが
個人的には、難しくてもゆっくりゆっくり
咀嚼しながら少しずつちゃんと自分のものに
しながら読んで欲しいな、と願う作品なのですが笑

そう、内容としては、決して単純、とはいきません
また、宮沢賢治さんらしい
ひしひしとした悲しさがたくさん詰まったお話でもあります

お話はグスコーブドリの住む森が荒れ、
お父さん・お母さんがいなくなってしまい
妹のネリは誘拐されてしまうというはじまりです

それから懸命に生きるブドリ
賢明に生きるのはブドリだけはありません
皆そうなのです
ささやかに、しかし懸命に生きる人々の姿が浮かびます

やがてブドリは、彼にとって非常にやりがいのある
と言っていいような仕事につくことになります

しかし……

幸せもつかの間
再び、ブドリ達が生きている世界を
寒波が襲うこととなるのです

再び、森が荒れてしまう危機に陥ってしまう

ブドリは、ブドリ達のような家族が再び
たくさん出来ると思うと
いてもたってもいられず
物も食べられずにずっと、ずっと考える

ブドリはどのような決断を下したのか。

ブドリの気持ちを思うと本当に
切なく、その切ない感じが
お話によっても、そして美しい絵によっても
非常に上手く表現されています

この世界観だけでも読む価値ありと思う程なのに
この内容の濃さ。
贅沢な絵本ですよ、全く。

子どもの頃に読んで、大切に持っておいて
また大人になってから読みたい絵本です

ちなみにこのお話は映画化?アニメ化?
されているようで
家で見てみたのですが……
こちらは正直あまりお勧めしません…
物語がかなり原作と変わっていて
原作に惹かれた人間としては
ショックを感じてしまいました
世界観全く再現されていませんでしたし…
こちらverも絵本になっているとかいないとか…
あああ、絵本も原作から物語を
変更してしまったものなのかしら……おそろしい

読むなら、清川あさみさんが絵を担当している
絵本! ですよ、間違えないでくださいね!

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posted by at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本

秋月記

さてさて、本日ご紹介するのは

葉室麟著『秋月記』です!

葉室麟さんと言えば、『蜩の記』で
今をときめく作家様のお一人だと思うのですが

あえてここで『秋月記』
いや、だって、葉室麟さんの作品の中では
個人的に一番この作品好きなんです
(一番、はいやしかしもう一つ候補があるな…)

『蜩の記』も勿論素晴らしいのでまた後日……

さて、『秋月記』題名の通り、舞台は秋月藩
主人公は名前も知られないような男達
とにかく熱い、熱い熱い熱い作品であります

武士の生きる道とは何か
藩の為に生きるとはどういうことか

凄まじい自分への故郷への愛が
男たちをああまで必死にさせてしまうのかと…

複雑な藩の情勢の中、
「藩を良くするために」
命を捨てる覚悟で団結する男たち

しかし、それが果たして勧善懲悪に
結びつくのか!?

実は、知られざる深い事情があって……
新事実が判明した時にはうならされてしまいました…
そこまでするのですか……
(読めば私の言いたいことは分かります笑

さて、新事実を前に、団結していた男達は
どうなってしまうのか?

命を捨てる覚悟が出来た、若者達も
年を経て地位や家族が出来る
そうするといつまでも、過去の仲間と
危ない橋を渡り続ける訳にも
いかなくなっていく……

「若い」ということが
どれほど特別なことだったか
「大人になる」とは
どういうことだったか……


そんな男達の友情もまた
非常にぐっとくるポイントです
揺らいでは結びつき
また揺らいでは……

とにかく何度も起承転結が訪れ
このたった一冊の中で一体
盛り上がりポイントが何点あるのかと
驚かされる作品です

まさしく一気読み

また、この作品、
非常に戦闘シーンが格好いいです
また、武士達がそれぞれ
キャラがしっかりたっていて
恰好良いこと恰好良いこと

反則級に思える程強い
海賀藤蔵という
キャラクターの
戦闘シーンは本当に
わくわくしてしまいますし

個人的には、
いかにも武士という感じの
お堅いお堅い
お堅すぎつつ実は熱い
坂田第蔵という
キャラクターのファンです笑


とにかく何か面白い本を!
という方に是非お勧めしたい一品です


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posted by at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 葉室麟

2014年09月27日

カデナ

さて、記念すべきご紹介本一冊目は……

これはまた、迷うのですが、こちらに致しました

池澤夏樹さん著作の『カデナ』です

池澤夏樹さん、個人的にとても好きなので、おそらくこれから
たくさんご紹介することになると思うのですが……

このお話は、日本が戦争をしていた頃が舞台となっています

アメリカ空軍の秘書をしている女性
をはじめとして、見ず知らずの4人が
アメリカの空軍による攻撃を無力化するために
スパイとして協力し合います。

スパイとして活動している間は本当に
はらはらの連続です。
ばれるか、ばれるか……
ばれないか、殺されないか……
協力している人々は
本当に信用できるのか
敵か、味方か……

自分が正義と思うことを
命がけでする人々の姿が
そこにはあります
友人を、恋人を、裏切りながら……

息をつめながら、静かに静かに
ページをめくる


池澤夏樹さんの作品は
基本的に静かです
これほどまでに
はらはらしているのに
うるさくない
だからこそ、
息をつめて、読んでしまう


だからこそ、逆に
自分の心臓の音が
聞こえてきそうな、緊迫感
があったりして


ラストも秀逸です。
それまでの雰囲気を全く壊さない
ハッピーエンド?バッドエンド?
よく分からないんです。
ハッピーだとかバッドだとかではなく
落ち着くところに落ち着いた、
すごく、現実的な終わり方、
そんな印象

如何でしょうか?
池澤夏樹さんのお話の中でも
特に読みやすい、と
個人的に思うものですので
興味を持たれた方は、
是非読んでみて下さい

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posted by at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹

はじめまして

本を紹介する為のブログ、ついにはじめてしまいました。

本を読もう読もうと思っていながら
ついつい読まない期間が出来たりするのが嫌で
自分に課題を課そうと思ったのがきっかけです笑

1日一冊と言いたいところですが、少し自信がないので
1週間に7冊、これを目標に、自分の好きな本を
広めていきます

小説・エッセイは勿論、論文とまではいかなくても説明文的なものや
是非、読み聞かせなどに使って頂きたい絵本等々、とにかく
いろいろなものを紹介していくことになると思いますが
よろしくお願いしますm(__)m

読書量が多い方という訳でもないと思うので笑
是非お勧めの本があれば教えてください

学校で読み聞かせするんだけど、お勧めない?なんて
コメントもどきどきしながらお返事させて頂きますので
お気軽に……
本日の一冊
紹介記事は こちら


気ままにもう一冊

きみが住む星 (角川文庫)

とうとう旅に出てしまった。 離陸した飛行機から、 群青の成層圏の空が見えたとき、 ぼくはこの星が好きだと思った。 どうしてなのか考えて、気がついた。 この星には、きみが住んでいる。 きみが住む星をぼくは旅する
検索
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ようこそ、ご観覧
ありがとうございます(*- -)(*_ _)
こちら元々は自分の読書ペースを
保つためはじめた
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※書評ブログではありません
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