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2014年10月08日

悪い本

もう少しこう、見やすくならないものかなー
とホームページをいじっていたら
なぜだか広告が出てきてしまったので
広告追放のため、本日は3冊目を。笑

ぐっときたというよりむしろ
ただただ衝撃的だったのですが笑

宮部みゆき作 吉田尚令絵
悪い本

悪い本.png

まず、驚きました。

あの、宮部みゆきさんが、絵本?
絵本なのですか?

という感じで…

絵本、ということは
子どもむけ?

『ステップファザー・ステップ』
みたいな感じかな?

でも、タイトルが『悪い本』…?

と思いつつ読んでみれば
なんだかもうお手上げです

よくよく見てみると、
怪談えほん、ということらしいのですが

うーん、怪談、という訳でも
ないと思いますね

むしろ、もっと人の奥の方を
ぞわっとなでられるような
そういう怖さ

なかなか絵本にしては珍しい
深い、深い、そして怖い絵本です

子どもに読ませるかというと…
トラウマになりそうだなぁ

絵の描きこまれようがすごいですね
何と言いますか、こわいんですが
妙に惹かれるものがあると感じました

うーむ。たまらん、
なんだろう妙な中毒性

しょっちゅうしょっちゅう見るには
少し心臓というか精神に
よろしくない気もしますが…

確かに、この本がふっと
必要になるような時もあるのかもしれない…


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4こうねんのぼく


本日はもう一冊いきましょう

ひぐちともこ作・絵『4こうねんのぼく

4こうねん.png

こちら、見ての通り、絵本なのですが
子ども以上に、大人が見た方が
いろいろと受け取るメッセージが
大きいような…そんな気がします。
ネタばれの多い紹介になりますので
ご了承くださいね。

関西弁で元気に
先生あんな、とはじめる「ぼく」

今日、「ぼく」のお父ちゃんと
夜のピクニックに行こうということになり

お父ちゃんと弟と一緒に
買い物を済ませ

公園へ行き

たっくさんの星を見て
わーっと子どもらしく歓声を漏らす「ぼく」
が、ふと思い出して
父ちゃんに言うのです

1こうねんって知ってるか?

ここからの話は子どもらしい、
想像力に富んだ話が続きます

1こうねん離れたとこから
地球を見れば、一年前の地球が見える

なら、ずーっと遠くから見れば
恐竜がみえるねんな

思わず微笑ましくてにっこり
してしまいますね、しかしこれでは
終わらないのです

それから、ずっと近づいて
4こうねん離れたとこから地球を見れば…

おかあちゃんが見えるな!

ここで、読者は気付き

おかあちゃんが洗濯物してるとこが
見えるな!!!

ここらへんで、もうなんだか
涙が出てきそうになります

読み終わった後で裏表紙を
見てみると、「ぼく」の考えた
宇宙船には、やっぱり
表表紙にのっている「ぼく」と弟、そして
おとうちゃんしか乗っていない……

理由は分かりませんが、
おかあちゃん、を亡くしたぼくが
4ねんたった今もなお、おかあちゃんを慕い
しかも前を向いて生きている
いつか、かしこくなって
絶対おかあちゃん見たるぞっと
元気に明るく振る舞っている

子どもさんは、意味が理解出来ないことも
あるようで、そうなるとこの絵本は
かなりツマラナイものになってしまうのですが

「ぼく」を応援したくなり
また、自分もちゃんと前を向いて生きていこう
と思える作品です

是非、普段は絵本に縁の無いかたにも
読んでいただきたきと思います



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posted by at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本

パ​ラ​レ​ル​ワ​ー​ル​ド​・​ラ​ブ​ス​ト​ー​リ​ー


本日ご紹介するのは、こちら
パラレルワールド・ラブストーリー

parareruwa-rudorabu.png

冒頭は、何だか、不思議な、ともすれば
ロマンチックな香りがします

毎朝、向いの電車のドア近くに立っている彼女
それをやはりドアの近くに立って
ガラス越しに彼女を見つめる

目があったような気がする、
いや、気のせいだろうか…?

彼女のことが気になって
気になって仕方が無い崇史

そんな時、彼の大親友智彦が
彼女が出来たと言って連れてきた
女性がが、その、電車の女性でした

大親友に彼女が出来たことを
心から喜んでいた崇史は一変して…

と、気付けば崇史と麻由子が
今度は恋人同士になっていて
読者は大混乱

しかし、やはり不穏な雰囲気が…
崇史は何かとてつもない違和感を感じ
(読者も勿論何が起こったのかと
目を白黒させながら)

他の人々や、麻由子が何かを
隠していると確信し、その
謎の解明に奔走します

そうして、明かされる驚愕の事実…
そんなことになっていたのか…と。

とにかく、恋が人を狂わせる恐ろしさが
よくよく分かる作品です

皮肉な話ですが、崇史が
麻由子にあれほどまでに執着したのも
心の奥底どこかで、自分の方が勝っている
と自負していた相手智彦の
彼女になってしまったからのような
気がするのですね…

崇史のどす黒い心の描写
智彦の悲痛な叫び

そうして、彼らがとった行動は
仕方が無かったのかもしれない…

読みだせば、逃れられなくなる程
引き込まれてしまい
おそろしいほどのスピード感も手伝って
ドキドキ感満載の小説です


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2014年10月07日

ママになったネコの海ちゃん


さて、少しずんとくるお話が続いたので

岩合日出子著
ママになったネコの海ちゃん

海ちゃん.png

こちらをご紹介しましょう

中には、作者の夫である光昭さんによる
写真がたくさん。
どれもこれも可愛らしくて
ネコ好きならば、もうそれだけで癒されます

しかし、海ちゃん、
このネコがまた、なかなかに

変わったネコなのです

事の発端は、
光昭さんが
ネコの写真を撮る!
と言いだし、

二人で、ネコを飼おうと
なったことがきっかけ

理想のネコを探してあちこち探しまわり
やっと見つけたのが、こちら海ちゃん

ネコらしくないネコというか
非常なへそ曲がりで
頑固者
面白いくらい意思のはっきりした
この海ちゃんと
過ごした日々のエッセイです

小さな小さなへそまがり海ちゃんから
ちょっとはっとさせられる
出来事をたくさんしながら

海ちゃんは成長していきます

それは喜ばしいことであり
また寂しいことでもあり

作者と、作者の夫では
また海ちゃんへの接し方が
少し違っていたりして

だから、海ちゃんの成長に対する視線も
ちょっと違っていたりする

ほっこりして、ちょっと切なくて
でも、読んでよかった、
そう思えると思います。


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posted by at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 岩合日出子

ラッシュライフ

さて、本日ご紹介するのはこちら

伊坂幸太郎著『ラッシュライフ

ラッシュライフ.png

映画化もされたとても有名な
小説なのですが、
まだ読んでいない方は是非是非!

泥棒のプロフェッショナル
不倫相手の妻を殺そうと企てるカウンセラー
救いを求める青年
無職の男
退屈を持て余した老夫婦
金で買えないものはないと豪語する男
日本語に興味のある白人女性……

それぞれの人生が、
それぞれの刺激的な人生が
描かれ、

彼らはどこかで、少し繋がり
どこかで強く繋がり…

何度も何度も視点が変わり
(主人公が変わり
物語は展開していきます

その中で、読者にも
意味が分からない、謎。な
出来事もたくさん出てきて…

案外その謎が、他の主人公の
お話の時に分かったりして

最初は、なんだか分からずふりまわされ
ていたのが、次第次第に
地に足がついていくような感覚

疑問に思っては納得し、の
繰り返し、おそろしくよく練られたお話で
非常に楽しくて面白い

無駄なことは一切書かれていない
と言っていいほど、全てが
伏線となって最後には
綺麗に回収されてしまいます

ラッシュライフ――豊潤な人生

これを読むと送れるような
気がしてきます


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2014年10月06日

なきすぎてはいけない

さてさて、本日はもう一冊いきましょう

内田麟太郎作 たかすかずみ絵
なきすぎてはいけない

なきすぎてはいけない.png

非常に心温まる、絵本です

おまえは待っている

からはじまる、祖父から孫への語り
小さな小さな男の子が
ポツンとバス停で待っているのが
描かれていて、

そんな男の子をきっとどこからか
見守りつつ、祖父は言うのです

まだ私の亡くなったことを知らないで

祖父は男の子が、自分が死んだのを
知れば、泣くだろうと
語りかけ、

泣いてもいい、そう言います
でも、泣きすぎてはいけない

どうしてか?

祖父から孫に向けた
大切なメッセージ

口調は決して柔らかくはないのですが
優しさが溢れだしているのが分かり

それがまた、ふわふわとした絵に
よく合っています

祖父が、孫との思いでを語り、
そこから未来に思いをはせていく

その過程の中で、じんわりと
胸が熱くなるのを感じるのではないでしょうか

自分が死ぬ間際に、ふっと
思い出すんじゃないだろうか、と
そう思える作品です


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posted by at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本

沈黙


おはようございます、本日紹介するのはこちら

遠​藤​周​作著『沈黙

沈黙.png

重い話ですが、考え方をぐいと
広げてくれる、良い作品です

キリスト教に対して禁教令が出た頃の日本
宣教師ロドリゴが、
棄教したという報せとともに
連絡がつかなくなっている
恩師フェレイラ教父を探すため
そして、また布教活動のため
そのような状況の日本へ上陸します

この時の彼の様子は、
どこまでも真っ直ぐに神を信仰する
真摯なクリスチャンで
印象に残ります

勿論、キリシタンでない日本人に
見つかれば、即アウト

日本に上陸した時から、
緊張の連続で神経が疲れてしまいそう

そして、辛い
次から次へと、まあよくこんなに
辛いことが起きるものだと
思うほどに、
あの頃の日本では
「キリシタン」に対する仕打ちはひどかった

しかし、文章自体は驚くほど
すらすらと読め、引き込まれて
本当に、そこにいるかのような感覚

だからこそ余計辛いんですが笑

また、日本では
同じ「キリシタン」でも様々な人が出てきます
ひたすらに、ただひたすらに
神の救いを求めて祈る農民たち
恐怖に打ち勝てず、仲間を裏切っては
再びキリストを信仰しようとするキチジロー

私は、自分がクリスチャンでないからか
(一神教の宗教を信仰していないからか
キチジローの行動に嫌悪感を
覚えながらも共感してしまいました

対して、ロドリゴ他クリスチャン「キリシタン」
達には、はじめ共感出来ないものが
あったのですが
徐々に、彼らの神に対する
心の持ちようが見えてきて
気持ちが塞がれるようになりながら
読み進めていきました

ロドリゴは一度たりとも
神を責めることはしませんし
ひたすら、祈るんです
肉体的にどれほど辛くとも
精神的に彼はそれだけで救われていた

しかし…日本で行われる
拷問はあまりにも過酷であり、残酷です

それでも、ただ祈り続けていた
ロドリゴにも、神は「沈黙」を貫きます

キリスト教がテーマなのですが
むしろ、クリスチャンで無い人が読んでも
非常に興味深く
考えさせられる作品です


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posted by at 07:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 遠藤周作

2014年10月05日

その日のまえに

さてさて、本日ご紹介するのはこちら

その日のまえに

その日のまえに.png

何だか今まで、笑えます!が多かった気がしたので
思いっきり泣きたい時におすすめの一冊

「その日」というのは…
主人公の妻が癌によって亡くなる日のこと

不自然なくらい、明るく振るまっているこの二人の
お話からはじまる、ゆるゆるとつながった短編集です

とにかく……
哀しいのですが、哀しいものは美しい

「その日」をどう迎えるか
「その日」までに何をすればいいのか
残された子どもには、何を……

残りすくない「その日」のまえを
彼らは一緒に悩み考えながら
過ごしていく

時に目を逸らしてしまいそうになっても、
またどんなに悩んでも泣いても、着実に
病は彼女の体を蝕んでいく

彼女は本当に子ども思いな人で
心配させまい、心配させまいと
頑張ろうとはするんですが
子どもというのは敏感で……

なんでお母さんなんだよ、サイテーだ
と、真っ直ぐ吐き捨てる
長男の言葉が胸に刺さります

そして、彼ら彼女らとはまた違う人々で
癌になって、余命を宣告された人、
闘う人がいる……

この病気に向き合う様々な人々の
お話が続いて…

「その日」はきます

この「その日」がとにかく…
涙で読むのが大変なくらいなのですが
「その日」を迎えた
妻を、母を、そして娘を…
それぞれの立場から見つめる人々

ここにきて、彼女の父親・母親が登場するんですが
病院のベッドで、様々な機器を取り付けられて
眠っている彼女を見て、
まず父親が発した一言が
本当に、もう、忘れられません…

極限まで哀しい状況下で、
極限まで相手を想った時の言葉というのは

それぞれ、人によってどんなに違っていても
例え一見乱暴に見えても

何か、とてつもなく哀しくて綺麗なものが
滲み出ていて、
後半に入れば入る程号泣してしまいます

身近にいる人を、その人といる時間を
ちゃんと大事にしよう、とそう
思わされる作品です



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タグ:重松清 小説
posted by at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 重松清

各書名言集(絵本)

こんにちは。絵本の振り返りです
すみません、グスコーブドリが……
記事を書くために本棚から出したのは
覚えているんですけど……アハハ
な状態ですので
また今度……

おおきな きが ほしい

71392.jpg

絵本なので、一ページをぺろんとのせていきます
名言、というか、子どもの頃、一番わくわくと憧れた場面の一つ
おおきな木の上の小屋の中に
もみじのはっぱが舞い込み
かけすが遊びにきて
しかも宝物を置いて行ってくれる
素敵だなぁ……
記事はこちら

半日村
71391.jpg

うーん、迷ったのですが
やはりここは名場面かと。
「にわとりがなくと、それといっしょに村のたんぼにぱっと朝日がさした」
この文章は、なかなか鳥肌もの
すみません、記憶違いで一平の孫まで出てきたと
記事で書きましたが、子どもでした。
記事はこちら

かえるの平家ものがたり
へい.gif

これは、冒頭部分です。言葉はこのような感じ
―げんじぬまの なつのあさ
 かえるの こどもの あそびごえ
 うたを うたって じゃん けん ぽん
 はすの はっぱで おにごっこ
 おおきな おおきな げんじぬま
 ふるい ふるい げんじぬま
 だれも しらない むかしから
 きれいな みずと くさと はな
 いっぱい あふれる げんじぬま―


もう、このリズム感で、最初から最後まで
つっぱしってくれちゃいます。楽しい
記事はこちら

気になる絵本はありましたか?
あったらいいなぁ…
posted by at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 名言

各書名言集(小説pert2)

二つに分かれてしまってすみません
先程の記事の続きです

恋文の技術
恋文の技術.png

――私のみっともない文章で大切なパルプ資源が無駄に費やされて、地球温暖化が加速し、株価は下がり、日本の未来は暗くなる。ああ、私はなにゆえ存在しているのだろう。消えてなくなれ。地球と人類への貢献度において道ばたの雑草にさえ引けをとる私のような罪深き生命体が、高貴な光に包まれた貴方様を恋しがっているなんて、とうてい許されることではありません。まったくの身分違い、思い上がりもたいがいにしろ。こうして流れ着いた能登の海辺でひとり淋しく転倒し、高野豆腐の角に頭をぶつけて死ねばいい。もし貴方が道を歩いていて、私が転がっていたら、遠慮なく踏んで行って頂ければと思います。いえ、むしろ踏んでほしい。ぜひ、踏んでください。ヒールのかかとでムギュッと――

本当にもう、笑いに笑った、失敗書簡集のごくごく一部です。もう、この失敗書簡も、
地球温暖化がうんぬんのくだりで、面白くって面白くって
高野豆腐でアウトでした…… 本当にもう、今もこの文章をうちながらふっふと笑っています
記事はこちら


女信長

女信長.png

――腕力のない女でも、火薬の力を借りる鉄砲なら名人になれる。――

思わず、成程!と思った、女の信長が、なぜ鉄砲をああまで集めたのか、の理由。
女だからこそ、の視点から次々と他の将軍のやらないことをやってのけ
天下統一へずんずん進んでいく彼女の姿は、本当に恰好いいです。特に若い頃が魅力的。
記事はこちら



ももこの話
ももこの話.png

――歌詞が合っていると思えば音程をはずす。次にすすめば前を忘れる。「さあ最初からいってみよう」と言ったあとに「あれ? はじめ何だっけ?」と言われた時の私の気持ちはどうか。――

エッセイですが。うーん、この話大好きなんですが、抜粋するところ、困りました。
ヒロシが実際に間違って歌っているところが本当に面白いんですが、それを
全部書くと本当に長くなってしまいそうなので……
ちなみに、このページにはこんな可愛らしい挿絵が。

71363.jpg
記事はこちら


ふー。やれやれ。
とりあえず、小説(とエッセイ)はこれにて、です
如何でしょう?
気になる文章はありましたか???
どれもとても良い作品ですので
是非読んでみて下さいね^^

絵本verはまたお昼頃にでも……

基本的に行き当たりばったりで
文章は冗長、
まだ機械の使い方も慣れていない
未熟者でございますが

これからもよろしくお願いしますm(__)m
posted by at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 名言
本日の一冊
紹介記事は こちら


気ままにもう一冊

きみが住む星 (角川文庫)

とうとう旅に出てしまった。 離陸した飛行機から、 群青の成層圏の空が見えたとき、 ぼくはこの星が好きだと思った。 どうしてなのか考えて、気がついた。 この星には、きみが住んでいる。 きみが住む星をぼくは旅する
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こちら元々は自分の読書ペースを
保つためはじめた
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