2014年10月08日
4こうねんのぼく
本日はもう一冊いきましょう
ひぐちともこ作・絵『4こうねんのぼく』
こちら、見ての通り、絵本なのですが
子ども以上に、大人が見た方が
いろいろと受け取るメッセージが
大きいような…そんな気がします。
ネタばれの多い紹介になりますので
ご了承くださいね。
関西弁で元気に
先生あんな、とはじめる「ぼく」
今日、「ぼく」のお父ちゃんと
夜のピクニックに行こうということになり
お父ちゃんと弟と一緒に
買い物を済ませ
公園へ行き
たっくさんの星を見て
わーっと子どもらしく歓声を漏らす「ぼく」
が、ふと思い出して
父ちゃんに言うのです
1こうねんって知ってるか?
ここからの話は子どもらしい、
想像力に富んだ話が続きます
1こうねん離れたとこから
地球を見れば、一年前の地球が見える
なら、ずーっと遠くから見れば
恐竜がみえるねんな
思わず微笑ましくてにっこり
してしまいますね、しかしこれでは
終わらないのです
それから、ずっと近づいて
4こうねん離れたとこから地球を見れば…
おかあちゃんが見えるな!
ここで、読者は気付き
おかあちゃんが洗濯物してるとこが
見えるな!!!
ここらへんで、もうなんだか
涙が出てきそうになります
読み終わった後で裏表紙を
見てみると、「ぼく」の考えた
宇宙船には、やっぱり
表表紙にのっている「ぼく」と弟、そして
おとうちゃんしか乗っていない……
理由は分かりませんが、
おかあちゃん、を亡くしたぼくが
4ねんたった今もなお、おかあちゃんを慕い
しかも前を向いて生きている
いつか、かしこくなって
絶対おかあちゃん見たるぞっと
元気に明るく振る舞っている
子どもさんは、意味が理解出来ないことも
あるようで、そうなるとこの絵本は
かなりツマラナイものになってしまうのですが
「ぼく」を応援したくなり
また、自分もちゃんと前を向いて生きていこう
と思える作品です
是非、普段は絵本に縁の無いかたにも
読んでいただきたきと思います
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