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2014年11月11日

銀​漢​の賦

さてさて、本日ご紹介するのは
こちら

葉​室​麟著『銀​漢​の賦
銀漢.jpg

葉室さん、お久しぶりです!
以前、秋月記
をご紹介した際、
もう一つMY葉室さんBESTに
候補が…と呟いていたのは
こちらの作品です

読了後の私の一番の
感想は、
すさまじい。これでした

源五と将監は竹馬の友であった。
しかしとある事件を契機に源五は
一方的に将監に絶縁状を送りつける。
その後、将監は家老にまでのぼりつめ、
身分差が広まるのに並行して
将監と源五の間の溝は深まるばかり。

……しかし、ある日
将監が突然“以前のように”
源五に漏らす。

「源五、わしの我儘を聞いてくれないか」

と、まぁ何をしてくれるのかしら?
と思わずにはいられない
始まり方をする訳です…

そうして始まる、
熱い熱い友情物語
それは確かに秋月記でも
男達の友情、って
書かれていたのですが

あれ以上に思います
『秋月記』ではあくまで
藩のために!と
強い志で集まった男達
ですし、何より
政事とは、何なのか?
と読者に思わせる内容だったので…

この作品は、とにかく
友情が最大のテーマ
政治よりなにより
人間の結びつきが
テーマだと、感じました

しかも、身分を隔てた
男達の友情です。

まず、この時代の身分という隔たりのすさまじさ、
この身分によって置かなければならない
立場の絶対性のすさまじさ…

これは、私が想像するようなもの
どころではないのでしょうが、
しかしこのすさまじいほどの隔たりを
なお超えて源五、将監、十蔵の間にある結びつき。

これは本当にすさまじい、の一言ですね。

もう彼らの結びつきを
友情という言葉で表すことさえ
躊躇ってしまいます

それにしても、この三人だけでなく、
個人的には源五とその妻との関係も
とても印象に残りました。
娘にさえ、分からない二人の結びつき。

愛情や、友情って
一体何が正解なのか
分からないけれども
いろいろと既成概念を
この登場人物達は
ひっくり返してくれる、
そんな気がします

不器用だから、
誤解されながらも
結局相手のことを
強く思う源五の姿には
もどかしいながらも
憧れを感じたり。

相手に言わないと
伝わらないでしょう!
が普通の現代。

しかし、彼らは
彼らの時代の中、
立場・身分の違いによって
否応なく敵同士になって
しまった時、
あくまで敵としての
態度を貫く…
それは、どうしてか…?

やはり、すさまじいんです
読んでみて下さいね

話が進むにつれて、
それぞれの人物の
本当の気持ちが明らかになるたびに、
彼らの使う「友」や「義」という言葉には
想像を絶するような重さを感じました。

本当に、すさまじい
(今日これしか言っていない笑





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