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2018年12月18日

演劇が目指すもの13 ナティヤ.サストラ03

演劇が目指すもの13 ナティヤ.サストラ03

ナティヤ.サストラNāṭya Śāstra(サンスクリット演劇書) 500BCE -200CE
36章から成り 6000に及ぶ詩歌は舞台芸術を語る 

 Natya:演じる.代理  Shastra:纏め.技法.理論

芸術の目的 霊的価値
 舞台芸術と音楽は霊的生命活動だ
 自己の本質/魂/アートマン 解放のための精神集中を可能にする故に
 モクシャ/Moksha/解脱 へと人々を導く可能性を有する




プルシャアルタ/Puruṣārtha:人生における4つの目標

モクシャ/Moksha/解脱 :
 離脱.啓発.解放. 放免
 輪廻転生よりの解放
 無知よりの解放による 自我認識 自我実現

ダーマ:  宇宙の法と秩序
アルタ: 物的生活保障
カーマ: 精神的生理的欲求の満足



芸術を通じて得る モクシャの体験は
 シュルティ/天啓聖典/ Srutis存知と同様のパワーで ヨガ によっても提供される

音楽は聖なる調べであり 演劇芸術は神事に供する

観客は 芸術鑑賞により 自我意識を体験として感じ取り それを評価する
 彼の精神的価値を 己の内奥より自覚し より高いレベルの自己意識へと上昇させる

劇作家 俳優 演出家/指揮者 は観客を
 彼らの内なる永遠の普遍概念である「審美体験」へと導き
 平凡なものから 創造的な自由認識へと解放する ことを目指す





次回へ続く

はじめてのインド風水ヴァーストゥ: 20分でわかる







と たのしい演劇の日々



2018年12月17日

演劇が目指すもの12 ナティヤ.サストラ02

演劇が目指すもの12 ナティヤ.サストラ02

ナティヤ.サストラNāṭya Śāstra(サンスクリット演劇書) 500BCE -200CE
36章から成り 6000に及ぶ詩歌は舞台芸術を語る 

 Natya:演じる.代理  Shastra:纏め.技法.理論

ベーダーンガ/vedāṅga  ベーダの補助学 四肢/aṅga 祭儀様式解説
6つの学問から構成
 シクシャー(śikṣā) - ベーダを正確に唱える 音声学 (西欧音声学へ多大な影響)
 カルパ (kalpa) - 祭祀の様式規定
 ヴヤーカラナ(vyākaraṇa) - ベーダを正確に理解する 文法学
 ニルクタ(nirukta) -ベーダに使用される古語解釈 語源学 
 チャンダス (chandas) - ベーダ韻律学問
 ジヨティシャ (jyotiṣa) - 時節に応じた祭儀の為の 天文学 占星術

神聖な言語と儀式実行の象徴的重要さを説く 
 的確な発音 歩格 音の高低 それらと調和の取れた所作 により完璧に儀式は行なわれる
 言葉の完璧さにより マントラは成就する
 たった一つの欠陥もそのパワーを失う
  故にそれは 口承により師匠より弟子へと伝承されなければならない




バルトリハリ(CE5ごろ?インド詩人
  文法学者パーニニ(BCE4.世界最古の言語体系化)を研究.)は

言語と霊性
単語は文節に含まれ 文節は文に含まれ 文は段落に含まれ そして文章は全て
ブラフマン宇宙の根本原理/アートマン 自己の本質 に含まれる

思索と知恵は「言葉」である 言葉は意味/内 表現/外 の存在である
単語は各々独立して定義はあるが 文章となり意味を表す

文法はヒンズー伝統の基礎科学である
 各単語の関連性を説明しつつ 究極は
 多様なレベルにある現実とその関係を反映するものとして理解される
「言葉」はエナジーである 潜在する心を変化させ 魂を理解する
「言葉」は先ず この物質界を表現するために進展した そして 感情を 更に
 人類は命を霊的内界/形而上学 の意味解明を渇望した    と云う





次回へ続く

と たのしい演劇の日々



2018年12月15日

演劇が目指すもの 11 ナティヤ.サストラ 01

演劇が目指すもの11 ナティヤ.サストラ01

ナティヤ.サストラNāṭya Śāstra(サンスクリット演劇書) 500BCE -200CE
36章から成り 6000に及ぶ詩歌は舞台芸術を語る 

 Natya:演じる.代理
  Shastra:纏め.技法.理論

作バラタ.ムニBharata Muni インド音楽.演劇理論家 

第1章の最初に宣言する ナティヤ.サストラは4ベーダを基礎とする
 その成立後 しかし 人間の間には色情 欲望 怒り 嫉妬があった と

第5番目のベーダと見做し 
観衆は歌.舞.演技を通じその「4ベーダ」の哲理と奥義を疑似体験する

 4っつのベーダ/Veda BCE1000-500 バラモン.ヒンズー口伝経典

  リグ 聖仙による感得.叡智 神々.宇宙創造.神酒賛歌 
  サーマ 祭式での詠唱.インド古典音楽の源流.声明の起源 
  ヤジュル 祭式作法.物の献呈方法.祭式の実務を詠唱し祭儀成功祈願
  アタルヴァ 呪術(夢占い.相占い.星占い等 )密教源流.医学の起源

最終章には 歌.舞.演技による舞台芸術は ベーダ賛美歌の研鑽と同じくらい重要
 演劇芸術に参加することはガンジス川の沐浴にも等しい

ナティヤ.サストラはインド演劇芸術の基礎を築いただけでなく
 ヘーダ文学の基礎を ヒンズー教に於ける芸術全般
 個々人の内省内観によるヒンズー教徒の生き方にも影響を与える




次回へ続く

と たのしい演劇の日々



2018年12月13日

演劇が目指すもの10 ナティヤ.サストラ00

演劇が目指すもの10 ナティヤ.サストラ00

ナティヤ.サストラNāṭya Śāstra(サンスクリット演劇書) 500BCE -200CE
36章から成り 6000に及ぶ詩歌はパフォーミングアーツを語る インド古典舞踏の出典元

 Natya:演じる.代理
  Shastra:纏め.技法.理論

作バラタ.ムニBharata Muni インド音楽.演劇理論家 

舞台芸術に関する著名な古代文献

ベーダ聖典(1000-500BCE バラモン.ヒンズー経典) によると
インド最古の演劇理論書『ナティヤ・シャストラ』には
 演劇の起源について次のような神話的物語が記されている
堕落した世界秩序に苦しんだ神々は 
見ること聞くことができ最下層民シュードラも楽しめる娯楽の創造を
梵天(ぼんてん)に懇請した
これに応じ梵天は四つのベーダ聖典(リグ.サーマ.ヤジュル.アタルバ)から
それぞれ暗唱.唱歌.しぐさ.情調 という要素を取り入れた演劇ベーダを創作
シバ神とその神妃パールバティーは舞踏を寄与した


ムニはこの理論書で 

劇的構成.
戯曲の組立とそれを舞台化する為の舞台構想
.演技の種類.
所作.
化粧と衣装.
演出家の役目と目標.
音楽.
楽器.
音楽と身体表現の綜合化を論ずる

そして ラサ美学論/
娯楽提供は興行の目的ではあるが それは主目的ではない
 真の目的は 魔訶不思議な事に
 この現実世界と並行して存在する別の世界へ 観客の魂は運ばれ
 そしてそれによって観客は自身の本質を 精神/霊と倫理の問を照射する と


後のバシャ/Bhashya(古代.中世のインド文学における1次.2次テキストの「解説」に
  例えばAbhinavagupta (c. 950 – 1016 AD.インド哲人.神秘家.美学研究)
影響を与える
 


次回へ続く

インド古典演劇論における美的経験―Abhinavaguptaのrasa論

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と たのしい演劇の日々



2018年12月11日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め(上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」 反ユダヤ主義の背景 72

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め(上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」
反ユダヤ主義の背景 72


リチャード.ワォルター.ダレRichard Walther Darré(1895 –1953)
ナチス食糧農業大臣 SS大将
 「血と土」イデオロギーに人生を捧げる

シュタイナーのバイオダイナミック農法をナチ党内に伝授推進

ブエノスアイレス生れ 父:ユグノー教徒ドイツ人商社マン 母:スウェーデン+スペイン人
裕福な家庭 初期教育は自宅にてプライベート教授

1904 ドイツで修学 1911 英国留学

1912 家族ドイツ帰郷

1914 ヴィッツェンハウゼン.ドイツ植民学校の農業教育を受け 農業に目覚める

WW1従軍 戦後も農法研鑽 農作業の片割ら 負傷兵士の介護 は後の作品に影響

1922-29 マルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルク(創立1502
(新渡戸 稲造1862-1933.農学博士号1887)農学(牧畜)
博士号取得

1922-27結婚+娘二人 1931再婚

アルタマーネン同盟入会「血と土」右翼農業開墾運動青年会
   その母体は18世紀後半から19世紀に起こった
     「生活改善運動:自然農法.裸体賛歌.性解放.代替医療.宗教改革等
   酒.タバコ.ワクチン反対」 シュタイナーも運動支持者の一人

右翼ヌーディズム.リチャード.ウングウィタRichard Ungewitter(1869–1958)の
優生学/反ユダヤパンフレットはドイツ社会へ絶大は影響を与えた

  ハインリヒ.ヒムラー (1900–1945)
 ルドルフ.フェルディナンド.ヘスRudolf Ferdinand Höss(1901–1947.
               アウシュビッツ強制収容所所長)
 ルドルフ.ヘスRudolf Walter Richard Hess(1894–1987)もメンバー

バイオダイナミック農法を用い 食材.ハーブ(代替医療)を強制収容所敷地内で栽培

1926 論評投稿 は植民地支配への批判であったが 牧畜業の技術的提案がメイン

1928『北方人種の生命の源としての農民階級/Peasantry as the life-source of the Nordic Race』出版
 ドイツ農場は 嘗て一人の息子に授与され 最強.最善の農家であることが保証されていたが      分割譲渡により 農業は廃れ 故に古代伝統への回帰と 汚れたゲルマン民族血の浄化を訴える

1930 ナチス入会 そしてSSへ 農民達のナチ支持拡大に力を注ぐ

1932 ヒムラーはダレを人種と移民(人種差別.反ユダヤ推進)本部長に任命
  キリスト教の神の前で平等な人間 の教えは ゲルマン民族の道徳的基盤
 ゲルマン民族の優越性を奪う  と訴える

ニュルンベルク裁判 により禁固刑6年 

釈放後の人生はバイオダイナミック農法促進に捧げた

次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年12月09日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め(上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」 反ユダヤ主義の背景 71

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め(上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」
反ユダヤ主義の背景 71

カール・マリア・ヴィリグト
Karl Maria Wiligut (1866–1946)オースロリア
.オカルティスト.SS将軍.イルミン教信奉者

ヒムラーのラスプーチン(帝政ロシア末期祈祷僧)


ローマカソリックで洗礼を受ける

1880 士官候補生学校へ

1883 オーストリア軍入隊

1889 準フリーメイソン結社入団

1903 『セフリートルーン Seyfried Runen』出版

1906 結婚 が自身が受け継いだ「秘密の叡智」を継承するべく男児を幼くして失い 関係悪化

1908 『9つの戒厳令』出版 自らは古代イルミン教伝承の継承を主張

WW1 南部.東部戦線従軍

1917 大佐昇進

1918 ウクライナの療養所司令官へ

1919 40年に及ぶ軍役退任 
    ザルツブルク.オーストラリアにてオカルト研究へ

1920-21アドルフ・ヨーゼフ・ランツ (1874 – 1954)の新テンプル騎士団( 1907設立) より
テオドル・クスプルTheodor Czepl(1893-1978)を派遣
 ウィルグト自ら ドイツ王家の血を引く者だ と 名乗る

     『アイアンブルーム』 新聞発刊?

1924-27 精神病院へ 
統合失調症. NPD/自己愛性パーソナリティ障害.により
法的無効と判定 隔離

1932 離婚 ドイツへ移住 
     彼のイルミン教 信奉者たち
(エルンスト.ルディガー Ernst Rüdiger(1899 –1956.オーストリア政治家)等
 新テンプル騎士団の弟子たちと再会 迎えられる

1933 アルフレッド.ローゼンバーグAlfred Rosenberg (1893 –1946.)を介し ヒムラーと合い
     SS入団 順調に昇進を成す
   
  カール・ヴォルフ Karl Wolff (13 May 1900 – 17 July 1984.SS将軍) の下務める

ウィルグトは語る  ”北欧伝説は云う 最後の戦いがある” と
”西側からの巨大な軍隊は東側の軍により決定的打撃を受ける” と
“この古城はその為の要塞”
世界大戦後 世界の中心となるべく ヴェヴェルスブルク城 開発計画を勧め 

城を要塞とし SSをイルミン教のカルト集団として組織する

ウィルグトの観る ザクセン州における イルミン教聖地
  Schloss Eberstein イルミン教の中心地
  Bodenburg 意志の地
  Gandersheim  認識の中心地
  Engelade 強靭さの地
  Kalefeld バルドル/北欧伝説光の神 心臓の地 
  Brunstein 生成の地
  Naensen  資材の地 
  Ebergötzen 跳躍の地

グイド・フォン・リスト Guido von List (1848 – 1919) のヴォータン教 とアルマン.ルーン文字は
似非宗教だとす 

1934 ウィルグトの友人 マンフレッド.ボン.ノブルスドフManfred von Knobelsdorff(1892-1965.SS)
     イルミン教信者 城の隊長となり家族で移住

1935 ヒムラーの秘書へ

1936 黒い森.バーデン=ヴュルテンベルク を訪ね
   古い木造住宅には 建築装飾品 十字架 碑文 があり
    自然と人工の岩石が森林に生息 と主張
古代のクリストKrist(ゲルマン民族救世主) 居留地であることを示す

1937 ヴォルフの長男は ウィルグトによりイルミン教の洗礼を受ける
   後見人 ラインハルト.ハイドリヒ1904–1942.ユダヤ人最終解決推進者)
       カール・ディビッチKarl Diebitsch (1899 – 1985.SS大佐.建築家.城改装担当)

ヒムラーが隊員に授与した SS名誉リングは ウィルグトによる

1938 ヴォルフはウィルグトの妻を訪ね 彼の過去/精神疾患 を暴く
1939    ヒムラーにより 高齢と不健康を理由とし 退役へと
1946  死去 墓碑銘「我々の人生は無駄話のように逝く」

次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年12月07日

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め(上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」 反ユダヤ主義の背景 70

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め(上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」
反ユダヤ主義の背景 70

ワォルター.ヨハネス.ステインWalter Johannes Stein (1891–1957)

オーストラリア哲学者 シュタイナー学校教師 聖杯研究

ユダヤ人を先祖に持つ

ウィーン大 数学.物理.哲学学士終了 博士論文研究(霊的叡智の認識論)へ

1912年 シュタイナーに師事人智学徒へ

1919年 シュタイナーの社会三層論の可能性に見切りを付け
 シュタイナー学校教師/歴史.ドイツ文学へ
      聖杯研究を手掛ける 

1928年 『9世紀と聖杯』 出版
 聖杯伝説と人物 人類成長の物語「パアシバル」を霊的見地より読み解く
    
人智学協会内で 300を超える講演を開催

評論をThe Present Age へ上梓 
『転生の原理The Principle of Reincarnation』,
 『金に纏わる歴史と現代Gold: in History and in Modern Times』, 
『東と西 国際関係研究West-East: A Study in National Relationships,』
『労働 歴史と現代Labour: in History and in Modern Times』 
 『英国人 心理と運命The British: Their Psychology and Destiny.』

1924年 シュタイナーの瞑想法により 霊的体験 自らのカルマ認識を声明する

1933年 ロンドン移住 
(ダニエル.ニコル.ダンロップDaniel Nicol Dunlop (1868− 1935)
神智学1886- 人智学1920-35 事業家.
世界エネルギー会議WEC:旧 世界動力会議WPC1924創立者) 開催援助の為に

『世界経済基盤としえの地球The Earth as a Basis of World Economy 』
経済.地理.地質学を共同研究し発刊

ヒトラーの聖杯伝説 トレバー.レベンスクロフトTrevor Ravenscroft (1921-1989.人智学徒)
『運命の槍と運命の杯The Spear of Destiny and The Cup of Destiny 』は
スタインとの霊的交信により書かれたと云う
 


次回へと続く

と たのしい演劇の日々

2018年12月06日

俳優の錬金術 短編映画『ネオン.タンク』ミッキー.バリ 作 01

俳優の錬金術 短編映画『ネオン.タンクNEON TANK』ミッキー.バリMikey Bharj 作01



キャラクターへのチャネルングには

可能な限り バックグラウンドを調べる


チャネリングは 今生とは別次元での出来事であるから

イメージを思い描いたり 五感への刺激を試みたりすると

 現実を引きずり続けるだけだ


五感は頼るのでなく それが喚起されるに任せる


その衝動を掻き立てるものは

台詞 相手役 等 物語に描かれた 真摯に向き合える対象

そして 知識としてのバックグラウンド

それらの共鳴みより 自ずと五感は働くのだから


オーディションに自撮りビデオや スカイプを使う場合

自宅の居間等で その特定された環境下でのチャネリングは 難しい

より 濃密な 対象への集中力が必要 





 







と たのしい演劇の日々

2018年12月03日

俳優 セブ.キャリングトン- 此岸と彼岸を跨ぎ役を生きる 09

俳優 此岸と彼岸を跨ぎ役を生きる 09

セブ.キャリングトンSeb Carrington








スコットランドのセント・アンドルーズ大学 哲学卒業

2015年 俳優賞受賞 ローズボール賞
(年に一度 その年の傑出したアマチュア劇団へ送られるの賞)より

2015-16年 奨学金を得 ドラマセンターロンドンとモスクワにて1年間 演技修士研修 

2016年 英スポットライト賞 ドラマセンターより推薦を受ける 

2018年 『夏と煙』の演技により ステージデビュー賞のベスト俳優に推薦されている


彼を Laura Wade『Posh』 で観ている
 彼が一歩ステージに歩を進めると
 まるで 能役者が橋がかりを渡り
 此岸から彼岸へと 次元を超えて存在を果すように 彼を取り巻く空気が一変する 

観客は 五感を解放し この現実界から解かれる 

俳優セブ.キャリングトン を通して
 舞台上の霊的存在 Archie Kramer(世界を旅するビジネスマン)を内観し
 彼が語る物語を体験する 

 舞台芸術における 至福の時を堪能する 

  



と たのしい演劇の日々

観劇 テネシー.ウィリアムズ「夏と煙」Duke of York's Theatre ヨーク公爵劇場 02

観劇 「夏と煙」Duke of York's Theatre ヨーク公爵劇場02

劇作:テネシー・ウィリアムズ ( 1911– 1983)
制作:ソニア.フリードマン
演出:レベッカ.フレッケネル

出演:アルマ;パッツィ・フェラン(RADA)
   ジョン;マシュー・ニーダム


ウィリアムズ の『渇望と自由』 

1930年代 ホモセクシャルを自認 ニューヨークのホモクラブ.メンバー入会
     作家ドナルド.ウィンダムDonald Windham (1920 – 2010)等と交友

1940年  Kip Kiernan (1918–1944)若いカナダのダンサー を愛人に しかしKiernanは女性と結婚
   そして4年後には26歳で夭折 失意を味わう 

1945年 メキシコへの旅 ホテル事務員Pancho Rodríguez y González を愛人に
    González はニューオルレアンのウィリアムズの元で同棲 
-75年   嵐の様に激しい関係であったと言われ 終焉 

1948年 ローマへ 最初の小説『The Roman Spring of Mrs. Stone.(1950)』  で描かれる      
     イタリア人青年.愛妾のパトロンとなる
  
   唯一無二の存在 姉ローズ 被験体を両親は承諾し ロボトミー施術
怒りと絶望で ウィリアムズは依存症(酒 覚せい剤/アンフェタミン .バルビツレート)
  
  45年より手掛けた『夏と煙』原題は「解剖図」出版  
   
1950  ウィンダムの愛人であった フレッド.メルトン/Fred Melton(1922–1963)
     ウィリアムズの秘書兼 愛人に
    精神的に不安定なウィリアムズを精神的に支え 最も満ちたり 創造的な時期を過ごす
1963年 メルトン.癌を患い死去

   強い喪失感により ウィリアムズは精神不安定な状態が悪化 入院と治療を繰り返す
   
マックス.ジャコブソンMax Jacobson (1900 – 1979)ドイツ生れニューヨークの医者 の下へ
 患者へアンフェタミン等の仰精神薬剤を注入
     俗称 "軌跡のマックスMiracle Max" "幸福を招く医者Dr. Feelgood",
米35代大統領ケネディ(1917 – 1963)を筆頭に著名なアメリカ人が 彼の患者リストにある

   母の勧めで カソリックへ回心

1970年代 ロバート.カロルRobert Carroll 20代のベトナム人軍人/作家を愛妾とし
 -79 ウィリアムズはカロルを 甘美と野蛮の混在と表現する
 二人の関係は 若いゲイによる魅力の薄れた老年ゲイへの残酷さを含み
      破壊的であった と云われる

1980 ウィリアムズの母死去

1983 ホテル.エリゼHotelElysée:60 East 54th Street
   
   ニューヨークシティホテルの 15年住んだスウィートルーム "夕暮れSunset" で
    キャップを喉に詰まらせ死亡しているのが発見された



冥福を祈ります





次回へ続く


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