2018年12月13日
演劇が目指すもの10 ナティヤ.サストラ00
演劇が目指すもの10 ナティヤ.サストラ00
ナティヤ.サストラNāṭya Śāstra(サンスクリット演劇書) 500BCE -200CE
36章から成り 6000に及ぶ詩歌はパフォーミングアーツを語る インド古典舞踏の出典元
Natya:演じる.代理
Shastra:纏め.技法.理論
作バラタ.ムニBharata Muni インド音楽.演劇理論家
舞台芸術に関する著名な古代文献
ベーダ聖典(1000-500BCE バラモン.ヒンズー経典) によると
インド最古の演劇理論書『ナティヤ・シャストラ』には
演劇の起源について次のような神話的物語が記されている
堕落した世界秩序に苦しんだ神々は
見ること聞くことができ最下層民シュードラも楽しめる娯楽の創造を
梵天(ぼんてん)に懇請した
これに応じ梵天は四つのベーダ聖典(リグ.サーマ.ヤジュル.アタルバ)から
それぞれ暗唱.唱歌.しぐさ.情調 という要素を取り入れた演劇ベーダを創作
シバ神とその神妃パールバティーは舞踏を寄与した
ムニはこの理論書で
劇的構成.
戯曲の組立とそれを舞台化する為の舞台構想
.演技の種類.
所作.
化粧と衣装.
演出家の役目と目標.
音楽.
楽器.
音楽と身体表現の綜合化を論ずる
そして ラサ美学論/
娯楽提供は興行の目的ではあるが それは主目的ではない
真の目的は 魔訶不思議な事に
この現実世界と並行して存在する別の世界へ 観客の魂は運ばれ
そしてそれによって観客は自身の本質を 精神/霊と倫理の問を照射する と
後のバシャ/Bhashya(古代.中世のインド文学における1次.2次テキストの「解説」に
例えばAbhinavagupta (c. 950 – 1016 AD.インド哲人.神秘家.美学研究)
影響を与える
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
ナティヤ.サストラNāṭya Śāstra(サンスクリット演劇書) 500BCE -200CE
36章から成り 6000に及ぶ詩歌はパフォーミングアーツを語る インド古典舞踏の出典元
Natya:演じる.代理
Shastra:纏め.技法.理論
作バラタ.ムニBharata Muni インド音楽.演劇理論家
舞台芸術に関する著名な古代文献
ベーダ聖典(1000-500BCE バラモン.ヒンズー経典) によると
インド最古の演劇理論書『ナティヤ・シャストラ』には
演劇の起源について次のような神話的物語が記されている
堕落した世界秩序に苦しんだ神々は
見ること聞くことができ最下層民シュードラも楽しめる娯楽の創造を
梵天(ぼんてん)に懇請した
これに応じ梵天は四つのベーダ聖典(リグ.サーマ.ヤジュル.アタルバ)から
それぞれ暗唱.唱歌.しぐさ.情調 という要素を取り入れた演劇ベーダを創作
シバ神とその神妃パールバティーは舞踏を寄与した
ムニはこの理論書で
劇的構成.
戯曲の組立とそれを舞台化する為の舞台構想
.演技の種類.
所作.
化粧と衣装.
演出家の役目と目標.
音楽.
楽器.
音楽と身体表現の綜合化を論ずる
そして ラサ美学論/
娯楽提供は興行の目的ではあるが それは主目的ではない
真の目的は 魔訶不思議な事に
この現実世界と並行して存在する別の世界へ 観客の魂は運ばれ
そしてそれによって観客は自身の本質を 精神/霊と倫理の問を照射する と
後のバシャ/Bhashya(古代.中世のインド文学における1次.2次テキストの「解説」に
例えばAbhinavagupta (c. 950 – 1016 AD.インド哲人.神秘家.美学研究)
影響を与える
次回へ続く
インド古典演劇論における美的経験―Abhinavaguptaのrasa論 中古価格 |
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