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2015年12月27日

人智学演劇本Dawn Langman 「The Art of Speech13」

meter rhythm00.jpg




                 写真はWEBより拝借いたしました
               

人智学演劇本Dawn Langman 「The Art of Speech13」


英語を学び始め 最初に戸惑ったのは 日本語とは違う音節の在り様でした

日本語は仮名一文字が一拍 長音 促音 撥音を含む仮名も含め ですから しかも 

英語のアルファベット構成を日本語のローマ字表記と混同してしまう為に 尚更解りづらくしております

なので 英語単語の音節を知るうえで 国際音声記号は欠かせません


例えば 

日本語 スペクトル 5拍 

ローマ字 su.pe.ku.to.ru  5拍

英語 spectra/ˈspɛk.trə/  spectrum/ˈspɛk.trəm/ の複数形 は2拍 です

韻律を踏んで英語の台詞を身体に入れる際の最小単位 拍 に強弱長短のリズムを持たせ 詩脚 

を訓練することは 日本人が英語発声を学ぶ際 大変助けとなります



The role of the syllable/音節の役割

各母音は 子音を付帯し 或いは独立で 音節を構成する

音は結合し音節を構成 それは ゆとり/安心の感覚を与え 

口蓋に耳に心地よく 流れとなって発声される


音節を意識し発声するとは

1 母音は 付帯する子音に掴まれ 拍を成し 

2 母音は子音に魂を吹き込む

を 体験することである

音節は音である それは 時間 空間を含む 情報を伝える記号 の霊的体験である

この 一コマの音節より始まり 単語 文節 物語へと 導かれる 









と たのしい演劇の日々 

2015年12月20日

人智学演劇本Dawn Langman「The Art of Speech」12

breath00.jpg




               写真はWEBより拝借いたしました              



人智学演劇本Dawn Langman「The Art of Speech」12


今回は 演技にとって 呼吸を知ることが いかに重要な課題であるのかをみております

バレーダンサー藤野 暢央(ふじの のぶお)さんのエッセイ(Chacott)にも 良く踊る為に 

コントロールされた呼吸の大切さを書いておられます



Breath as life/命の呼吸


呼吸 研究室では 化学物質の構成を分析する ところで 古代の英知は 呼吸とはヨガである と教えた

息は 命の躍動/エランビタール である 神聖な物 生体に不可欠な機能であり 正しく訓練することで

 日常よりも高い意識レベルへと導くことができる

皮膚は 思考を操作し 宇宙と分離した存在である人類 と認識させる が呼吸の度に

 人類と宇宙との関与を再度自覚することができる

旧約聖書によれば 神は土に息を注ぎ人類を生み出した とある

発声/会話 の折に 呼吸の神秘な作用 呼吸とは言葉に命を注ぎ込む のだと 

太古の知恵を思い起こしてみてはどうだろう

ある場面の雰囲気とは 特定の空気に覆われた状態である 

その大気は ある特定の魂が宿ると考えられないだろうか

呼吸するとは 命の躍動であるばかりか 宇宙の魂との交流でもある

呼吸により 宇宙の魂へ 個々の魂を吹き込み 変換する そして 霊的発声/会話を通して さらに 

宇宙の魂へ 呼吸の波を送り戻す 

宇宙の魂は それを受け 愛により温められるか 憎悪により凍てつくか する

我々の呼吸は 宇宙の魂に働きかける それにより 人類は宇宙の魂の影響を受ける 


- 練習 -

好みの草花を手に取り その名を呼びかける 

呼吸と 草花の名 発音 を注意深く観察する

嫌いな物 想像物 を使い 音/身体/雰囲気 の違いを 注意深く観察する




 




と たのしい演劇の日々 

2015年12月16日

人智学演劇本Dawn Langman「The Art of Speech」11

ouroborus00.jpg




               写真はWEBより拝借いたしました            



人智学演劇本Dawn Langman「The Art of Speech」11



the act of creation/創造する力


ここで Dawn は Dr Alduino Mazzone/豪シュタイナー学校発展に力を注ぐ教育家 により提唱された

the International Cosmic Alphaber(ICA) を基礎とした 言語造形の為の文節 を紹介しております 

 豪英語の音を基礎とした文節であるため 日本語訳は省きます




合理的に云えば 子音は発声の際 瞬間的であるため 音声器官は 発声するや息を止める  

発声の後 息は解放される それらは 有声か無声である

一方母音は 発声の際 音声器官は何ら障害無く息を放し母音となる


シュタイナーによると 人類のあらゆる活動を体現する言語/発声 は音全体を成し それは宇宙を形作る

さらにシュタイナーは これら創造する力は 大宇宙に充満し それは 人類の体内宇宙にも同様充満している

 それは ヨハネ福音の冒頭で明らかだ と云う


一般的に馴染みの多い 英語の母音子音を取り上げ

 大宇宙 人類の内に宿る小宇宙 の創造活動を味わってみる

世界/宇宙を 物質的にとらえると それは 表面だけを捉える作業となる

しかし 胸のチャクラを開き 宇宙を ある存在として 受け止めるなら それは無限の可能性を秘める




Dawn はシェークスピア「真夏の世の夢」第5幕冒頭 シーシアスの台詞に 

ひとつ進化を遂げた人間の意識状態を読み取り 言語造形を学ぶ者の 意識/思考の在り様について

 説明を加えている

つまり 詩人の強い想像力には 魔力が宿るのだ


そして この創造的言語造形体験締めくくりには 発語AUM が紹介されており

それは 始まりであり終わりでもある ウロボロス/自身の尾を食らうドラゴン/蛇 によって象徴される





と たのしい演劇の日々 

2015年12月14日

人智学演劇本Dawn Langman「The Art of Speech」10


speech10.jpg



                   
                写真はWEBより拝借いたしました


Dawn Langman「The Art of Speech」10


途切れがちですが Peter Bridgmont 「Liberation of the Actor」 同様 

シュタイナー演劇論を実際に俳優訓練へと展開した Dawn Langman 演劇本2冊目「The Art of Speech」より

 気になる箇所の意訳を試みております 今回は

The marriage of vowel and consonant/母音と子音の結合


日本語は母音子音結合の言語です 

ところで 英語/独語 には独立した子音が存在します なので 発語の際 日本人は 

注意深く舌/息の使いに気をつけねばなりません いとも簡単に母音は子音語尾に被ってしまいますから 

しかしながら 日本人の英語が 母音特性を多く含むかと云いますとそうではなく 

単一シラブルによる日本語の性質のため リズムが単一で抑揚にかけ むしろ淡泊 機械的な言葉として

 英人の耳には入るようです   



例外なく 母音と子音の兼備なしに言葉は語れない 

それは言葉がもつ外面性と内面性を示す

 内面性/魂無しの言葉は 冷たい技巧のみとなる

同様に 強い情動を演ずるには 組織的に形成された訓練が欠かせない

母音に含まれる内面性は 子音の活発な力を浸透し形となる

或いは 子音が示す明快性と力強さは 母音により 暖かさと内面性/魂が加えられる

この母音と子音の結合を成し遂げるには 並外れた 発話行為に対する認識が必要だ

その為に 発声する時はいつも 自我/I AM  存在によらねばならない

それを成すには 意識は日常レベルより 覚醒している必要がある そして 発声/発語している 今 

その瞬間を生きる 身体状態を形成する ことに喜びを持って 心して臨むことが肝心だ




と たのしい演劇の日々 

2015年12月10日

演技

camera-shots00.png




                    写真はWEBより拝借いたしました



演技


大学映像課学生たちの卒業制作を手伝っております

若い創造力より刺激の恩恵を受けますので 例えそれは煩雑であっても 大変面白いものです

しかも今回彼らは 現在西欧と中東の間で大きな政治問題となっておる 移民をテーマに上げ 更に

 彼らは 民族移動の歴史 神話 宗教を研究し 個人の人生に力を及ぼすオカルト存在について思考中です

引き合わせられたような印象を受け 英国の学生たちは 大層だらしなく呆れますが 

それでも彼らの撮影に向かう真摯な姿を頼もしく 見守っております


ところで 撮影中 台詞を喋る相手に向かいながらも 俳優は「次の台詞は何だったか?」

 と不意に言葉が脳裏をかすめ 慌てて 相方へ注意を向け直したのでした 


夫々のシーンは短い細切れの撮影により成り立っております

 また各々こまどり撮影の目的ははっきりしておりますから 俳優はその目的に焦点を当て演じます

時にほんの1分以下のシーンであったり 前後逆の順でシーンの撮影はされるのですが  

前のシーンで起こっておる出来事により発生した雰囲気や気分を其の儘引き続き俳優は演じます 

カメラは俳優をすっかり見抜きますので 生きたシーンを創造するために 

俳優はカメラの前で起こっている物語/出来事に集中し この瞬間 胸のチャクラは開いております 

真に状況/相方に 反応を返すのです

勿論 撮影シーンの目的 物語の成り行きを知っているわけですが

 まるで今正に そこで展開している体験として 反応し演じます

その為 相方の台詞に集中する が俳優術なのですが 

それですから 次の台詞について思いが及ぶなどといった状態でカメラの前に居る ことに

 「何をやっておる」と思わず俳優は自身をたしなめ 相方に集中したのでした

学生の作品であるからと 気を抜きはしません が もしかしたら 慣れによるゆとりが 

カメラを前にし役を演じながらも 流れを追う 俳優のダブル存在は同時進行的に存在するのですから 

それが 言葉となって脳裏に現れたのでしょうか 俳優のダブル存在について

Michael Cheknov は公演中 観客席にその姿/彼のダブル を確認した と書いておりました 





と たのしい演劇の日々

2015年12月06日

演技訓練 歌


liturgical drama00.jpg





                      写真はWEBより拝借いたしました            




演技訓練 歌


俳優は 基本技能として 歌い 踊る ことができます 

演劇学校の学科にも当然 歌唱 ダンスは含まれております

ですから ミュージカルを仕事としておりませんでも 歌唱舞踊を日々のトレーニング課題に含むのです

英国俳優組合 西南地域 月1回の会合も 合唱練習を組み込んでおります

もちろん英語で歌いますので 英語を母国語としない俳優には 発音の助け 

また歌詞の書かれた文化時代背景を学ぶことにもなります


ここ数年 プロテスタント系作曲家によります ミサ曲 Kirye/キリエ, Gloria/グローリア, Sanctus/サンクトゥス,

Agnus De/アグナスディ に取り組んでおります 英語でなくラテン語です

教会でのミサに出席するのではなく もっぱらコンサート用途として歌っております


英語を学習するならば ラテン語を学ぶが良かろうと 昔よく耳にいたしました

西欧言語語源の多くがラテン語にあるようですから 英語を学ぶ西欧人は 微妙な違いはあっても

元の意味は同じである故 英語発音はできなくても意味は理解できる と言います


せっかく英語言語の源と取り組むのですから あえて意味を調べずに その単語の音を味わって歌っております

その音が生まれた起源へのタイムスリップを試みている とでも言いましょうか 

何百回と歌い練習を重ねておりますと 音/歌は身体に染渡り 丹田を振るわせ 

音の魂が丹田より その声となって顕わになることがございます 

その瞬間 音/歌 を橋掛かりにし 魂は時空を超える ような体感を覚えます

そしてそれは 勿論 神を称える歓喜/ミサ曲 であると 確信いたします


また 演劇の歴史によりますと このミサ曲の合唱から宗教劇/神秘劇へと展開してゆくのです


シュタイナーは人間の中心は 胸のチャクラにあると言いますが 

パフォーマーの中心は体験により丹田にあると思うのです

俳優は胸のチャクラを開きます この胸のチャクラが開かれた状態でありますと 

戯曲に描かれる物語を役を 嘘でなく 真に在るものとして 演じることが出来ます 

なので 俳優にとって不可欠です

更に 演じますには 演じる という強い意志のエネルギーが絶対不可欠です 

それは 丹田を中心にしてオーラとなり俳優の身体より発します チャクラでいいますと 腹の下当たりです 

パフォーマンスの瞬間には そこが中心であろうと思います




と たのしい演劇の日々
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