女川のラーメン屋さん。
と言っても店舗のあるラーメン店ではなく、ケータリングカーでの営業。今までの経験上、ケータリングカーのラーメンなんてたかが知れてる。イヴェントにやってくる各地の有名なラーメン店も、仮設店舗で調理されるラーメンは、どれも肩すかし。言っちゃ悪いが「え?これが○○県では大人気なの?」「え?この程度のクオリティでこんなに高いの?」という経験しかしたことがありません。ですから、こちらのお店も最初はまったく眼中にありませんでした。しかしネットの評判は上々。まさに「これはケータリングカーで出すラーメンのクオリティじゃない!」という絶賛の声多数。写真を見ても、確かに美味しそう。これは一度食べてみなきゃ、という気持ちになりました。
とは言え、女川は遠い。仕事で行く用事もない。ずっと先延ばしになっていたのですが、4連休で時間もあったので行ってみました。
いや本当にケータリングカーだ。しかも結構小さめ。不安はあるけど、百聞は一見にしかず。
メニューはなく、店主が口頭で説明してくれます。醤油、塩、油そばあるとのこと。初回なので醤油をオーダー。醤油も、あっさり中華そば系と、魚介出汁を効かせた味のハッキリした「きわみ」醤油を使ったものがあるとのこと。せっかくなので、きわみ醤油で。800円。
出来上がるまで仮説のベンチで待ちます。
しばらく待って着丼。レンゲはなし。割り箸と胡椒が渡されます。丼はプラスチックですが、白い発泡スチロール容器じゃないだけ、まだ雰囲気があります。濃いめの色合いのスープ、細かい脂が浮きます。そこに極細縮れ麺が泳いでいます。見た目にも十分美味しそう。
トッピングは刻みネギ、極太メンマ、ナルト、岩海苔、チャーシュー。スープが魚介系なだけあって、岩海苔が良い仕事してます。メンマは味濃いめで歯応えがあります。チャーシューは柔らかくて美味しいんだけど、薄いし小さいのが残念。
スープは旨味が濃いです。味が濃いのではなく、旨味が濃い。飛び魚や牡蠣などの魚介で出汁を取っていると言ってたけど、独特の旨味が出ていて他の店とは比べられない美味しさでした。
極細の黄色い縮れ麺も、スープによく絡む。ムニュンとした食感で、するする入ります。麺量はちょっと少な目に感じたのが残念。
レンゲがなくとも、丼をあおってスープまで完食。確かに評判通り、とても美味しいラーメンでした。わざわざ来た甲斐がありました。
まぁ、それでもやっぱり女川は遠い。しかも隣は女川の道の駅。飲食店が軒を並べています。こんな環境でも商売になってんだから、ファンが多いんだろうなぁ。滅多に来ることはないけど、また食べたいな。
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