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2023年04月09日

大久保神社(小田原市)大久保忠世を祀る城山の神社

徳川十六神将のひとりに数えられる大久保忠世を祀る神社を訪ねました。

<大久保神社>
Okubo-Shrine-Odawara-stone-pillar.JPG

<石段と入口>
Okubo-Shrine-Odawara-stone-steps.JPG

<鳥居>
Okubo-Shrine-Gate.JPG

<狛犬>
Okubo-Shrine-Komainu.JPG
Okubo-Shrine-Odawara-Komainu.JPG

<拝殿>
Okubo-Shrine-Odawara-city.JPG
Okubo-Jinja-Hengaku.JPG
長きに渡って家康に忠節を尽くし小田原城主となった大久保忠世小田原藩中興の名君となった大久保忠真が祀られています

■大久保忠世■おおくぼただよ
大久保忠世は徳川家康に古くから仕えていた三河国武士です(1532年生)。弟忠佐とともに数々の戦で武功をあげ、家康の天下取りに貢献しました。豊臣秀吉による小田原征伐にも家康に従って参戦し(1590年)、北条家が滅んだ後は4万5千石で小田原城主となりました。

■大久保家と小田原藩■
忠世の嫡男・忠隣(ただちか)の代で、大久保家は一旦改易となります。しかしのちに大名として復活し、5代忠朝の代で小田原藩主となりました。この時の石高は11万3千石でしたので、大久保家がいかに幕府から期待されていたか伝わってきますね。小田原は関東防御の要衝であり、その後も幕末まで大久保家が代々城主を務めました。

■大久保忠真■ただざね
小田原は譜代大名が治める重要な藩のひとつですが、他藩同様に、江戸時代後期ともなると財政窮乏に陥っていました。この苦しい状況で藩政改革を行い、中興の名君と呼ばれたのが11代(小田原藩大久保家としては9代)忠真でした。忠真は藩主として活躍する一方で、幕府の要職を歴任し、最終的には老中を20年以上勤め、職についたまま亡くなりました(享年60)。

<現地説明板>
Okubo-Shrine-Odawaraa-Guide-Plate.JPG
こちらに記された説明によれば、大久保家はもともとは『下野(今の栃木県)宇都宮に勢力を持った藤原道兼の流れの宇都宮』氏の子孫とのこと。宇都宮泰藤のときに新田義貞に従い転戦しましたが、義貞亡きあと三河に土着したようです。その後、姓を宇津に改めて徳川の祖・松平に属し、やがて大久保を名乗ったと記されています。

<大久保藤>おおくぼふじ
Okubo-family-crest.JPG
小田原藩大久保氏の家紋です。藤の家紋は藤原氏の流れを汲むことを示しています。

<拝殿>
Okubo-Shrine-Odawara-front-shrine.JPG
大きな神社ではありませんが、静寂のなか凛とした空気が漂います。

<本殿>
Okubo-jinja-main-shrine.JPG
大久保神社の創建は1893年(明治26年)。当初は小田原城天守台跡に祀られていました。1900年(明治33年)にこの地に移されました。

<城山の神社>
Okubo-Shrine-Odawara-Shiroyama.JPG
城山の中腹で今でも小田原を見守っています

■訪問:大久保神社
[神奈川県小田原市城山]

■参考及び出典
現地説明板



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posted by Isuke at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ゆかりの地
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