アフィリエイト広告を利用しています

2022年08月27日

菱門橋(米沢城)藩主が渡った本丸の橋

今回は米沢城本丸跡の堀に架かる橋の話です。

<菱門橋>ひしもんばし
Secret-Gate-bridge-Yonezawa-Castle.JPG
本丸の堀に架かる菱門橋。今でこそ誰でも気軽に渡ることができますが、かつては藩主が渡る橋とあって、警備も厳重だったそうです。

現地の説明板をそのまま抜粋させて頂くと『米沢城本丸跡の南側堀にかかる太鼓橋で、あざやかな朱塗りの橋は写真の好スポットとなっている。橋名は、江戸時代は本丸内の城主が住んだ「御殿」からの南出入口にあたり、その交通は厳重に取り締まったことから、「秘し門」と称されたことにに由来する』とのこと。

<菱門橋の親柱>
Hishimonbashi-Yonezawajo.JPG

秘し門→ひしもん→菱門

私でも理解できる由来で良かったです。

<水堀>
Hishimonbashi-Hori.JPG
菱門橋は本丸跡南側の堀に架けられています。ちなみに、本丸へのメインの入り口(大手口)は東側です。

<本丸側>
Hishimonbashi-Kasugasha.JPG
本丸側へ向かって渡りきると、春日神社が待っています

<春日神社>
Yonezawa-kasugajinja-Tori.JPG
こちらが春日神社です。春日明神は上杉家の氏神であり、歴代米沢藩主、特に上杉鷹山が熱心に信仰しました。

そして、更に奥へ進むと、上杉謙信を祀る上杉神社が待っています。

<上杉神社>
uesugijinja202208.JPG
藩祖謙信を祀る上杉神社です。本丸へ渡る橋は複数ありますが、菱門橋は上杉神社に最も近い橋です。それもそのはず。ここが藩主の御殿跡なのです。


<朱色の太鼓橋>
Hishimonbashi-Yonezawa-Castle.JPG
菱門橋の見事な朱色は、比較的地味な米沢城跡に彩りを添えているようにも映ります。私の訪問は夏ですが、桜の名所として人気の場所です。

ということで
今回は米沢城の中でも、特別な意味を持っていた橋のご紹介でした。拙ブログにお付き合い頂き、ありがとうございます。

■訪問:菱門橋
米沢城本丸跡(松が岬公園)
[山形県米沢市丸の内]1丁目

■参考及び出典
現地説明板



お城巡りランキング
posted by Isuke at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 城跡[東北]
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11563086
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  2. 2. 真田の城 上州沼田城
  3. 3. 刑場近くの橋のなごり 泪橋と思川
  4. 4. 高遠城のなごり
  5. 5. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  6. 6. 矢之門から帯曲輪へ(白河市)小峰城
  7. 7. 小峯御鐘ノ台大堀切のなごり(小田原城)
  8. 8. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  9. 9. 金沢城のなごり
  10. 10. 大石内蔵助 終焉の地 細川家下屋敷跡
  11. 11. 暗渠と城跡34 渋取川と蓮上院土塁(小田原市)
  12. 12. 高天神城のなごり
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール
X (Twitter) Twitter-Isuke.JPG Isuke@shirononagori
最新記事

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

アクティブライフ・シリーズ009 クルマで行く 山城さんぽ 100【電子書籍】[ 交通タイムス社 ]

[当サイトお勧め本]

小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫(日本)) [ 童門 冬二 ]


感想(39件)