今回は米沢城本丸跡の堀に架かる橋の話です。
<菱門橋>ひしもんばし
本丸の堀に架かる菱門橋。今でこそ誰でも気軽に渡ることができますが、かつては藩主が渡る橋とあって、警備も厳重だったそうです。
現地の説明板をそのまま抜粋させて頂くと『米沢城本丸跡の南側堀にかかる太鼓橋で、あざやかな朱塗りの橋は写真の好スポットとなっている。橋名は、江戸時代は本丸内の城主が住んだ「御殿」からの南出入口にあたり、その交通は厳重に取り締まったことから、「秘し門」と称されたことにに由来する』とのこと。
<菱門橋の親柱>
秘し門→ひしもん→菱門
私でも理解できる由来で良かったです。
<水堀>
菱門橋は本丸跡南側の堀に架けられています。ちなみに、本丸へのメインの入り口(大手口)は東側です。
<本丸側>
本丸側へ向かって渡りきると、春日神社が待っています
<春日神社>
こちらが春日神社です。春日明神は上杉家の氏神であり、歴代米沢藩主、特に上杉鷹山が熱心に信仰しました。
そして、更に奥へ進むと、上杉謙信を祀る上杉神社が待っています。
<上杉神社>
藩祖謙信を祀る上杉神社です。本丸へ渡る橋は複数ありますが、菱門橋は上杉神社に最も近い橋です。それもそのはず。ここが藩主の御殿跡なのです。
<朱色の太鼓橋>
菱門橋の見事な朱色は、比較的地味な米沢城跡に彩りを添えているようにも映ります。私の訪問は夏ですが、桜の名所として人気の場所です。
ということで
今回は米沢城の中でも、特別な意味を持っていた橋のご紹介でした。拙ブログにお付き合い頂き、ありがとうございます。
■訪問:菱門橋
米沢城本丸跡(松が岬公園)
[山形県米沢市丸の内]1丁目
■参考及び出典
現地説明板
お城巡りランキング
2022年08月27日
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