2021年11月29日

城用語 石曳(いしひき)・修羅と呼ばれるソリ

今回は「石曳き」についてです。城用語に分類するのもちょっとヘンですが、石垣関連の話で時々耳にする言葉であることと、意味は何となく分かりながら、具体的な方法がイメージしにくいかと思い、あえて紹介させて頂きます。

では
いきなり説明板の絵図を

<石曳きの説明板>
Explanation-board-Ishihiki.JPG
こちらは山形城に展示される石曳きの絵図です。一目瞭然ですね。石垣に使用する石材を人の手でひいて運ぶ。だから石曳き石引き)。意味は言葉のままですね。問題は具体的な方法。絵図には、石材を木製のソリのような運搬具に乗せ、地面に敷いた丸太の上を滑らせている様子が描かれています。説明文によれば、このソリのような運搬具を「修羅」と呼ぶようです。

<展示されている修羅>
Exhibits-Ishihiki.JPG
修羅と呼ばれる運搬具です

運搬の方法は他にもあるかと思いますが、修羅による石曳きは結構メジャーな方法なのではないでしょうか。ちなみに、大きな石、つまり大石はタイシャクとも読めるため、これを帝釈天に例えて、対抗すべく修羅と名付けられたようです。

ということで
簡単ではありますが石曳きと修羅のご紹介でした。



<展示されている石材>
Stone-Exhibits.JPG
山形城への訪問は久しぶりです。以前はなかったと思いますが、かつての二ノ丸には石垣の石が展示され、石を割る方法やら矢穴・刻印といった城用語に関する説明がなされていました。

<石垣石の加工の説明>
Explanation-board- (1).JPG
こちらも絵図で分かりやすかったです。

<矢穴>やあな
2011米沢山形日帰り分 (61).JPG
矢穴とは、石を切り出す作業の都合で彫られた痕です。矢は弓矢の矢ではなくクサビのことです。

こういった工夫を凝らしてくれると、城の予備知識がなくても楽しむことができますね。人によっては、城に興味を持つきっかけになるかもしれません。いいですね。

今回はその一部を紹介させて頂きました。

■撮影:山形城跡
霞城公園二ノ丸広場
[山形県山形市霞城町]

■参考及び出典
・現地説明板
・Wikipedia:2021/11/29



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posted by Isuke at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 城用語
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