2020年03月20日

馬込城のなごり

つわものどもが夢の跡
小田原北条氏の家臣の城跡とされる場所を訪ねました。
<馬込城跡>
shirononagori414 (1).jpg
画像は大田区南馬込の湯殿神社。この付近一帯が小田原北条氏家臣・梶原助五郎(三河守)の所領で、その居城については諸説あるなか、この地も候補とされています。

shirononagori414 (4).jpg
湯殿神社は周囲と比較して一段高い台地上に位置しています。遺構はありませんが、所領を与えられた梶原氏は、この地形を利用して統治の拠点としたのかもしれませんね。

shirononagori414 (2).jpg
shirononagori414 (7).jpg
shirononagori414 (5).jpg

梶原助五郎の主は北条氏直のようなので、時代としては戦国末期といった感じでしょうか。氏直が第5代当主となったのが1580年、豊臣秀吉によって北条氏が滅びるのが1590年ですから、梶原助五郎が馬込村に所領を与えられて居城を構えていたのは、だいたいそのあたりですかね。

shirononagori414 (3).jpg

広範囲に及んだとされる梶原氏の所領も、いまはそのほとんどが都市化の波にのみこまれ、当時の姿を偲ぶことはちょっと難しいです。ただ、高低差に富んだ地形は嘘をつきません。谷地にはかつて沼なども存在したとのこと。現地を実際に訪ね、そういったことを肌で感じられた。それだけで満足です。

<つわものどもが夢の跡>
shirononagori414 (6).jpg
梶原助五郎については、鎌倉幕府の有力な御家人・梶原景時の末裔とする説もあるようですが、無関係とする説もあり、事実は定かではないようです。関東をほぼ制覇した小田原北条氏配下の拠点が、ここ湯殿神社付近にもあった。そして梶原氏を名乗っていた。そう受け止め、探索を終了しました。

------■馬込城■------
別 名:梶原城
築城主:梶原氏
築城年:不明
城 主:梶原助五郎
廃城年:不明
現 況:湯殿神社ほか
[大田区南馬込]5丁目


お城巡りランキング
posted by Isuke at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 城跡[都内]
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
http://fanblogs.jp/tb/9717325
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  2. 2. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  3. 3. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  4. 4. 山城山頂に残る神秘の溜池 金山城 日ノ池
  5. 5. 村を開いた豪族の館を探す(柏崎氏館)
  6. 6. 岡崎城のなごり
  7. 7. 土呂陣屋跡 旗本となった武田家臣・初鹿野信昌の足跡
  8. 8. 伊奈一族の拠点 伊奈氏屋敷跡(伊奈町) 
  9. 9. 長谷堂古戦場 秋の訪問記
  10. 10. 巣鴨駅近く 徳川慶喜ゆかりの地
  11. 11. 騎西城のなごり
  12. 12. 高天神城のなごり
  13. 13. 浜松城の野面積み
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
最新記事
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

クルマで行く山城さんぽ100 絶対インスタにアップしたい「絶対見たい名城」30選 (CARTOP MOOK ACTIVE LIFE 009)

[当サイトお勧め本]

図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防 (サイエンス・アイ新書) [ 萩原さちこ ]

小説上杉鷹山 (集英社文庫) [ 童門冬二 ]