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2019年12月13日

米沢詣で 上杉の町へ

令和元年の年末も押し迫った12月中旬
無理矢理休暇を取って米沢を訪ねました。
<米沢駅>
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この日は朝から霧が濃く、遠くの山々はもちろん、米沢の街並みも霞んで見えました。夏から秋にかけて訪問することが多いので、ちょっと不思議な光景でしたが、地元の方にお聞きすると、この時期はよくあるとのこと。

<米沢城本丸跡>
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戦国最強の武将として語り継がれる上杉謙信の軍旗「毘」「龍」が見えました。「毘」は謙信が信仰していた毘沙門天、「龍」は不動明王を表しています。ここはかつての米沢城の本丸跡。このまま堀を渡って直進すれば謙信を祀る上杉神社。本丸への入り口が、そのまま長い長い参道になっています。


平凡な会社員ですので、予算にも時間にも余裕がありません。そのわりに、同じ場所に何度も行くので、周囲からは不思議がられます。

何があるの?

そう問われても、ちょっと困りますね。上杉家にまつわる史跡やゆかりの地が、市内に数多く存在するのは事実ですが、何度も行く理由はそれだけでは説明できません。


<上杉神社一の鳥居>
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何度目か分かりませんが、今年は来れないと思っていたので感慨深かったです

<二の鳥居>
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初めて訪問した時のような新鮮さでした。こちらの鳥居は木造です

<神門>
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もうここで空気吸えただけでいいや
今回はそんな気分でした

<狛犬>
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神門前の狛犬です。

<拝殿>
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もともとは上杉謙信と上杉鷹山を祭神としていました。現在の祭神は謙信のみです。取り囲む透かし塀も含め、派手過ぎず、威厳のある空間です。もともとの拝殿は大正8年の米沢大火で失われましたが、大正12年に再建され現在に至っています。


次に松岬神社へ

<松岬神社一の鳥居>まつがさき
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こちらは上杉神社と比べて地味ですが、私としては足を運ばざるを得ない場所です。

<松岬神社境内>
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米沢は雪国。冬支度ですね。松岬神社の敷地は、もともとは上杉景勝の屋敷があった場所です。屋敷の庭のなごり?かもしれません。

<二の鳥居と拝殿>
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祭神は米沢藩の礎を造った上杉景勝と直江兼続、中興の祖・上杉鷹山。そして鷹山の師である細井平洲と、鷹山に抜擢され藩政改革に尽力した竹俣当綱と莅戸善政です。

祀られているのは全て、逆境と向き合った人たちばかり。神格化された上杉謙信とは異なり、泥臭く地味に現実と向き合った人たちです。

人が人を祀る。そして語り継がれる。
そこには、人が心惹かれる何かがあるのでしょうね。


<本丸周辺を散策>
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<昼になったので>
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米沢城跡の目の前といっていい場所にある上花輪さん

<米沢ラーメン>
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上花輪さんは味噌が人気のようですが、醤油のチャーシュー麺にしました。ここはむかし家族と来た店。親の趣味につき合わされた子供にとっては、あまり楽しい旅ではなかったようですが、この店では笑みがこぼれていました。今回は独りですが、気を使わなくてすむからでしょうか?ラーメンそのものは更に美味しく感じました。
上花輪さん、あの日も今回もありがとうございます。


こんな感じで午前の部は終了しました。

結局のところ
どこどこへ行った事があるとか、なになにを食べた事があるとか、どうでも良いことのように思えます。どんな気持ちでそこにいたか。どんな気持ちでそれを食べたか。自分にとってそれが満たされたものなら、もう充分です。

■つわものどもが夢の跡■
必死に生き抜いた偉人たちゆかりの地です。そして、それにまつわる物語がある町。人が長く語り継ぐには訳があり、それを感じるためだけに足を運んでいる。そんな気がします。

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お邪魔しました。
また来ますからね!

令和元年12月


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posted by Isuke at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | その他
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