<松尾橋>
山頂に築かれた掛川城天守閣が既に見えていましたが、しばしここで足を止めました。城好きなら当然想像するであろうことを味わうために。
これが天然堀だったわけか
<逆川>さかがわ
川の名は逆川。掛川城の南側を流れる天然の川です。この川はいわゆる暴れ川で、しばしば氾濫したそうです。堤防が欠けるということから欠川とも呼ばれ、それが当地の地名の由来となっています。
<逆川改修記念碑>
松尾橋近くの記念碑です。生々流転の逆川と刻まれています。現地の説明板によれば『昭和57年9月10日、台風18号は掛川市に異常な豪雨を斉らし』て市の中心部に氾濫する濁流が溢れたようです。このため『明治橋より馬喰橋に至る1,800mの区間』を『総額39,7億円』で『昭和57年〜61年に至る5ヶ年事業により改修が完成した。』とのこと。
[出典:逆川改修おぼえがき]
掛川城の天然の堀だった時代は勿論のこと、昭和の終わりごろになっても荒々しい川であり続けていたわけですね。
コンクリの護岸が欠けるということはもう無いでしょう。ただ欠川という呼び名には、今後とも引き継ぐべき深いメッセージがあるのかもしれませんね
■訪問:松尾橋
[静岡県掛川市掛川]
<次の投稿>
松尾橋を渡れば山城が待っています
お城巡りランキング
タグ:静岡