<太田道灌像>

東京国際フォーラムの太田道灌像です。室外ではなく、近代的なガラス張りの建物の中にあります。
<展示スペース>
銅像とともに道灌のプロフィールや戦績などを紹介するパネル、そして江戸城の模型が展示されています。
<江戸城天守模型>
84分の1大に作られた模型
<道灌時代の江戸城>
これは興味深いですね。家康により拡張される前の江戸城です。日比谷の入り江が城近くまで迫っています。扇谷上杉氏の家臣だった太田道灌が江戸城を築いたのは長禄元年(1457年)。道灌は当時25歳でした。
<銅像>

制作者:朝倉文夫
<開都五百年記念>

この銅像は江戸城築城500年(開都500年)を記念して旧東京都庁の敷地内に建てられたものです(1956年)。都庁の新宿移転に伴い、跡地に建てられた東京国際フォーラムに設置し直されました。
城下町江戸といえば徳川時代をイメージしますよね。ただスケールこそ違えど、道灌の時代にも城下に庶民は暮らしていました。道灌がこの地に一定規模の城を完成させた。その基盤があったからこそ、関東に入った家康もこの地を拠点にできた訳ですね。そういう意味で、道灌による江戸城築城をもって開都と呼ぶのは分かる気がしますね。江戸の基礎を築いた男。それが太田道灌ということですね。

道灌の目線の先は江戸城です。
ということで
旧都庁の敷地に建つ太田道灌像のご紹介でした。当ブログがきっかけで、足を止めてくれる人がいたら嬉しいです。
太田道灌像はフォーラムの1階。東京駅側の入り口付近です。
■訪問:東京国際フォーラム
[東京都千代田区丸の内]3丁目

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