<日比谷通り沿い>
夜の日比谷通りです。芝公園付近を歩いていると目に飛び込んでくる鮮やかな朱色。ライトアップにより浮かび上がる堂々たる門です。お隣の増上寺より目立ちます。
<旧台徳院霊廟惣門>たいとくいんれいびょう
重要文化財です。構造は入母屋造八脚門。左右には金剛力士像。こちらは港区指定有形文化財です。
<仁王像 吽形>
<仁王像 阿形>
この立派さはなに?
この門、もともとは2代将軍徳川秀忠の霊廟の表門です。徳川家の菩提寺である増上寺の境内に造営された壮大な霊廟は、江戸初期を代表する建造物群という高い評価でしたが、1945年の東京大空襲で大半が失われてしました。焼失を免れたこの惣門が移設され、いまもこの地に佇んでいるわけです。
当初は増上寺の中にあったわけですね。秀忠(=台徳院)の墓所そのものは、増上寺安国殿裏の徳川家墓所に移されています。
堂々としていますが、手の込んだ彫刻が表面を覆い尽くす!とまではいきません。何となくシンプルにも映ります。徳川家の霊廟は、奥に行くほど凝った装飾が施されていたとのこと。これはあくまで入口の門なのです。
ということで
明るい時とは雰囲気の異なる旧台徳院霊廟惣門のご紹介でした。
拙ブログに訪問頂き、ありがとうございました。
夜には夜の魅力があるものですね
■訪問:旧台徳院霊廟惣門
[東京都港区芝公園]4-8-2
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