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2017年03月18日

平山城のなごり(日野市)

高幡城跡を探索した後、以前から名前だけは知っていた城跡を訪問しました。とりあえず来たという感じで、詳しいことは後から調べました。

<平山城址公園>
2hirayama (1).jpg
想像していたより広い。ここは多摩丘陵の一画、地形が興味深いですね。園内の高低差は30m。要所要所に曲輪や堀切を配置すれば、立派な山城に成り得る場所です。

<公園内>
sirononagoriHIRAYAM (7).jpg
下の方には、湧水を集めた池がありました。日野市は多くの湧水群があります。緑豊かで水にも恵まれた場所です。周辺の苔の感じもいいですね。

2hirayama (3).jpg
左手の石垣は公園として整備したもので、遺構ではありません。昔の見張り台をイメージしているようです。

この付近でちょっと・・・

■ 探索を中止 ■
あくまで個人的な感覚ですが、ほぼ貸切り状態の園内をしばらく一人で歩いていると、突然妙な気分が・・・

ん?この感覚はなんだ?

辺りには誰もいません。廃城巡りはいつも独りなので、いわゆる孤独感はありません。そして、私は基本的には霊感とは無縁の男です。

まえもこんな感覚を味わったなぁ〜

むかしむかし、山形県の山奥の河原を独りで歩いている時に「ん?」と感じたのと似ています。まぁ簡単に言ってしまうと落ち着きません。私は小心者なのでしょうか・・・。

谷底の探索は中止して、そそくさと上まで戻りました。

■ 平山の歴史 ■
この城は平山季重(ひらやま すえしげ)と関連するという説があります。平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武将です。現在の平山城址公園付近で生まれ、後に源氏について数々の功績を上げました。時代背景としては、いわゆる源平合戦の頃の話。平山季重はあの「一ノ谷の戦い」などても活躍し、褒美としてこの地を与えられたとされています。ただ詳細な史料は無く、この城との関係を疑問視する声もあります。

<案内図>
sirononagoriHIRAYAM (2).jpg
公園そのものは八王子市と日野市にまたがっています。良く整備されており、起伏もあり、ウォーキングなどには最適かもしれません。また、桜の名所としても知られており、大人が楽しめる公園ではないでしょうか。

城跡としてですが、あくまで個人的な見解ながら、公園内にリアルな遺構は無いと感じました。ですから、こんなブログを読んで頂いている城マニアの方は、行ってみるとちょっとガッカリするかもしれません。ただ、歴史的に推定されていることや、日野市内には他にも沢山の城跡・館跡があることを考えると、何となくそれらしく感じます。百草城、川辺堀之内、南平館などなど、気になる場所はまだまだあります。機会を作って、いつかまた日野の城跡を探索したいと思います。

<平山城址公園駅>
2hirayama (2).jpg
京王線です。

<駅からの道のり>
sirononagoriHIRAYAM (1).jpg
平山という名で油断していましたが、周辺も含めてわりと厳しい地形です(歩けますが平坦ではないという意味)。いかにも城跡が待っててくれそうな道のりでした。現地そのものより、行くまでのワクワク感の方が大きかったような気がします。城址公園で遺構は見つけられませんでしたが、この付近の地形なら、どこに館のようなものが存在していても不思議ではない。そんな気がしました。

■訪問:平山城
(平山城址公園)
[東京都日野市平山]


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タグ:東京
posted by Isuke at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 城跡[都内]
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