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2017年03月14日

九戸城を訪ねた勢いで・・・(四戸城)

二戸市を訪れたついでにと言っては失礼ですが、四戸城を訪問しました。南部氏が九戸城を攻めた時に拠点とした城跡です。

■四戸城■しのへ
<四戸城跡>
9ninohe (13).JPG
現地までなんとかたどり着き、地元の人に場所を尋ねると、「石しかないよ」と笑われました。行ってみると、たしかに四戸城跡を示す標柱と大きな石があるだけ。石は「ベゴ石」と呼ばれているらしい。あとは周辺に墓地が確認できるだけ。地形そのもので判断すると、ちょっとした高台を利用した城だったようです。

<説明>
9ninohe (14).JPG
何か書いてありますね。画像下の説明部分です。

『四戸城は上館、中館、下館の3つの曲輪からなっている。
南部氏の一族とされる四戸氏の居城であったが、四戸氏がいつ頃から当地に居住したのかは良く分かっていない。
戦国時代末期、城主四戸宗泰の妹は、九戸城主九戸政実の妻で、また宗泰の妻は政実の叔母であった。
四戸氏は、二戸地方で絶大な勢力を持っていた九戸氏とは親しい間柄であった。
しかし、天正19年・・・・九戸の戦いを前に・・・(以下読めず)』


なるほど
「城主四戸宗泰の妹は、九戸城主九戸政実の妻
「九戸氏とは親しい間柄」
だったわけですね。

しかし諸事情から四戸氏はこの地を去り、四戸城は九戸政実と対立する南部信直方の居城となりました。四戸氏も九戸氏も南部支族。大きな意味では身内なんですがね。いつの時代でも、人間関係は難しいのですね。九戸政実にとって、この地は途中までは友好の城、南部氏と関係が悪化してからは敵方の拠点だったことになりますね。

そして・・・
「上館、中館、下館の3つの曲輪からなっている」
だそうです。ならばその痕跡を探すのが城マニア。これこそ城跡巡りの楽しみのですね。

<遺構の画像>
(ありません・・・)
撮影しなかった訳ではなく、カメラの電池切れでもありません。探索できませんでした。

城跡と思われる敷地は結構広く、この日はそうとう寒く、更に九戸城探索で体力を使い切ってしまい、もう気力が残っていませんでした。ここまで来たのですがね。曲輪と曲輪の間の堀くらいは確認したかったです。今から思えばですが・・・

仕方がないので帰宅してから他の方のブログで確認。皆さん詳しく調べていらっしゃいますね!人の手を借りて恐縮ですが「四戸城」で検索するだけで、素晴らしい城ブログと出会えます。特に地元の方と思われるブログは読んでいて楽しいですね。私のように「やっとこさ行ってきた」というのと違って、ブログの行間から肌感覚のようなものが伝わってきます。これは大事です。気候とか、人の気質とか、ものの見かたとか、そこで暮らさなければ分らないものってありますよね。参考になりました。ありがとうございます。

皆さんの情報によれば、3つの曲輪は北から南へ縦に配置されたようですね。連郭式城郭ということです。馬淵川(まべちがわ)左岸の段丘の城。そして、九戸政実の乱のあと、ほどなくして廃城となったようです。

<いわて銀河鉄道>
9ninohe (12).JPG
雰囲気のあるローカル線。二戸駅と金田一温泉駅の間で利用しました。四戸城の別名は金田一城です。

疲れましたが、いい旅でした。

[岩手県二戸市金田一舘]
↑九戸城も四戸城も二戸市にあります。


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タグ:天を衝く
posted by Isuke at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 城跡[東北]
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