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2018年02月05日

真冬の米沢訪問 水堀に積もる雪

■ 冬の米沢詣で ■
ある程度まとまった休暇がとれるのは夏から秋。旅もその時期が多くなります。ただ「米沢詣で」と称して何度も米沢を訪問するうちに「冬を肌で感じないと」いけないような気持ちになり、無理矢理休みを取って訪問しました。住むことはできませんが、ちょっとだけでもと思い…

■ 米沢城 ■
<水堀>
shirononagori196yomezawa (1).JPG
雪が降り積もる米沢。きゅっきゅっと雪を踏みしめてかつての本丸付近を探索。ここは水堀です。凍った水面に雪が積もり、遠くの方は境界線もはっきりしません。私の憧れる上杉家の皆さんも、こんな景色を見ていたのですね…

それにしても誰とも合いません。とても静かで、自分の足音しか聞こえない。白い雪に足跡をつけながら、とぼとぼと一人歩き続けました。


■上杉家御廟所■うえすぎけごびょうしょ
<上杉家墓所>
shirononagori196yomezawa (2).JPG
上杉景勝から始まる米沢藩主たち、そして謙信公のお墓です。すっかり雪に覆われています。

shirononagori196yomezawa (3).JPG
何度も訪問していますが、いつもにもまして毅然と映ります。

今回の訪問で、寒さと足元の悪さだけは実感しました。ただ私が訪問した日は、曇り時々雪で風は少なめ。地元の人にしてみれば、穏やかな日だったのかも知れません。

雪はしんしんと降るだけでなく、激しく降ったり、あるいはずっと降りつづけたり・・・。これと向き合うには、旅行者の私などが想像もできない覚悟が必要なのでしょうね。まぁこの地で生まれ育った方は、その覚悟も準備も当たり前に備わっているのかもしれませんが・・・。

(再び米沢城跡)

<上杉鷹山公>
shirononagori196yomezawa (4).JPG
鷹山公はもともと江戸の出身。日向高鍋藩主の次男であることから、九州の出身という誤解もありますが、生まれたのは江戸藩邸です。名門・上杉家の養子となり、十代後半で米沢へ移るわけですが、最初はまいったでしょうね。

家臣は言う事を聞かない、藩は破産寸前、そして江戸と比べるとそうとう寒い。鷹山公はそれでもめげませんでした。まぁ「まいったなぁこりゃ」くらいは思ったでしょう。でも、現実を受け入れる。そして自分がなすべき事をする。本当に強い方ですね。

なせば成る なさねば成らぬ
何事も成らぬは
人のなさぬなりけり

画像左側の石碑には、鷹山の名言が刻まれています。覚悟することの大切さを説いているのかもしれませんね。


ということで
真冬の米沢でした。今年は関東も寒く、平野部でも雪が積もりました。米沢とは比べものになりませんが、春が待ち遠しいです。

2018年2月5日


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posted by Isuke at 21:49| Comment(2) | TrackBack(0) | その他
この記事へのコメント
GORIさん。お読み頂きありがとうございます。冬の不自由さ、そこから生まれる文化とか独特の食べ物とか…諸々。旅したぐらいで分るはずもありませんが、その欠片くらいは感じたような気がします。毎年「上杉雪灯篭まつり」というイベントがありますので、それに合わせての訪問も良いかと思います。
Posted by Isuke2020 at 2018年02月06日 20:54
こんにちはGORIです。

米沢って実は父方の実家があるところなんです。冬は雪深いところというのは父から何度も聞かされていましたが、実際にその深さを経験したことがありませんでした。夏場に行くよりも、ホンモノの米沢(北国)を感じられるのが冬場なのかもしれませんね。
Posted by GORI at 2018年02月06日 14:10
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