アフィリエイト広告を利用しています

2017年10月11日

銀河鉄道の昼(二戸駅から三戸駅)

つわものどもが夢の跡を訪ね歩く一人旅。
北の猛将・九戸政実の居城の次は、南部宗家の居城を目指しました。

■ いわて銀河鉄道 ■二戸駅から三戸駅へ
久しぶりの銀河鉄道です。前回は二戸駅から乗車して金田一温泉駅で下車。四戸城を訪ねました。といっても、九戸城で体力を使い切ってしまい、ほとんど動けませんでしたが・・・(大きな石だけ見て退散)。今回は前回の反省から、スケジュールにも余裕を持たせました。初めて訪問する三戸城に期待も膨らみます。いわて銀河鉄道、私は二戸駅からの乗車ですが、盛岡駅からずっと続いています。地元のみなさんの貴重な足ですね。言うまでもありませんが、宮沢賢治(岩手県出身)の代表作が名の由来です。

ところで、平日の昼ということもあるのでしょう。乗客は数人。最後は完全貸切状態となりました。

<いわて銀河鉄道>
SN IGR (3).jpg
メーテルも車掌さんも現れません(宮沢賢治で何か連想すればいいものを、銀河鉄道と聞くと999(スリーナイン)しか思い浮かびません)。

<滑走路?>
SN IGR (5).jpg
なかなか飛び立ちませんね〜(昼から飲んでる訳ではありませんが、そんな気分で線路の行方を見守る)。

■ IGR ■アイジーアール
SN IGR (2).jpg
正式には「IGRいわて銀河鉄道」といいます。IGR?
Iはまぁ岩手としてGは銀河。Rは鉄道だから、ここだけ英語なのだろう。
Iwate Ginga Railroad
ですかね。などと漠然と思ってましたが、本日ブログにするため念の為、本当に念の為調べてみたら
Iwate Galaxy Railway
ええ?あ、まぁGはGalaxy、なるほどです。で、レールはあってたけどroadじゃなくてwayですか。納得しましたが、たった3文字しかないのに2文字も間違ってることに笑うしかありません。

■ 青い森鉄道 ■
岩手県内は「IGRいわて銀河鉄道」が運営。青森県内は「青い森鉄道」になります。まぁ直通運転なので乗っていても意識しませんが…。前回下車した金田一温泉駅を過ぎてしばらくすると目時駅(めとき)に到着。この駅がIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道の境目になります。この駅は既に青森県(三戸町)。県境を越えました。いよいよ目的地の三戸駅まであと一つです。

SN IGR (4).jpg

ここでちょっと余談になりますが…
■ 地名:一から九 ■県を跨ぐ
一戸から九戸。全国的には「八戸」が一番有名ですかね。これはよく話題になりますが、一から九が岩手と青森に跨って存在しています。何度聞いても一部忘れてしまうので、改めて整理しておきます(郡は省略します)。

●まず岩手県
一戸町・二戸市
●次に青森県
三戸町・五戸町・六戸町・七戸町・八戸市
●もう一回岩手県
九戸村

現在の地名だと、四戸(しのへ)はないのですね。
四戸氏は存在したんですがね…

■士族:一から九■みんな同族
南部氏の始祖は「南部三郎光行」。この息子たちが枝分かれしてそれぞれの士族の祖となりました。長男は一戸氏の祖、次男は南部氏を継承、三男が八戸氏、四男が七戸氏、五男が四戸氏、そして六男が九戸氏の祖となりました。
南部光行さん、息子たちを独立させ立派ですが、まさか子孫たちが戦になるとは夢にも思わなかったでしょうね。

■ 目的地 ■南部宗家の城
SN IGR (6).JPG
無事に三戸駅に到着。念のため帰りの電車の時刻をチェックしてから城へ向かいました。

なんでわざわざ三戸に郷土の城
勤務先に三戸の出身の方がいて、私が九戸城まで行った話をしたところ、三戸にも立派な城があるのにと残念そうに言われてしまいました。そりゃまぁ「日本中に城跡はあるのだから」と思いつつも念のためネットで画像検索。目に飛び込んできたのは、これがまた絵に描いたような山城の姿でした。

なんと理想的な立地!

城内の様子ではなく、地形が良く分かる航空写真に衝撃を受けました。自然の川に面し、まるで船のように縦長の独立峰。更に調べていくと、かつてはそこにぎっしりと曲輪が配置されていたようです。その縄張りも興味深い。

事前に知っていれば・・・

地元の人からは「城山」と呼ばれているそうです。名門南部宗家の居城。そしてあの九戸政実と争った南部信直の居城です。

これはいつか行かねば

どっちみち九戸城へはもう一度行くつもりでしたので、そう心に決めました。

自分の故郷に、人に語れる城があるなんて羨ましいですね。城跡好きだからそう思うのでしょうか。いずれにせよ、名を馳せた士族が本拠としていた場所。そして歴史ある町です。教えてもらえたのも何かの縁。今回、やっとその時の思いが実現しました。

<三戸城>
SN sannohejo.jpg
馬淵川と熊原川の合流地点に位置する山城。今もなお残る余韻を求めて探索を開始しました。
(次の記事へつづきます)

---乗車区間---------------------
二戸駅 [いわて銀河鉄道]
 ⇒三戸駅 [青い森鉄道]
------------------------------------


[当ブログについて]
会社員が興味で運営している個人ブログです。内容につきましては、その程度であることをご理解願います。訪問頂き、ありがとうございました。



お城巡りランキング
タグ:岩手 青森
posted by Isuke at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 城跡[東北]
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6799779
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  2. 2. 真田の城 上州沼田城
  3. 3. 刑場近くの橋のなごり 泪橋と思川
  4. 4. 高遠城のなごり
  5. 5. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  6. 6. 矢之門から帯曲輪へ(白河市)小峰城
  7. 7. 小峯御鐘ノ台大堀切のなごり(小田原城)
  8. 8. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  9. 9. 金沢城のなごり
  10. 10. 大石内蔵助 終焉の地 細川家下屋敷跡
  11. 11. 暗渠と城跡34 渋取川と蓮上院土塁(小田原市)
  12. 12. 高天神城のなごり
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール
X (Twitter) Twitter-Isuke.JPG Isuke@shirononagori
最新記事

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

アクティブライフ・シリーズ009 クルマで行く 山城さんぽ 100【電子書籍】[ 交通タイムス社 ]

[当サイトお勧め本]

小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫(日本)) [ 童門 冬二 ]


感想(39件)