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世の中は今しかない [2017/10/05 12:00]
世の中は今より外はなかりけり 昨日は過ぎつ明日は知られず 世の中は今しかないのだ。 昨日は過ぎてしまったし明日は当てにならないどうなるか分からない。 仏教は常に今を重視する。 今あなたがどう言う心構えで進むか。 現在の延長が未来ですから。 親鸞聖人の教えは今の教えですから。 平生業成、現生不退、不体失往生。 現在は過去と未来をとく鍵ですから。 世の中は今しかないのだ。 今救われずして未来救われることはありません。 昨日は過ぎつ明日は知られず 昔、楽しかった..
阿弥陀仏の本願とは? [2017/09/15 13:00]
お釈迦さまが宇宙最高と説かれている 阿弥陀仏はどんな本願を立てられたか。 本願とは誓願 弥陀の誓願不思議に助けられ参らせて往生をば遂ぐるなり (歎異抄一章) 阿弥陀仏が誓われたこと、お約束のこと。 阿弥陀仏の本願を誓願とも言われます。 誓願とは誓い、お約束、本誓とも正信偈に言われている。 明如来本誓応機 本願とは誓願、阿弥陀仏のお約束ということ。 本師本仏の為されたお約束。 どんな約..
平生業成と死にざま [2017/09/11 18:00]
人にいろいろの死に様があるのは、 人の過去世の種まきにいろいろあるからだと 覚如上人は教えられています。 一切衆生のありさま過去の業因まちまちなり、また死の縁無量なり、 病におかされて死する者もあり、 剣にあたりて死する者もあり、 水に溺れて死する者もあり、 火に焼けて死する者あり、 乃至寝死する者もあり、 酒狂して死するたぐいあり。 これみな先世の業因なり、更にのがるべきにあらず。 (執持鈔) 全ての人々は、過去やってき..
仏教の究極の目的 [2017/09/04 12:00]
教行信証総序のお言葉。 噫、弘誓の強縁は多生にもあいがたく真実の浄信は億劫にも獲がたし 親鸞聖人はそういうことを法然上人から聞かせていただいたぞそ言われている。 長い間、迷わせてきた苦悩の根源がぶち破られた。 生きているこの世で他力の信心がいただける。 人生の目的ではなくて多生の目的。 なんととてつもない喜びがおきることか。 人間によくぞうまれてきたものぞ、よく仏法がきけたものぞと、 教行信証は親鸞聖人の喜びからはじまる。 この親鸞聖人の教えをそっくり..
現生不退の本当の意味 [2017/08/21 12:18]
生きている時に絶対にしりぞくことのない幸 せになれるということで、現生不退という。 一念往生現生不退 というのは何をいわれたものか。 これが阿弥陀仏の本願。 阿弥陀仏の本願と平生業成 これはイコール。 阿弥陀仏の本願を理解していない人は、 どれだけ聞いても聞き誤る人は、 求めても求めても永遠に求めきらん。 死ぬまで求道。道を求める。 こうして求める人もいるが、 そういう道を求めても求めてもこれ以上..
法施と財施が宿善になる [2017/08/04 12:00]
法施をすることがものすごい宿善になる。 六度万行の中でも最高の布施行。 布施の中にも法施と財施。中でも法施は最大の宿善。 親鸞聖人の御和讃で。 「諸善万行ことごとく 至心発願せるゆえに 往生浄土の方便の 善とならぬはなかりけり」 諸善万行。もろもろの善。沢山ある善。 それらが悉く。 至心発願せるゆえに。これは信前の人の心。 信後の心でない。十九願のことだから。 真剣に、阿弥陀仏の極楽浄土に生まれたい、という心。 それは、必ず往生浄土の方便の善..
極楽浄土へは往きやすいのに往っている人が少ない理由 [2017/07/31 12:00]
この一念の安心一にて浄土に往生することの、 あら、ようも要らぬ取りやすの安心や。 されば安心という二字をば、「やすきこころ」と訓めるはこの意なり。 更に何の造作もなく、一心一向に如来をたのみ参らする信心一にて、極楽に往生すべし。 あら、心得やすの安心や。また、あら、行きやすの浄土や。 (御文章二帖目第七通) 蓮如上人はここで、安心というのはやすきこころ。 こころえやすいといわれている。浄土へは往きやすい。 何の苦労も要らないぞと仰有っている。 ..
3通りの念仏 [2017/07/30 12:00]
仏教では、念仏を称えさえすれば救われるのではない。 念仏には、称え心によって3種類ある。 万行随一の念仏・万行超過の念仏、 そして自然法爾の念仏。 万行随一の念仏から、 万行超過の念仏、そして 自然法爾の念仏へ入る。 それが三願転入の御文を見ると判る。 ここを以って、愚禿釈の鸞、論主の解義を仰ぎ、宗師の勧化によりて、 久しく万行諸善の仮門を出でて、ながく双樹林下の往生を離れ、 善本徳本の真門に回入して、偏に難思往生の心をおこし..
蓮如上人の大自信 [2017/07/20 18:00]
蓮如上人は、ご自分が書かれた御文章について 「『御文』はこれ凡夫往生の鏡なり。 『御文』の上に法門あるべきように思う人あり、大なる誤なり」と云々。 (御一代記聞書178) といわれています。 これは蓮如上人の大自信です。 他にも大自信を言われているところがあります。 蓮如上人御病中に慶聞に、「何ぞ物を読め」と仰せられ候時、『御文』を読み申すべきか」と申され候。 「さらば読み申せ」と仰せられられ候。三通二度づつ六遍読ませられて..
重要なのは人生の目的を果たしたとき(仏教) [2017/07/18 18:00]
人生の目的を果たしたときを信の一念という。 信の一念が重要であることは たくさん根拠がある。 「一念」とは、これ、信楽開発の時剋の極促を顕し、 広大難思の慶心をあらわすなり。(親鸞聖人『教行信証』) 信楽とは、晴れて大満足の、日本晴れの心。 開発とは、閉じていた心が開く。 なかった心が起きる。がらったとかわる。 時剋の極促とは、時間の極まり。これ以上はやい時間はないという時間。 何百兆分の一秒よりももっと..
三願転入 [2017/07/13 18:00]
親鸞聖人自身が三願転入の道を通って18願へ出た、 と告白されている三願転入のお言葉 ここを以って、愚禿釈の鸞、論主の解義を仰ぎ、宗師の勧化によりて、久し く万行諸善の仮門を出でて、ながく双樹林下の往生を離れ、善本徳本の真門 に回入して、偏に難思往生の心をおこしき。然るに今特に方便の真門を出で て、選択の願海に転入し、速に難思往生の心を離れて、難思義往生をとげん と欲す。果遂の誓、良に由あるかな。 &nb..
三願転入の三願とは [2017/07/11 12:00]
ここを以て、愚禿釈の鸞、論主の解義を仰ぎ、宗師の勧化によりて、 久しく万行・諸善の仮門を出でて、永く雙樹林下の往生を離れ、善本・ 徳本の真門に廻入して、偏に難思往生の心を発しき。然るに今特に方 便の真門を出でて、選択の願海に転入し、速に難思往生の心を離れて、 難思議往生を遂げんと欲す。果遂の誓、良に由有るかな。 (教行信証化土巻) 「ここを以って愚禿釈の鸞」 これからいうことは私自身のことです。 親鸞聖人の書かれるものの特徴、非常に重要なこと、信じがたいこと、 疑..
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