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陽葵は、ひなたと読みます。仏教が好きな仏教ガールです。一緒に仏教を学びましょう。
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2024年03月08日

本当に智慧のある人が考えていること

失業率の高い時代。
他の人がぼやぼやしているときに、どれくらい先が読めるか?
それが先見性のある智慧のある人。

他の人がみんな考えているようなことを、その人だけ考えていない。
そういう人は鈍感な人、鈍い人ということになります。

IT関連企業がどんどん倒産しています。
ゲーム産業では、任天堂が新しいゲーム機を発売する。

そういう中、大学を出て、どの会社に就職するか?
株取引なら、どの株が上がるか下がるか?
また、これからの時代、一体何が問題となるか?

最近の若者は、引きこもり、対人恐怖症、
子どものころから甘やかされていて、他の人と話もできない。

では、こういう時代に自分はどういう選択をするべきか?
こういうことを読める人が智慧のある人ということができる。

「居安思危」を知ってますか?

これは中国の歴史の中ですぐれた皇帝といえば、唐の太宗。
その政治を貞観の治といわれます。
『貞観政要』という本があり、その中に書いてあるのが「居安思危」。

安きにありて危うきを思う、思えば即ち備えあり、備えあれば憂い無し。

「安きにありて」というのは、まだ安全なときに。
安全地帯にいるときに、ということです。

「危うきを思う」というのは、未来にやってくる危険。
他の人がまだ肘をついて安穏としているときに、
未来にやってくる危険を思いなさい。
思えば備えをしようとなる。
「備えあれば憂い無し」ということです。

未来にやってくる危険、先に起きる一大事、
こういうことをあなたがどれほど先が読めるか。
これを『貞観政要』に太宗皇帝が示しているんですね。
posted by 陽葵 at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教
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