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陽葵は、ひなたと読みます。仏教が好きな仏教ガールです。一緒に仏教を学びましょう。
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2021年02月28日

流行歌で歌われる幸せの実際

幸せの実態は流行歌の中に見受けられる。

例えば浜崎あゆみ。
かつて1141万枚売り上げで売り上げベスト1を記録し
ゴールドディスク大賞をとったことがある。

浜崎を支えているファンはみんな歌詞がいいと言う。
浜崎あゆみの歌詞のなかで何がよかったかというアンケートを
ニュースでやっていた。

第3位は「FarAway」。
幸せは指の先からこぼれ落ちていく。
幸せは続かない。

第2位は「TOBE」。
あなたがいるからどんな時も笑っていたよ。

第1位は「Seasons」。

NHKの紅白歌合戦で歌った曲。
「ROCKIN'ONJAPAN」に浜崎あゆみがインタビューを受けていて、
「Seasons」を歌っているときのあゆはあゆを演じていると行っていた。

「今日がとても楽しいと明日もきっと楽しくて、
 そんな日々が続いてくそう思っていたあの頃」

今日がとても幸せだと、明日も幸せになっていってほしいと思っていたけれど、
実際はひどいことや嫌なことがおきてきて続かないと言うことをいっている。

「繰り返していく毎日に少し物足りなさを感じながら、
 不自然な時代のせいだよと先回りして諦めていた」
どこまでも繰り返していく人生に、
代わり映えもしない人生に嫌気がさしていた。

人生はつまらない毎日が続いていく。
しばし自分の心をよろこばせてくれるものを獲ても、
どうせしばらくすると陳腐な者に変わってしまう。

自分がいまだ持ったことのないものを持つと新鮮に感じられるが、
暫くすると元の通りに戻ってしまう。

「Seasons」の最もしびれる歌詞は
「今日がとても悲しくて明日もしも泣いていても、
 そんな日々もあったねと笑える日が来るだろう」。

今日がとても寂しくて、泣いていても、笑える日が来るだろう。
普通は来るだろうと思っていてもそんな日は来ない。

しかし大悲の願船に乗せていただくと、今まで苦しいことがたくさんあった。
しかし笑える日が来る。
それは全部報われた時。
今まで苦しんでいたのはこの身になるためだったとなった時です。

私達は続かない幸せだと、手の先からこぼれ落ちるたびに
悲しい思いをする、寂しい思いをする。
それを身近な話題から話をして、そんな続かない幸せではなくて、
続く幸せはどこにあるのか。

そのことを『歎異抄』の中に
「摂取不捨の利益」と言われている。

歎異抄については、以下のサイトに一番正しく解説されていると思う。

歎異抄.com