アンナ・ミラーズやココスといったレストランで、
誕生日祝いのサービスがある。
若い頃には、誕生日が楽しかった。
プレゼントが沢山もらえる。
ところが、年を取ると、あまりうれしくない。
ある中華料理屋で、85歳のおばあちゃんの誕生日祝い。
あんな年寄りなのに、なぜ誕生日を祝わねばならないのかと若干思う。
なぜ、私達は生まれて来た日を祝うのか。
なぜ誕生日がうれしい日なのかということを考えてみたい。
水戸光国は誕生日に常識からは驚くようなことをしていた。
普通は、ごちそうを食べるのに、彼は、非常に粗末な食事をした。
なぜかというと、
普通は自分が生まれた記念日かもしれないが、
この誕生日ほど、母に苦労をかけた日はないということで
亡き母の苦労をしのびたいと語った。
出産の陣痛は、大変なもの。
出産時の母親の手に青竹を握らせておくと、
痛みのあまり握り潰してしまうといわれる。
これを仏教では、臨生受苦の恩という。
ということは、誕生日というのは、大変な痛みを、母に受けて頂いた日である。
そんなふうに生まれてきた子供に対して、
母親は喜びこそすれ、憎しみを感じる人はいない。
そうやって、母親に感謝できる人というのは、生まれて来たことを、
喜んでいる人であるといえる。
みんなもお母さんやお父さんを大切に親孝行してくださいね。
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