仏教では、念仏を称えさえすれば救われるのではない。
念仏には、称え心によって3種類ある。
万行随一の念仏・万行超過の念仏、
そして自然法爾の念仏。
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万行随一の念仏から、
万行超過の念仏、そして
自然法爾の念仏へ入る。
それが三願転入の御文を見ると判る。
ここを以って、愚禿釈の鸞、論主の解義を仰ぎ、宗師の勧化によりて、
久しく万行諸善の仮門を出でて、ながく双樹林下の往生を離れ、
善本徳本の真門に回入して、偏に難思往生の心をおこしき。
然るに今特に方便の真門を出でて、選択の願海に転入し、
速に難思往生の心を離れて、難思義往生をとげんと欲す。
果遂の誓、良に由あるかな。
(教行信証化土巻)
その次、
ここに久しく願海に入りて、深く仏恩を知れり。至徳を報謝せんがために、
真宗のかんようをひろうて、恒常に不可思議の徳海を称念す。
いよいよこれを喜愛し、特にこれを頂戴するなり。
(教行信証化土巻)
ここで18願へ入って阿弥陀仏のご恩が知らされた。
そして念仏を称えずにおれない。
ここに称名報恩ということが書かれている。
「不可思議の徳海を称念する」称名念仏のこと。
正信偈では、竜樹菩薩のところに
億念弥陀仏本願 自然即時入必定
唯能常称如来号 応報大悲弘誓恩
阿弥陀仏の本願を憶念すれば、自然、他力、
阿弥陀仏の本願力によって、
即時に、一念で必定に入る。必ず仏に生まれる身に定まった。
そのお礼が念仏。
唯、唯念仏して、のただ。
能く、これは他力をあらわす。
常に南無阿弥陀仏を称えて、大悲弘誓の恩を報じる。
一念で必定に入った、助かったあとに称える念仏。
これが親鸞聖人の教えられた念仏。
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