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陽葵は、ひなたと読みます。仏教が好きな仏教ガールです。一緒に仏教を学びましょう。
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2017年09月04日

仏教の究極の目的

教行信証総序のお言葉。

噫、弘誓の強縁は多生にもあいがたく真実の浄信は億劫にも獲がたし

親鸞聖人はそういうことを法然上人から聞かせていただいたぞそ言われている。

 

長い間、迷わせてきた苦悩の根源がぶち破られた。
生きているこの世で他力の信心がいただける。
人生の目的ではなくて多生の目的。
なんととてつもない喜びがおきることか。
人間によくぞうまれてきたものぞ、よく仏法がきけたものぞと、

教行信証は親鸞聖人の喜びからはじまる。
この親鸞聖人の教えをそっくりそのまま受け継がれた方が

覚如上人、親鸞聖人のひ孫さん。
面受口訣の方。
一念の信心の体験と深い学問から親鸞聖人の教えを明らかにされた。
親鸞聖人、法然上人と全く同じことを覚如上人もおっしゃっている。

 

この娑婆生死の五蘊所成の肉身未だやぶれずといえども、

生死流転の本源をつなぐ自力の迷情、共発金剛心の一念に破れて(改邪抄)

超重要なお言葉、肉体は問題ではない、問題は心だぞ。
こういうのを不体失往生ともいう。
生死流転とは肉体が生まれ変わり死に変わりするということ。
ここで仏教は多生のことを言われていることが明らか。
共発金剛心とは他力の信心ということ。
金剛心とは阿弥陀仏のまことの心ということ、これには名号という意味がある。
金剛石には変わらないということとぶち破るという意味がある。
苦悩の根源をぶち破って一念で信心が発起する。
人間界というお宿にきて、善知識にあわせていただいて、

いわばドラマがクライマックスを迎えている。
次いつ仏法が聞けるかわからない。

命のうちに不審もとくとく晴れられ候はでは、定めて後悔のみにて候わんずるぞ御文章

こんなチャンスを逃していたら大変な後悔をする。
一生の後悔ではなく、多生の後悔。

 

覚如上人は要約の方、蓮如上人は弘顕の方。
蓮如上人もまた、同じ意味のことをおっしゃっている。
この大功徳を一念に弥陀をたのみ申す我ら衆生に回向しまします故に、
過去未来現在の三世の業障一時に罪消えて、

正定聚の位また等正覚の位なんどに定まるものなり(御文章5帖目6通)

大功徳とは南無阿弥陀仏のこと、大宇宙の万善、万徳がおさまっているから、
無明の闇をぶち破ってくださる仏様は阿弥陀仏しかなかった。
回向とは阿弥陀仏が南無阿弥陀仏の6字を与えて下される。

 

無慚無愧のこの身にて

まことの心はなけれども
弥陀回向の御名なれば

功徳は十方にみちたまう(悲歎述懐和讃)

 

弥陀回向の名号とは、大宇宙の功徳利益がおさまっている。
その南無阿弥陀仏を一念で苦悩の根源である無明の闇を切って捨てる働きがある。
過去未来現在の三世の業障といったら、人生のことだけではないぞ、

三世を迷わせつづけてきた苦悩の根源が、南無阿弥陀仏の大功徳を受け取って、

その利益でぶち破られる。
法然上人、親鸞聖人、覚如上人、蓮如上人、善知識方が教えられることは一貫している。
これを「次第相状の善知識のあさからざるご勧化のご恩」とか、

「知識伝持の仏語」という。
善知識の教えられることは、

「苦悩の根源は無明の闇。阿弥陀仏の本願によって、苦悩の根源が無明の闇がぶち破られる」

と教えられている。
私なんか、助からないとおもっているのは自分の力で助かろうとしているから。
聞即信の一念で南無阿弥陀仏の働きによって、一念で苦悩の根源が破られる。
こんなことは人間に生まれて真の知識にあわなければできない。
こういうことが仏教に教えられている。
こんな教えにあえるということはない。
 

posted by 陽葵 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教
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