2016年01月02日
札幌市 矢羽型の自転車ナビラインで自転車通行社会実験
平成27年の10月1日から31日まで、札幌中心部にある西5丁目線で自転車ナビライン(矢羽型)を用いた自転車の通行空間社会実験が行われた。
札幌市では路面電車をこのたびループ化。路面電車が走る道路の歩道はそれを利用するために他の道路よりも歩行者が多くなる傾向にあり、歩道上の歩行者対自転車とでの事故増加が懸念される。そこを走る自動車や自転車の対応も視野にいれつつ、その路面電車が走る駅前通のすぐとなりに並行するかたちでの実験となったようだ。
このブログでは数年前に札幌の「北1条通ブルーレーン」について、実際に管理人が実走して取り上げているがこれとは別の実験となる。矢羽の合流(終点)地点は既存のブルーレーンとなっていて、その接続性も実験のひとつかもしれない。
これに関連したNHK北海道の動画もみつけた。テレビ直撮りのようなので画質がかなり悪いが、概要はこれでわかるのでご参考に。
ポイントとしては北1条ブルーレーンと比べると、路肩内だったブルーレーンに対し、西5丁目では車道の一番左側となっている点。道交法に沿った正しいレーンではあるが車道上での自動車との距離がかなり近く、双方が注意無いとかなり危険だ。さらにここは交通量も多く当然路駐する車両、かつバスや運送トラックなどが頻繁に停車する地帯でもあるので、その対策なしにはかなり危険な印象を受けた。個人的にはヘルメットをして走ってみたいが、ママチャリやシティサイクルでヘルメット無しの人には勧めらないなと感じた。もし全ての自転車を車道にあげたいのなら一方通行の利点を上手く使い、左一車線全部を自転車レーンとし、残り2車線を車道とすべきだろう。左1車線も半分を自転車レーンに。残りを路肩とし右側を走る自動車との距離を確保し、視覚的にも物理的にも幅を持たせないと(特にシティサイクルやママチャリの人は車道が怖すぎて)走りたがらないと思う。
もし、全ての自転車を車道にあげたいのならちょうど以前取り上げた「神奈川県横浜市 磯子産業道路の自転車レーン」が理想的だ。
ガードレールやポールを立てなくともブルーレーンと矢型のバッファーゾーンで視覚的にも物理的にも車道との距離がある。そして北海道の積雪地帯であればガードレールやポールを降雪時期に撤去&雪解け時にまた敷設する手間も省けるので理想的なように思えるけど...どうなのかなぁ。
少なくとも今回の実験では効果的に車道へ誘導はできず、かえって事故も増えるような感じを受けた。ロードバイクなどスピードが速く車道を主としている自転車ならまだしも、スピードの遅いママチャリやシティサイクルでは無理がある。混在タイプの走行空間ではゾーン30を用いて全ての車の制限速度を下げる場合もあるがそれすらここには無いのでダメダメでしょうね。
札幌市では路面電車をこのたびループ化。路面電車が走る道路の歩道はそれを利用するために他の道路よりも歩行者が多くなる傾向にあり、歩道上の歩行者対自転車とでの事故増加が懸念される。そこを走る自動車や自転車の対応も視野にいれつつ、その路面電車が走る駅前通のすぐとなりに並行するかたちでの実験となったようだ。
このブログでは数年前に札幌の「北1条通ブルーレーン」について、実際に管理人が実走して取り上げているがこれとは別の実験となる。矢羽の合流(終点)地点は既存のブルーレーンとなっていて、その接続性も実験のひとつかもしれない。
これに関連したNHK北海道の動画もみつけた。テレビ直撮りのようなので画質がかなり悪いが、概要はこれでわかるのでご参考に。
ポイントとしては北1条ブルーレーンと比べると、路肩内だったブルーレーンに対し、西5丁目では車道の一番左側となっている点。道交法に沿った正しいレーンではあるが車道上での自動車との距離がかなり近く、双方が注意無いとかなり危険だ。さらにここは交通量も多く当然路駐する車両、かつバスや運送トラックなどが頻繁に停車する地帯でもあるので、その対策なしにはかなり危険な印象を受けた。個人的にはヘルメットをして走ってみたいが、ママチャリやシティサイクルでヘルメット無しの人には勧めらないなと感じた。もし全ての自転車を車道にあげたいのなら一方通行の利点を上手く使い、左一車線全部を自転車レーンとし、残り2車線を車道とすべきだろう。左1車線も半分を自転車レーンに。残りを路肩とし右側を走る自動車との距離を確保し、視覚的にも物理的にも幅を持たせないと(特にシティサイクルやママチャリの人は車道が怖すぎて)走りたがらないと思う。
もし、全ての自転車を車道にあげたいのならちょうど以前取り上げた「神奈川県横浜市 磯子産業道路の自転車レーン」が理想的だ。
ガードレールやポールを立てなくともブルーレーンと矢型のバッファーゾーンで視覚的にも物理的にも車道との距離がある。そして北海道の積雪地帯であればガードレールやポールを降雪時期に撤去&雪解け時にまた敷設する手間も省けるので理想的なように思えるけど...どうなのかなぁ。
少なくとも今回の実験では効果的に車道へ誘導はできず、かえって事故も増えるような感じを受けた。ロードバイクなどスピードが速く車道を主としている自転車ならまだしも、スピードの遅いママチャリやシティサイクルでは無理がある。混在タイプの走行空間ではゾーン30を用いて全ての車の制限速度を下げる場合もあるがそれすらここには無いのでダメダメでしょうね。
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