2011年12月01日
埋もれた秘宝
これは嬉しいアイテムが出ましたね。
内容は既出のものが中心ですが、それでもミックス違いや未発表曲も含んでいて、パイ時代のKinksが大好きな私は大満足です。
そもそも、編集盤大好き人間なので、新発掘ものがなくとも、気になるコンセプトだったりするとつい欲しくなっちゃうのです。
極端に言えば、オール既出曲でも、曲のチョイスや並び順にこだわりが感じられれば、物欲センサーがONになりがちです。
それにCDって、基本は新しいものほど音がいいですよね。(例外があるのが許せませんが…。)
1. Susannah's Still Alive (Dave Davies)
2. This Man He Weeps Tonight (Dave Davies)
3. Mindless Child of Motherhood (Dave Davies)
4. Hold My Hand (Dave Davies)
5. Do You Wish to Be a Man (Dave Davies)
6. Are You Ready (Dave Davies)
7. Creeping Jean (Dave Davies)
8. Crying (Dave Davies)
9. Lincoln County (Dave Davies)
10. Mr. Shoemaker's Daughter (Dave Davies)
11. Mr. Reporter (Ray Davies)
12. Groovy Movies (Ray Davies)
13. There's No Life Without Love (Dave Davies)
14. I Am Free (Dave Davies)
15. Death of a Clown (Dave Davies, Ray Davies)
16. Love Me Till the Sun Shines (Ray Davies)
17. Susannah's Still Alive (Dave Davies)
18. Funny Face (Ray Davies)
19. Lincoln County (Dave Davies)
20. There's No Life Without Love (Dave Davies)
21. Hold My Hand (Dave Davies)
22. Creeping Jean (Dave Davies)
23. This Man He Weeps Tonight (Dave Davies)
24. Mindless Child of Motherhood (Dave Davies)
25. Mr. Reporter (Ray Davies)
26. Hold My Hand (Dave Davies)
27. Good Luck Charm (John A. Koerner)
本盤は、つい最近リリースされたばかりの最新編集盤です。
内容は、一言でいえば、Dave Daviesの60年代のソロ・ワークをまとめたものになっています。
60年代のDave Daviesのソロをまとめたものといえば、"The Album That Never Was"というアルバムが定番です。
ただ、その中身は、必ずしも完全なソロのみではなく、Kinksのアルバムに収録されていたDaveの作品も含まれていました。
というか、この時期はソロ名義であっても、バックはまんまKinksなんですから、多くの人にとってはKinksそのものですよね。
以前(もう10数年前ですが…)、Kinksのオリジナル・アルバムが2イン1のCDで出された際、映画のサントラ盤"Percy"と"The Album That Never Was"という不人気盤(私は好きですが)ツートップがカップリングされていて、思わず買いました。
人気盤と不人気盤を抱き合わせするあざとい商法が珍しくない中、非常に良心的でしたね。
どちらも買い残していたため、CD1枚の価格で一気に入手できて嬉しかったのを覚えています。
本盤には、"The Album That Never Was"収録の全曲が入っています。
加えて、同収録曲のうち、いくつかのステレオ・ミックスが入っているほか、未発表とされているものが4曲入っています。
未発表曲とクレジットされているのは、以下の通りです。
5. Do You Wish to Be a Man
6. Are You Ready
8. Crying
25. Mr. Reporter
そして、コアなファンには周知の作品かもしれませんが、ラストの"Good Luck Charm"が他の曲とは全く違う印象を受ける曲です。
Elvisに同名の曲がありますが、一聴した感じでは別の曲に聴こえます。
カバー曲をたくさんやっていた最初期のKinksみたいですね。
曲調や歌詞からはArthur Crudupを連想し、演奏はピアノの存在がモダンですが、ジャグ・バンド風に聴こえます。
ElvisとCrudup、なんだか不思議な連想のマッチングですね。
というわけで、既出曲が大半なんですが、正直、私はほとんど覚えていませんでしたね。
私にとって、Dave Daviesといえば、"Death of a Clown"です。
あと、本盤収録曲では、"Love Me Till the Sun Shines"、と"Funny Face"でしょうか。
でも、これらは兄貴が書いた曲ですね。
Dave作品でもう1曲あげるなら、"Susannah's Still Alive"です。
ともかく、ここまで他の曲を忘れていたとは思いませんでした。
でも、聴きすすむうちに、何ともいえない懐かしい、胸が暖かくなる気分がしたのでした。
好みのタイプの曲を、たくさん初見のような新鮮な気持ちで聴けたのですから、きっと幸せ者なのでしょう。
アルバム・タイトルは、「隠し財宝」くらいの意味だと思いますが、期せずして忘れていた宝物がひょっこり大量に出てきたみたいな気分です。
ところで、改めて思ったのですが、DaveってやっぱりRayと声が似ていますよね。
聴き比べれば明らかに違うんですが、片方のみを聴いている範囲では間違えそうです。
録音時期は、主に67年から69年にかけてが多く、初期Kinksの典型的なキンキー・サウンドは控えめです。
また、ディランに影響を受けていた時期でもあるようで、フォーク・ロック調の曲も散見します。
とはいえ、にじみ出るブリティッシュ臭が私にはたまらなく愛おしいです。
個別の曲がどうとかではなく、この際すべて好きと言ってしまいましょう。
後年は、徐々にハード・ロック風のサウンド志向へと接近するDaveですが、この頃は兄貴のRay Daviesが発するガラパゴス的唯我独尊路線が迷走する前で、その影響をよい方向で受け、私はとても好感を持っています。
私は、パイ時代のKinksが好きなんですが、オリジナルでは、特に1stと2ndが好きです。
編集盤では、ひねった選曲が嬉しい、「アフタヌーン・ティー・ウィズ・ザ・キンクス」という日本企画盤が私の嗜好にぴったりで大のお気に入りです。
一方、代表曲を気軽に聞き流したいときは、同じく日本企画盤の「ザ・ベスト・アンド・コレクタブル・キンクス」でしょうか。
あと、"BBC Sessions"も好きです。
それらのアルバムに加え、時々引っ張り出しては、和みながら聴けるアルバムがまた1枚増えました。
私がブリティッシュ・ロックが好きだ思うとき、多くはキンクスを思い描いているのでした。
内容は既出のものが中心ですが、それでもミックス違いや未発表曲も含んでいて、パイ時代のKinksが大好きな私は大満足です。
そもそも、編集盤大好き人間なので、新発掘ものがなくとも、気になるコンセプトだったりするとつい欲しくなっちゃうのです。
極端に言えば、オール既出曲でも、曲のチョイスや並び順にこだわりが感じられれば、物欲センサーがONになりがちです。
それにCDって、基本は新しいものほど音がいいですよね。(例外があるのが許せませんが…。)
Hidden Treasures
Dave Davies
Dave Davies
1. Susannah's Still Alive (Dave Davies)
2. This Man He Weeps Tonight (Dave Davies)
3. Mindless Child of Motherhood (Dave Davies)
4. Hold My Hand (Dave Davies)
5. Do You Wish to Be a Man (Dave Davies)
6. Are You Ready (Dave Davies)
7. Creeping Jean (Dave Davies)
8. Crying (Dave Davies)
9. Lincoln County (Dave Davies)
10. Mr. Shoemaker's Daughter (Dave Davies)
11. Mr. Reporter (Ray Davies)
12. Groovy Movies (Ray Davies)
13. There's No Life Without Love (Dave Davies)
14. I Am Free (Dave Davies)
15. Death of a Clown (Dave Davies, Ray Davies)
16. Love Me Till the Sun Shines (Ray Davies)
17. Susannah's Still Alive (Dave Davies)
18. Funny Face (Ray Davies)
19. Lincoln County (Dave Davies)
20. There's No Life Without Love (Dave Davies)
21. Hold My Hand (Dave Davies)
22. Creeping Jean (Dave Davies)
23. This Man He Weeps Tonight (Dave Davies)
24. Mindless Child of Motherhood (Dave Davies)
25. Mr. Reporter (Ray Davies)
26. Hold My Hand (Dave Davies)
27. Good Luck Charm (John A. Koerner)
本盤は、つい最近リリースされたばかりの最新編集盤です。
内容は、一言でいえば、Dave Daviesの60年代のソロ・ワークをまとめたものになっています。
60年代のDave Daviesのソロをまとめたものといえば、"The Album That Never Was"というアルバムが定番です。
ただ、その中身は、必ずしも完全なソロのみではなく、Kinksのアルバムに収録されていたDaveの作品も含まれていました。
というか、この時期はソロ名義であっても、バックはまんまKinksなんですから、多くの人にとってはKinksそのものですよね。
以前(もう10数年前ですが…)、Kinksのオリジナル・アルバムが2イン1のCDで出された際、映画のサントラ盤"Percy"と"The Album That Never Was"という不人気盤(私は好きですが)ツートップがカップリングされていて、思わず買いました。
人気盤と不人気盤を抱き合わせするあざとい商法が珍しくない中、非常に良心的でしたね。
どちらも買い残していたため、CD1枚の価格で一気に入手できて嬉しかったのを覚えています。
本盤には、"The Album That Never Was"収録の全曲が入っています。
加えて、同収録曲のうち、いくつかのステレオ・ミックスが入っているほか、未発表とされているものが4曲入っています。
未発表曲とクレジットされているのは、以下の通りです。
5. Do You Wish to Be a Man
6. Are You Ready
8. Crying
25. Mr. Reporter
そして、コアなファンには周知の作品かもしれませんが、ラストの"Good Luck Charm"が他の曲とは全く違う印象を受ける曲です。
Elvisに同名の曲がありますが、一聴した感じでは別の曲に聴こえます。
カバー曲をたくさんやっていた最初期のKinksみたいですね。
曲調や歌詞からはArthur Crudupを連想し、演奏はピアノの存在がモダンですが、ジャグ・バンド風に聴こえます。
ElvisとCrudup、なんだか不思議な連想のマッチングですね。
というわけで、既出曲が大半なんですが、正直、私はほとんど覚えていませんでしたね。
私にとって、Dave Daviesといえば、"Death of a Clown"です。
あと、本盤収録曲では、"Love Me Till the Sun Shines"、と"Funny Face"でしょうか。
でも、これらは兄貴が書いた曲ですね。
Dave作品でもう1曲あげるなら、"Susannah's Still Alive"です。
ともかく、ここまで他の曲を忘れていたとは思いませんでした。
でも、聴きすすむうちに、何ともいえない懐かしい、胸が暖かくなる気分がしたのでした。
好みのタイプの曲を、たくさん初見のような新鮮な気持ちで聴けたのですから、きっと幸せ者なのでしょう。
アルバム・タイトルは、「隠し財宝」くらいの意味だと思いますが、期せずして忘れていた宝物がひょっこり大量に出てきたみたいな気分です。
ところで、改めて思ったのですが、DaveってやっぱりRayと声が似ていますよね。
聴き比べれば明らかに違うんですが、片方のみを聴いている範囲では間違えそうです。
録音時期は、主に67年から69年にかけてが多く、初期Kinksの典型的なキンキー・サウンドは控えめです。
また、ディランに影響を受けていた時期でもあるようで、フォーク・ロック調の曲も散見します。
とはいえ、にじみ出るブリティッシュ臭が私にはたまらなく愛おしいです。
個別の曲がどうとかではなく、この際すべて好きと言ってしまいましょう。
後年は、徐々にハード・ロック風のサウンド志向へと接近するDaveですが、この頃は兄貴のRay Daviesが発するガラパゴス的唯我独尊路線が迷走する前で、その影響をよい方向で受け、私はとても好感を持っています。
私は、パイ時代のKinksが好きなんですが、オリジナルでは、特に1stと2ndが好きです。
編集盤では、ひねった選曲が嬉しい、「アフタヌーン・ティー・ウィズ・ザ・キンクス」という日本企画盤が私の嗜好にぴったりで大のお気に入りです。
一方、代表曲を気軽に聞き流したいときは、同じく日本企画盤の「ザ・ベスト・アンド・コレクタブル・キンクス」でしょうか。
あと、"BBC Sessions"も好きです。
それらのアルバムに加え、時々引っ張り出しては、和みながら聴けるアルバムがまた1枚増えました。
私がブリティッシュ・ロックが好きだ思うとき、多くはキンクスを思い描いているのでした。
Death Of A Crown by The Kinks
カラオケのモニターみたいに歌詞が出ます。
Good Luck Charm by The Kinks
Good Luck Charm by Elvis Presley
こちらはおまけです。
【ブリティッシュ・ロックの最新記事】
投稿者:エル・テッチ|19:41
|ブリティッシュ・ロック