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輝きはやまない

 スワンプ・ポップ・レジェンドの一人、Johnnie Allanの最近作を聴きました。
 今年発売されたもので、彼にとって特別な意味合いを持つ1枚と位置付けられてるようです。

 どういうことかと言いますと、裏ジャケにその解答があります。
 そこには大きく「音楽生活60年」といった趣旨のことが書いてあるのでした。


Shine On
Johnnie Allan

1. La Bague Qui Brille [The Ring That Shines] (John A. Guillot)
2. Shine On (John A. Guillot) 
3. Unfinished Business (Nichoison, Chapman)
4. Ça, Ça C'est Dur [It's, It's So Hard] (John A. Guillot)
5. La Mule À Fuselier (John A. Guillot)
6. I'm So Afraid of Losing You Again (Owen, Frazer)
7. Greener Grass on the Other Side of the Mountain (John A. Guillot)
8. Monde des Cadiens (John A. Guillot)
9. Homebound Train (John A. Guillot)  
10. La Robe [The Dress] (John A. Guillot)
11. You Win Again (H. Williams)
12. Where Are You Jolie Blonde? (Guillot, Comeaux)
13. Ma Belle sophie (C. Guilbeaux)
14. (Hey, Hey, Hey) I Feel Like dancin' (John A. Guillot)
15. Round Again (M. Hennssee)

 Johnnie Allanの音楽人生は、1951年、13歳のときに始まります。
 プロのミュージシャンの下で、バック・バンドの一員として活動を行い、最初はリズム・ギターを弾き、後にドラムスを経て、スチール・ギターも経験しました。

 1958年、自作曲"Lonely Days, Lonely Nights"を吹き込み、フロント・デビューします。
 このとき、所属していたバンドを自分のバック・バンド化したのではないかと思います。
 1951年を起点として、2011年で音楽生活60年というわけです。

 ほとんどの収録曲で作者とクレジットされている、John A. Guillotは、Johnnie Allanの本名です。

 フルネームは、John Allen Guillotで、ミドル・ネームのつづりがAllenなのが気になります。
 欧米の名前って、表記や発音が違うけれど、起源が同じってありますよね。
 ピーター、ピョートル、ペテロとか、ポール、パウロ、パウルとか…。

 おそらく、AllanとAllenは、それぞれ同じ名前を起源とするものなんでしょう。
 ミドル・ネームがAllanの有名人では、私は、Edger Allan Poeを連想します。
 ミステリーや怪奇小説の元祖といわれるアメリカの作家です。

 音楽関係では、ファースト・ネームになりますが、アラン・トゥーサンを連想します。 
 日本では、アランとカナ表記されるのが慣例ですが、スペルは、Allen Toussaintです。

 さて、いつもながら脱線しましたので、軌道修正します。
 中身を聴いていきましょう。

 確認出来たわけではありませんが、おそらく本盤は、新作に加えて、過去の自作のお気に入り曲(とりわけケイジャン曲)を新たに録音してまとめた、自薦集になっているのだと思います。 

 冒頭の1曲目から、フレンチで迫ってきます。
 フィドル、アコーディオン、ラップ・スチールが魅力的なメロを奏でる曲で、ブン、チャンチャン ブン、チャンチャンという、ケイジャンお得意のリズムを使った曲です。

 本盤収録曲を大別する三つのパターンのひとつです。
 フランス語のタイトルを持つ曲が、概ねこの系統に入ります。
 バラードもありますが、アコとフィドルがメインのパーティ・チューンが基本です。
 このケイジャン・スタイルのものが、本盤のメインになっています。

 とりわけ、トラック12の"Where Are You Jolie Blonde?"から始まって、とトラック13の"Ma Belle sophie"、トラック14の"(Hey, Hey, Hey) I Feel Like dancin'"と続く流れが最高です。

 このかっこよすぎるダンス・チューンには、誰もがノックアウトされるでしょう。
 ちなみに、ケイジャン・クラシックのタイトルにもある、「Joli Blon(ジョリ・ブロン)」とは、「ブロンド美女」を指す言葉です。
 Pretty Blondeですね。

 また、曲によっては、ほとんどザディコと区別できない曲もあります。
 フランス語だと思って聴いていたら、フレンチなまりの英語だったりして、楽しいです。
 思わず、クリフトン・シェニエが聴きたくなりました。

 ふたつめのパターンは、英語で歌うカントリーです。
 アルバム・タイトルの"Shaine On"がそうですね。
 こちらも、明るいミディアムもあれば、おセンチなバラードもあり飽きさせません。
 "Shaine On"は、感傷的なバラードに仕上がっています。

 リズムものは、カントリーの中でも古いスタイルのホンキートンクです。
 フィドルとラップ・スチールが効果的に使われています。
 ハンクの大有名曲では、ピアノが大活躍しています。

 そして、三つ目のパターンが、ロックンロールです。
 それもチャック・ベリー・スタイルのもので、「あれっ この人はこんな感じだったっけ?」と嬉しい戸惑いを覚えました。

 スワンプ・ポップ・レジェンドで、ロックンロール(ロカビリーではない)をやる人って、すぐ思いつくのは、Rod Bernardです。

 バラードの"This Soiuld Go On Forever"で知られる人ですが、実は、"Maybellene"や"Mamphis"をレパートリーにしていた人なのでした。
 彼の英Aceから出た編集盤のタイトルは、"Swamp Rock 'n' Roller"でした。 

 Jonnie Allanは、Rod Bernardに全く負けていません。
 トラック3の"Unfinished Business"、トラック9の"Homebound Train"が、完全にチャック・ベリー・スタイルの曲で、アルバムの中で、効果的な曲の並びもあって、とても印象づけられます。

 リズム・ギターがDave Edmunds並みに力強い"Unfinished Businessで胸がときめき、まんま"Let It Rock"みたいな"Homebound Train"の魅力的なフックにわくわくします。

 "Homebound Train"はブギですが、間奏の軽快なピアノの左手に切り込んでくるのが、アコーディオンのオブリなのが何ともケイジャンらしくて可笑しいです。
 早いフレーズを弾いても、のどかさがにじみ出てしまってます。
 "Homebound Train"は、Johnnieの自作となっていますから、彼がベリー・フリークなのは間違いないです。

 アルバム・ラストの"Round Again"は、力強いコーラスの出だしから、さらに大きく盛り上がっていく曲で、手拍子がとても効果的に使われています。
 分厚い男声のコーラスが見事で、Johnnieのリードが加わるところもスリリングです。
 まるで、ゴスペル・クワイアみたいに聴こえます。
 もしかすると、本当にゴスペル曲なのかも知れません。

 本盤は、スワンプ・ポップとしてみれば、R&Bテイストが若干希薄ですが、そんなことを忘れさせる別の魅力に溢れている素晴らしいアルバムだと思います。
 時にケイジャン・カントリーであり、時にケイジャン・ロックロールです。

 Freddy Fenderが、スパニッシュ、イングリッシュのバイリンガルを代表する歌手なら、Johnnie Allanは、フレンチ、イングリッシュのバイリンガルを代表するシンガーだと思いました。
 ともに、素晴らしい泣きのバラードもありつつ、根っこはパーティ・チューンであることが共通しています。

 本盤は、Johnnie Allanの音楽生活60年を祝う記念作ですが、よくある豪華ゲストに頼ったベテラン・スターのお祭り的企画盤ではありません。

 現役シンガーの力作だと強く感じました。




Promised Land by Johnnie Allan (1983)






  

懐かしのアーケイディア

 シンプルにかっこいいです。
 ケイジャンをクロスオーバーさせて、ポップにした男、それがDoug Kershawではないでしょうか。

 とりあえず、ケイジャンへの入門として最もとっつきやすい人だと思います。
 このCDに収録されている曲の多くは、時にケイジャン・ロックであり、また、ケイジャン・カントリーと呼べるものでしょう。

 
The Crazy Cajun Recordings
Doug Kershaw
  
1. Hey Mae (Kershaw, Kershaw)
2. It Takes All Day (To Get over Night) : Rusty & Doug (Kershaw)
3. Down South in New Orleans
4. Hold Me Tight  (Nash)
5. Mendocino (D.Sahm)
6. Cash on Hand : Rusty & Doug
7. Mama and Papa Waltz
8. Juke Box Songs (T.Mclain)
9. Hipp Tie-O : Rusty & Doug
10. You Done Me Wrong
11. Bad Moon Rising (J.Fogerty)
12. Real Ole Cajun Me
13. Sweet Genevieve
14. The Rains Came (H.P.Meaux)
15. The Town's Romeo : Rusty & Doug
16. We'll Take Our Last Walk Tonight (D.Sahm)
17. Wichita Wildcat Man : Rusty & Doug
18. Louisiana Sun : Rusty & Doug
19. Mistakes by the Numbers : Rusty & Doug
20. The Sooner You Go I Can Cry : Rusty & Doug
21. Slow Cajun Waltz

 とにかく、楽しいパーティー・ソングばかりです。
 ほとんどが普通に英語で歌われているため、ともすればケイジャン音楽であることを意識せずに聴いてしまうほどです。

 しかし、フランス語まじり(あるいはフレンチなまり)で泥臭く歌う曲、とりわけワルツやツー・ステップ調の曲などを聴くと、その実体がフォーク・ソングだということに、改めて気付かされます。

 その代表は、"Mama and Papa Waltz"や、"Slow Cajun Waltz"のような曲で、私は即行でクリフトン・シェニエを連想しました。
 ザディコとケイジャンは、コインの裏表でさえなく、全く同一のものと言ってしまいたいくらいです。

 さて、本CDには、いくつか注目曲が収録されています。
 私が聴く前から注目していた曲は、次のとおりです。

1. Hey Mae
5. Mendocino
11. Bad Moon Rising
14. The Rains Came
16. We'll Take Our Last Walk Tonight

 まず、"Hey Mae"を聴きましょう。
 ケイジャン・ロカビリーと呼びたいかっこいい曲です。
 心なしか、Dougのボーカルがヒーカップ気味に聴こえます。

 この曲は、Shakin' Stevensがカバーしており、私はそちらで親しんでいました。
 原曲を聴くことが出来て嬉しいです。
 Shakyのバージョンは、81年の2ndソロ、"This Ole House"のA面トップに収録されていました。
 Shaky盤は、彼の出世作のスタートを飾るにふさわしい、勢いのある素晴らしいパフォーマンスが記録されていて聴きものです。

 "Bad Moon Rising"は、もちろんCCRの名作ですね。
 フィドルを前面に押し出したアレンジで、個性を強調しています。
 古くからのJohn Fogerty推しの私としては、選曲されている段階で嬉しいです。

 "Mendocino"、"The Rains Came"、"We'll Take Our Last Walk Tonight"は、いずれもDoug Sahmのレパートリーで、最も楽しみにしていた曲です。
 なかでは、意識してケイジャン・アレンジを決めた"Mendocino"が珍品で、聴きものです。

 そして、"The Rains Came"は、確かに名曲ですが、Heuy Meauxは配下のミュージシャンに軒並み吹き込ませているような気がします。

 さて、全くノーマークで聴いて、とても驚いた曲があります。
 それは、"Real Ole Cajun Me"と" Mistakes by the Numbers"の2曲です。

 特に驚いたのは"Real Ole Cajun Me"で、これは歌詞は違いますが、メロディは、Doug Sahmの"Texas Me"そのものです。

 "Texas Me"は、遠く離れた土地から、故郷サン・アントニオに想いを馳せる歌でした。
 主人公は、時にサンフランシスコ湾を臨み、時に霧に煙るヴェニスの街にたたずみ、故郷を想います。
 この曲のサビでは、"That Real Old Old Texas Me 〜"「ほんとに懐かしい 懐かしいテキサス」と謳われています。
 "Real Ole Cajun Me"は、私にはよく聞き取れませんが、おそらくは、同じような歌詞なんじゃないでしょうか?
 このCDをお持ちの方は、ぜひ"Texas Me"と聴き比べていただきたいです。

 最後に、"Mistakes by the Numbers"にも触れたいと思います。
 この曲は、タイトルを見たときから、ある程度予期していましたが、まさかまさかの"Heartaches by the Numbers"でした。
 一般的な邦題は、「恋はつらいね」です。
 ベタに言えば「失恋数え歌」でしょうか。

 Ray Priceのヒット曲ですが、Buck Owensを始め、George Jonesなど多くの大物シンガーに歌われているカントリー・スタンダードです。
 近年(?)では、Dwight Yoakam盤が広く知られています。

 原曲は、"Heartahes Number one was 〜"、"Heartahes Number two was 〜"と数え歌になっています。
 「一番目の心の痛みは〜、二番目の心の痛みは〜」と、辛い恋の想い出を語っていく歌です。
 こちらも全体は聞き取れませんが、「最初の過ちは〜、二番目の過ちは〜」という歌なのでしょう。
 これはもう、替え歌と言ってしまいたいです。

 今回は、全く思いもしない楽しみを得ることが出来た1枚でした。


Hey Maeです。



Shakin StevensのHey Maeです。




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ジス・オール・ハウス



マムーから来た男たち

 テキサス、ルイジアナ・ミュージックのファンなら、一聴の価値があるアルバムです。
 製作の経緯こそよくわかりませんが、ともに地元では有名、しかし全国的知名度は今いちという二人がカップリングされた1枚です。


The Guys From Big Mamou
Cajun Classics And Backwater Blues
Joey Long And Link Davis

1. Rice And Gravy Blues : Link Davis (Davis)
2. Something To Ease My Pain : Joey Long 
3. If You See My Baby : Joey Long 
4. The Guy From Big Mayou : Link Davis
5. Little Red Boat : Link Davis
6. I Need Someone : Joey Long (Portz Tucker)
7. Lealla : Joey Long (Longeria)
8. Cockroach : Link Davis (Smith, Davis)
9. Bon Tu Ru La : link Davis (Davis)
10. The Blues Just Walked In : Joey Long
11. Grasshopper : Link Davis (Davis)
12. Beatle Bug : Link Davis
13. The Rains Came : Joey Long 
14. Cajun Doll : Link Davis

 Joey Longは、ヒューイ・モーのシュガー・ヒル・スタジオの名人ギタリストであり、ダグ・サームがカバーした、"I'm Glad For Your Sake"のお手本になった人です。

 そして、Link Davisは、ケイジャン界のボブ・ウィルズともいうべき巨人で、フィドルとサックスをプレイするマルチ・プレイヤーでした。

 この二人に共通するのは、スタジオのエースとして、かなりの数のポップ・ソングの伴奏をやっただろうと思われること、そして自らの名義で優れた録音を残しながらも、決して広く評価されていないと思われることです。

 それでも、Link Davisは、数枚のアルバムが流通していますが、Joey Longは、まず音源を聴くことに苦労します。
 その意味で、この1枚は貴重です。

 相変わらず、コレクタブルズの仕事は安易なつくりだと感じますが、この1枚に関しては、そういった不満を超えて、他ではやらない仕事を、よくぞやってくれたと言いたいです。

 さて、収録曲ですが、普通に思えば、ふたりのシングルを適当に配置しただけの安易な仕事に感じます。
 聴く前の私は、そう思っていました。
 しかし、通して聴いた最初の感想は「?」でした。

 「これは、不思議なアルバムだ。」
 「収録曲は、それぞれの名義で出されているが、バックの音に非常に共通性を感じる。」
 「曲目表を確認しないと、どちらの曲なのか分からない曲や、完全に逆に受け取る曲がある。」
 ということです。
 
 Link Davisは、ケイジャン調のウエスタン・スイングを得意としています。
 彼の代表曲"Big Mamou"は、多くのシンガーに取り上げられていて、もはやスタンダードといっていいと思います。
 そんな彼の全く別の一面を、このアルバムでは聴くことが出来ます。

 ここに収録されているLink Davisの曲、
 それはブルースです。
 リズム&ブルースです。
 そして、そのバックを支えているのは、黒っぽいリズム隊と、ブルージーで手数の多い、アグレッシヴなギターなのです。

 一方、Joey long名義の曲を聴きましょう。 
 ここでは、彼得意のブルースのほか、ロックンロール、ロカビリー、そしてスワンプ・ポップなどを聴くことが出来ます。
 しかし、気になることがあります。
 何となく感じるこの感覚はなんでしょう。

 ここで聴けるギターは、Link Davisのバックで鳴っているギターと同じものではないでしょうか?
 例えば、Link Davis名義の冒頭の曲、"Rice And Gravy Blues"からしてそうです。
 ここでは、スクイーズやビブラートより、細かいアタック重視のせわしないギターのフレーズが、たえず歌のバックで鳴っています。

 そして、今度はJoey Long名義の曲、"Something To Ease My Pain"を聴きましょう。
 ここでは、ジョーイ自身が吹くハープと合わせ、1曲前の曲と何となく似た印象を与えるギターを聴くことができます。
 ただ、歌いながらということもあり、ここではオブリガード中心のプレイです。

 逆に、Joey Longのロカビリー、"Lealla"のバックでとてもタフなリフを吹いているサックスに注目しましょう。
 これが、Link Davisのプレイだという可能性はないでしょうか?
 全く裏をとらずに書いていますが、Link Davisは、ビッグ・ボッパーの「シャンタリー・レース」でサックスを吹いたという話が、一部で伝わっています。

 このへんのくだりは、話を面白くしたい願望がかなり入っていますので、話半分で聞いて下さい。
 とにかく、私は、二人のパフォーマンスが交互に収録されていたりするにも関わらず、全く違和感なく、このアルバムを聴き通すことができました。
 むしろ、自然な流れを感じたくらいです。

 10曲目のJoey Long名義の曲、"The Blues Just Walked In"は、眼をつむって聴けば、間違いなくLink Davisのレコードだと感じたと思います。
 この曲は、ラップ・スチールも入ったケイジャン・カントリー風のナンバーで、驚きです。

 また、Link Davis名義の曲、"Grasshopper"や、"Cockroach"は、基本的にはジャンプ・ブルース・スタイルの曲で、そのボーカルは、まるでワイノニー・ハリスのように聴こえます。
 これまた驚くほかないです。

 クレジットが誤っている、などのありえない大逆転のない限り、このアルバムでは、ふたりが役割交換したかのような、驚きのパフォーマンスをいくつか聴くことが出来ます。
 
 終盤には、Joeyによる"Rains Came"、そしてLinkによる"Cajun Doll"という、スワンプ・ポップをスタイリッシュに歌いあげた和みの2曲が待っています。
 とりわけ、Linkのパフォーマンスは、ジェントルでオールドタイミーな魅力に満ちた仕上がりになっています。
 まあ、2曲とも必聴でしょう。

 今回は、かなり私の妄想の暴走と、一部願望による展開となりました。
 しかし、一つ言いたいことは、もしあなたがテキサス、ルイジアナの音楽のファンで、このアルバムを見かけたなら、ためらわずに買いましょう、ということです。


Link DavisのCockroachです。




Joey LongのRains Cameです。




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リンカン・トラヴィス・デイヴィス

 私は、Link DavisのLPを持っているはずだ、そう思って探しました。
 私の頭にあったのは、くすんだオレンジ地(?)のジャケットに、Link Davisの顔のアップというものでした。
 でも、目的のものは見つかりません。(…いつものことです)
 そして、ようやく発見したのが、持っていることさえ忘れていた、このアルバムでした。
 89年リリースの英Edsel盤です。


Big Mamou
Link Davis

Side One
1. Big Mamou (Davis)
2. Pretty Little Dedon (Davis)
3. Mamou Waltz (Davis, Davis)
4. Hey Garcon (Jones, Peeples)
5. Lonely Heart (Davis, Leaders)
6. Time Will Tell (Davis)
7. Gumbo Ya Ya (Everybody Talks At Once)(Tyler, Austell)
8. Falling For You (Davis, Davis)
Side Two
1. Crawfish Crawl (Arnaud, Davis)
2. Yo're Little But You're Cute (G.Tucker, L.Davis, B.Quinn)
3. Mama Say So (Edwards, Davis)
4. Every Time I Pass Your Door (Davis, Quinn)
5. You Show Up Missing (B.Aunaud, M.Aunaud)
6. Cajun Love (Lynn)
7. Kajalena (Glenn, Thomas)
8. Va T'cacher (Go Hide Yourself)(L.Davis, Arnaud, A.Conway)

 Link Davisをご存知でしょうか?
 本名、Lincoln Travis Davis
 彼は、1914年に、ダラスの東20マイル、ウィルズ・ポイントという小さな町で、8人兄弟の一人として生まれました。
 ローティーンのころから、二人の兄弟とグループを組んで音楽活動を始めたようです。

 そのスタイルは、ウエスタン・スイング、ヒルビリー、ケイジャン、ロカビリー、ロックンロール、ブルースなど、様々なルーツ・ミュージックに及んでいます。

 主にフィドルを演奏しているイメージがありますが、実はサックスの名手でもありました。
 50年代には、スタジオ・ミュージシャンとして、ヒット曲のバックでサックスをプレイしたこともありました。
 これらの多くは、ノークレジットだと思われ、真偽は不明ですが、ビッグ・ボッパーの「シャンタリー・レース」でのプレイは彼だと記している文章を見かけます。

 フィドルとサックスをプレイするというと、私などは、ロスト・プラネッツ・オブ・エア・メンのアンディ・ステインを連想します。
 彼もケイジャン・フィドルの名手であるとともに、サックス・プレイヤーでもありました。

 何しろ、カントリー系の曲では、美しいフィドルの音色でうっとりさせ、一方、ジャンプ・ブルースでは、サックスをブリブリと吹き鳴らして乗せまくります。
 ウエスタン・スイング系のバンドでは、重宝される存在ですね。
 
 実は、ステインの名前を出すまでもなく、リンク・デイヴィスの息子、リンク・デイヴィス・ジュニアもまた、複数の楽器を演奏するマルチ・プレイヤーでした。
 ダグ・クリフォードが制作した、ダグ・サームの名盤、Groovers Paradiseに参加して多才ぶりを見せていたのが、リンク・ジュニアでした。

 さて、このアルバムは、50年代前半に、コロンビア(オーケーを含む)に吹きこんだ曲をコンパイルしたものになっていて、編者には、レイ・トッピング、クリフ・ホワイトの名前がクレジットされています。

 リンク・デイヴィスという人は、スタジオのエースでもあったわけで、想像するところ、それこそどんな音楽でも、求められれば演奏した人だと思います。
 特に、このあとすぐにやってきた、ロックンロールの爆発の時代には、ロカビリーやロックンロールをやっただろうことは、容易に想像できることです。
 (この人には、Matchboxがカバーした"Sixteen Chicks"という曲があります。)

 事実この人は、テキサスの伝説的ギタリスト、ジョーイ・ロングらと、ブルースまでも吹き込んでいるようです。
 (もっとも、黒人版ケイジャンともいうべきザディコは、ブルースにとても近い存在ですので、不思議はないですが…。)
 そんな多彩なレパートリーを持つ人ではありますが、本アルバムでは、彼の最もパブリック・イメージに近いパフォーマンスばかりが詰め込まれています。

 曲調は、いわゆるケイジャン・ツー・ステップやウエスタン・スイング(本当は、この二つは分けられませんが…。)、歌は、クレオールなまり(?)たっぷりの(クリフトン・シェニエを連想させる)特徴あるスタイルです。

 本作の音を聴く限り、さほど大編成(ホーンが入ったビッグ・バンド)ではなく、ヒルビリー・バンドに近いような音に聴こえますが、ジャケット写真では、エレキ・ギター、スチール・ギター、サキソフォン、フィドルという、完全にウエスタン・スイング・バンドに見えます。
 当然、ドラムスが後ろに隠れていると思われます。

 おとなしめのサウンドと言う意味では、ハンク・トンプソンなどに近いイメージです。
 しかし、やはり特徴的なのは、ケイジャン音楽をルーツとしたサウンドです。

 代表曲"Big Mamou"は、私は完全にトラッドだと思い込んでいました。
 ここでは、リンク作となっており、他のアーティストのカバーでも同様のクレジットになっているようで、そうなのでしょう。
 もはや、ケイジャン・ソングの大スタンダードだと思います。
 「アー、ハッハッ、ホー、ハッハッ」といった囃し言葉も楽しい名曲です。
 ギャレット、サーム、テイラー・バンドも、クイーン・アイダをゲストに迎えてカバーしていました。

 私が、初めてケイジャン音楽を意識したのは、多分、80年代のダグ・サームのライヴ盤だと思います。(ついこの間のようにも思えますが、もう30年近くたってますね)

 最初の1曲は、「ジョリ・ブロン」だったと思います。
 この楽しいパーティ・ダンス・チューンの、一種独特のノリに、一発で虜になりました。

 ここには、そういった楽しい(ただし、主として英語圏向けの)ケイジャン・ミュージックが詰まっています。(ローカル・レーベルに録音したものはもっとフレンチ度が高いです。)
 その多くは、ウエスタン・スイングに取り込まれ、血となり肉となったと思います。

 私は以前から、ボブ・ウィルズとルイ・ジョーダンは、同じコインの両面だと思っていました。
 黒人音楽と白人音楽の違いこそあれ、ウエスタン・スイングとジャンプ・ブルースは、バンドの編成も似ていますよね。
 
 それでは、ホプ・ウィルズとリンク・デイヴィスの関係はどうでしょうか?
 ボブ・ウィルズは、ずっと後年になっても、ウェイロン・ジェニングスに「テキサスでは、ポブ・ウィルズが今でも王様だ」と歌われ、讃えられた人でした。
 リンク・デイヴィスのことを「ケイジャンのボブ・ウィルズ」と呼ぶと、彼は泉下で怒るでしょうか。

 さて、このアルバムは音がよく、とても聴きやすいです。
 ダンス・チューンはあくまでウキウキと楽しく、ワルツはひたすらメロデイックで美しく、素晴らしいです。
 そして、プレ・ロックンロール調の曲は、ポップで、かつ快調にスイングしています。

 本編集盤では、ケイジャン、ヒルビリー・スタイルのウエスタン・スイングが堪能できました。

 次は、ロカビリーや、ブルースを演奏するリンク・ディヴィスの別の面を聴きたいと思います。



Big Mamouです。




関連記事はこちら

沼地のフレンチ・ポップス


孤高のフィドリン・マン

 探し物をしていると、思いがけず出てきた目的外のものが気になって、どうもに仕方がなくなるときがあります。

 今回のアルバムもそんな1枚です。
 私がこのアルバムを聴くのは、おそらく20数年ぶりだと思います。


Hot Diggidy Doug
Doug Kershaw

Side 1
1. Cajun Baby : with Hank Williams Jr.
2. Louisiana
3. Jambalaya
4. I Wanna Hold You
5. Calling Baton Rouge
6. Toot Toot : with Fats Domino

Side 2
1. Boogie Queen
2. Just Like You
3. Louisiana Man
4. Mansion in Spain
5. Cajun Stripper
6. Fiddlin' Man 
 

 私は、ある頃からスワンプ・ポップが大好きになりました。
 そして、ヴィンテージ期のそういった音源を、熱に浮かされたように追っかけていた時期がありました。
 
 サウス・ルイジアナの音楽を追っていると、自然とザディコやケイジャンに行き着きます。
 Doug Kershawも、たどり着くべくしてたどり着いた重要アーティストの一人でした。

 DougとRustyによる兄弟デュオのヴィンテージ録音が第一の目的でしたが、勢いから、当時の最新のケイジャンにも関心を寄せていました。

 このアルバムは、ダグ・カーショウの89年リリースのソロ・アルバムで、ゲストとして、ハンク・ウイリアムズ・ジュニアとファッツ・ドミノが参加しているという、なかなか興味深い内容になっています。

 当時のことは、もう遠い記憶の彼方にあり、詳しいことは覚えていませんが、私がこのアルバムを入手しようとした第一の動機は、My Toot Tootの存在だったのだと思います。

 My Toot Tootは、このアルバムにもToot Tootとして収録されていますが、当時、南部でちょっとしたムーブメントを起こしていた、新たな南部アンセムともいうべき曲でした。

 50年代から活躍するザディコ奏者、ロッキン・シドニーのペンによる曲で、シドニー自身のヒット・バージョン(チープなピコピコ電子音サウンドの方です)を始め、多くのシンガーによって取り上げられた曲でした。

 シングル・オンリーだったジョン・フォガティ盤は、昨年、センターフィールドの25周年記念盤のボーナス・トラックとして、目出度く収録されました。
 ディープ・ソウルのデニース・ラセール盤もありました。

 そして多分、レコーディングされていなくても、南部のそこかしこのクラブで演奏されていたのだと思います。
 そう、丁度一時期のZ.Z.ヒルのDown Home Bluesのように。

 私がそういった興味からこのアルバムにたどり着いた可能性は高いです。
 
 今回久しぶりに聴いてみて、非常に聴きやすいアルバムだと感じました。
 これは、伝統的なスタイルの匂いをしっかりと残しつつも、完全にコンテンポラリー・ケイジャン・ミュージックとでも呼びたくなる音楽です。

 ロック世代のリスナーの耳にもすんなりと入ってくる、ポップで親しみやすいサウンドに仕上がっています。
 ゲストの一人、ハンク・ウイリアムズ・ジュニアは、デビュー当時こそ、ナッシュビル・サウンドからスタートしましたが、次第にロックに傾斜して、ついにはサザン・ロックに限りなく接近した人でした。
 
 彼のレパートリーには、レーナードのSweet Home Alabamaが何の違和感もなく存在していました。
 また、ディッキー・ベッツとの親交も深かったようです。

 サザン・ロックが衰退していったとき、カントリーのフィールドで受け入れていった土壌は、ハンク・ジュニアの当時の活動が、少なからず影響を与えていたのだと私は思っています。

 さて、このアルバムですが、とてもポップで、若い聴き手を意識したサウンドづくりでありながら、一方では、ピュアな伝統的スタイルのバックボーンの重みを感じさせてくれる優れた1枚だと思います。

 時代に合わせたように見せながら、深い芯の部分はゆるぎない、ある意味理想的なルーツ・ロックに仕上がっていると思います。

 ここては、デイヴ・エドマンズもやったLouisiana Manの新録音も聴くことができます。
 
 ダク・カーショウのボーカルは、青臭い鼻にかかったホンキーなスタイルではありません。
 あえて、例えれば、ジョニー・キャッシュを何音か高くしたようなボーカル・スタイルです。

 頑固で孤高、そういいたいです。
 ロンサムな雰囲気もたまりません。

 彼は自分でギターを爪弾き、フィドルを奏で、アコーディオンを弾いています。
 ダンス・チューンでは、最高にうきうきとさせてくれ、フォーキーなバラードでは、しっとりと心に染みいるようなボーカルを聴かせてくれます。

 私は、その後、ケイジャンよりもザディコへとより関心を移して言ったため、彼のその後を追うことはありませんでした。

 しかし、久しぶりに聴いたカーショウの音楽は、外から帰宅したばかりの私の冷たい身体と、疲れた心を優しく癒してくれました。

 入手当時はあまり重視していなかった、スローな曲も、今の私にはとてもしっくりきます。
 私は最近、遠いふるさとへの郷愁を歌ったボーダー・ソングを好んで聴いています。

 昔でいえば、カセット・テープに気になる曲を録りだめていったように、MP3プレーヤーにプレイリストを作っています。

 このアルバムの中からも、何曲か加えたいなと思っています。



Louisiana Man (Live at Farm Aid 1986)
by Doug Kershaw




関係記事はこちら

John Fogerty
マイ・トゥー・トゥー


沼地のフレンチ・ポップス

 前回、Clifton Chenierを久々に聴いて、すっかりザディコにはまりました。
私は、もっともっととの思いから、別のChenierのアルバムを探したところ、数枚のLPがポロポロと出てきて、多少の良しあしはありますが、総じて良い出来のものばかりなのに、すっかり気分を良くしました。

 そんななか、私はあるアルバムを発見して、自分が初めてザディコを好きになった時のことを思い出しました。

 そのきっかけとなったのは、Clifton Chenierではなく、別のアーティストでした。
それは、Fernest And The Thundersです。
 私は、思わず懐かしさと、当時の日々のことを思い出して、しばし手をとめてジャケットを眺めたのです。


Fenest And The Tunders

Side One
1.It's Alright
2.Mother Dear (Gene Morris)
3.Midnight Train (Fernest Arceneaux)
4.You Can Make It If You Try
5.Little Woman (Bobby Price)
6.Irene (J. D. Miller, B. Jolivette)

Side Two
1.My Girl Josephine (Domino, Barthoromew)
2.Lonely、Lonely、Nights
3.Zyedeco Boogoloo (Fernest Arceneaux)
4.Mean、Mean Woman (Bobby Price)
5.Little Rain Falling (Gene Morris)
6.Send Me Some Lovin' (Price, Marascalo)


 A面冒頭のImpressionsのカヴァー、It' Alrightは、私のフェイヴァリットの1曲です。当時私は、まだ原曲を聴いたことがなく、このFernest盤がきっかけで、シカゴ・ソウルの世界へと、足を踏み入れることになったのでした。

 今回、通して聴き返してみて、オリジナルも含めて、かなり良い出来のアルバムだと再認識したところです。
 Fats Dominoや、Earl KingLittle Richardのカヴァー、そしてRedbellyIreneなど、収録曲は粒ぞろいです。そして、当時はそれほど重視していなかったオリジナル曲も、今の私の耳には、かなりツボに近く、リラクゼーション効果大で、とても心地いいです。

 今現在の気分では、Mother Dearがいい感じです。
 こんな感じの曲です。
 どうでしょうか?



 そして、今回、ケイジャン、ザディコの定番曲、Big Mamouを題材に、やはり動画を作ってみました。
 Fernest And The ThundersにもBig Mamouという題名の曲があるのですが、別の曲であるため、今回題材に使ったのは、Link Davis盤です。
 そして、それにミックスしたのは、(私にとっては)当然、Garrett、Sahm、Taylor盤です。
 ゲストのQueen Idaも、涙がでるほど懐かしいです。




Note :

accodion : Fernest Arceneaux
drums : Clarence 'Jockey' Etienne
bass : Peter Helaire
guitar : Chester Chevallier
washboard : Dalton Arceneaux
keyboards : Kyle Jones, Lynn August
vocals : Gene Morris, Bobby Price, Fernest Arceneaux

Recorded by Crowley, La.
Release 1979




みたび家路へ

 今回は、前回をさらに引きずってI'm Coming Homeです。
本来なら、前回で終わるはずでしたが、今日、またも同名異曲を発見してしまったので、早速聴いたところ、曲もそうですが、収録アルバム全体が気に入りましたので、今回も同じネタで行きたいと思います。

 そのアルバムとは、Clifton Chenierの、その名もComin' Homeです。
うーむ、同名の曲は、まだあったわけです。まだまだあるかも知れません。


Comin' Home
Clifton Chenier

 この曲は、一応、Chenierの自作となっています。
さて、このアルバムを聴いて思ったのは、久しぶりにザディコを聴いたなあ、やっぱり伝統的なスタイルのザディコはいいなあ、ということでした。

 ウォッシュ・ボードでしょうか、カラカラ鳴る音が妙に気持ちいいです。
ザディコは、ウエスタン・スイングと同じく、完全にパーティ・ソングです。
 ダンス・チューンと言い直してもいいです。
 アップはもちろん、スローな曲も、チーク・ナンバーという感じで、しかも日本人好みの哀愁がたっぷりまぶされた雰囲気で、心の琴線に触れずにはいられません。

 問題のI'm Coming Homeがまさにそうで、このメロディと、鋼鉄の喉から発せられるメりスマの響きがたまりません。
 ライヴということもあって、ソウルの有名曲を連ねながら進行する流れが素晴らしいです。
ルイ・ジョーダンを好んでやっており、彼の影響力の大きさを改めて感じます。

1. Intro
2. We're Gonna Party
3. I Don't Know Lafayette
4. Keep A Knockin'
5. You Don't Call Me
6. Got Me Where You Want Me
7. What'd I Say
8. Caldonia
9. I'm Comin' Home
10. Kansas City
11. Chu Chu Boogie
12. Jole Blon
13. Night Time Is The Right Time
14. Let The Good Times Roll


 とりあえず、ChenierI'm Coming Homeをお聴き下さい。

  
 いかがでしたでしょうか?
 この空気感にはまりませんか? 私は、眼の前がミスト状態です。
 この世界にどっぷりつかって、俗世間を忘れて、至福の時を過ごすことが出来ました。

 ここで美しく終わるはずでしたが、私にとって、Clifton Chenierというと、連想する曲があって、その動画を作りたくなったので、少し夜更かししています。

 曲は、Release Meです。
 元歌は、Dolly Partonなんかもやっているカントリーですが、エスター・フィリップスを始め、リズム・アンド・ブルースに、カヴァーがわりとあります。

 今回は、ザディコのClifton Chenierで始め、テックス・メックスのAugie Meyersから、ディープ・ソウルのJohnny Adamsにつなぐ構成にしました。
 楽しんでいただければ良いのですが…。





   
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